令和6年度用 
高等学校家庭科用教科書

高校生一人ひとりが,生活を創る主人公になろう高校生一人ひとりが,生活を創る主人公になろう
  • 鈴木真由子
    (大阪教育大学)

    監修

  • 野中美津枝
    (茨城大学)

    監修

書名に込めた思い

この書名には,毎時間の学習内容を自分の生活や人生に結びつけ,
自らマネジメントする力をつけてほしい,そんな願いを込めました。

表紙に込めた思い

卒業してからも,この教科書を暮らしのガイドブックとして,ずっと手元に置いてほしい,
一人暮らしでこまったとき,世の中にあふれる情報の中で,
何を信じていいのかわからなくなったとき,悩んだとき,
もう一度手にとって読み返してほしいという思いを込めて,魅力的なデザインをめざしました。

家庭科で育成すべき資質・能力の3の柱と
大修館の教科書で育てたい5の力

  1. 基礎・基本を身につけ,活用できる力を身につけるために
    授業の全体像をつかみやすい構成
    基本構成1項目=見開き2頁が基本です(例外もあります)。
    レイアウト本文頁と資料頁に分け,授業の全体像をよりつかみやすくしました。
    各学校のカリキュラム・マネジメントの実現に合わせた授業計画も立てやすくなっています。
    家庭科の生活の営みにかかわる見方・考え方の明示
    見え方・考え方の視点4つの観点のうち,関連の深いものを目立たせています。
    自学自習でも理解しやすい本文
    側注がなくても,本文を読めば理解できるわかりやすい文章を実現しました。
    誰にとっても読みやすいユニバーサルデザインの紙面
    項目や見出しパッと目に入るデザイン
    使用書体可読性の高い書体
    グラフ正確に読み解ける配慮
    ふりがな日本語になじみのない場合にも配慮し,小学校で学習する漢字も含め,多め

    章末の振り返り学んだ内容を確認できるチェックシートを各章末に設けました。

  2. 生活者として,実践できる力を身につけるために
    学習内容を自分に引き寄せられるしかけ
    各章扉学習項目で,意識してほしいこと,考えてほしいことを生徒に問いかける形式で投げかけます。(図1)
    学習項目のタイトル学ぶ中身が,一目でわかります。学習指導要領上の該当部分も併記しています。
    導入課題日々の生活の中やその延長から考えられるような課題です。学習項目と日々の生活をリンクさせます。
    本文見出しを追うことで,流れがつかみやすい構成です。
    「あなたは」「私は」などを使い, 生徒自身に 語りかけます。

    (図1)各章扉

  3. 問題を見つけ,解決できる力を身につけるために
    主体的・対話的で深い学びを後押しする紙面構成
    A4判の大きな紙面面積比で約1.3倍(B5判比)約1.2倍(AB判比)の紙面を確保しました。
    各学習項目すべての冒頭に導入課題を入れた上で,理解に十分な本文の量と資料の量を確保しています。
    豊富で見やすい資料本文の理解を助け,導入課題への取り組みにも役立つ資料が豊富です。
    さまざまなコラムやLet's Active learning生徒一人ひとりでも,教室全体でも,グループ活動でも,
    さまざまな使い方ができる題材を豊富に設置しました。
    キャラクターを配置各項目に配置したキャラクターが発問や参考になるコメントをつぶやきます。
    キャラクターの言葉は,そのまま高校生が自分のこととして,受け止めることができます(下記は一部です)。
    • マスターくん

      博覧強記。湯水のごとく知恵や知識が湧き出る。秀逸なヒントも次々に繰り出す。水の多い惑星からやってきたのかも?

    • かまどさま

      日本人の食事に欠かせないお米を炊くかまどの化身。いつも穴の中からみんなの平和を見守っている。
      お茶目で冗談大好き。怒ると
      真っ黒なススを吐き出す。

    • ハウスくん

      家の形をしたのんびり屋さん。ぼ~っとしていて動きは鈍いが,その分がんじょう。いつもマイペース。

    バリエーション豊かな実践課題学習を深く掘り下げるSkillup,活用する力を育てる演習にTryなど,実践課題が豊富です。

  4. 自らの生活を創造し,続けていける力を身につけるために
    「第1章 生活マネジメント」からはじまり
    「最終章 生活をデザインする」へとつながる教科書の構成
    章タイトルに 「 マネジメント 」
    習得した知識・技能を 活用して,「生活をマネジメントする」ということに踏み込んで
    考えてもらうことをめざしました(内容によりマネジメントをつけていないものもあります)。

    各章末のお仕事紹介各章の学びが,家庭生活,産業,社会につながっていることを実感できます。

  5. 共に生き,未来をつくる力を身につけるために
    持続可能な社会構築の視点
    高校家庭科の目標は世界がめざすSDGsにつながっています。
    各学習内容がSDGsのどれにつながっているのかをわかるようにしています。
    社会の一員としての役割と,未来を意識できる工夫
    高校生が社会の一員としてできること,未来をつくる一員であることを意識できる中身が豊富です(一例)。

学習指導要領との対照表

A 人の一生と家族・家庭及び福祉
家庭総合(4 単位)学習指導要領の内容
(1) 生涯の生活設計
ア 次のような知識及び技能を身に付けること。
(ア)人の一生について,自己と他者,社会との関わりから様々な生き方があることを理解するとともに,自立した生活を営むために,生涯を見通して,生活課題に対応し意思決定をしていくことの重要性について理解を深めること。
(イ)生活の営みに必要な金銭,生活時間などの生活資源について理解し,情報の収集・整理が適切にできること。イ  生涯を見通した自己の生活について主体的に考え,ライフスタイルと将来の家庭生活及び職業生活について考察するとともに,生活資源を活用して生活設計を工夫すること。
Creative Living『家庭総合』で生活をつくろう構成・内容
第1章 生活のマネジメント
1. 生涯,発達し続ける/2. 意思決定を重ねてつくる人生/3. どんな生き方をする?
Skill up: 月の予算を立ててみよう/演習にTry:人生を見通してみよう
最終章 生活をデザインする
演習にTry:なりたい私になろう
A 人の一生と家族・家庭及び福祉
家庭基礎(2単位)学習指導要領の内容
(1) 生涯の生活設計
ア 人の一生について,自己と他者,社会との関わりから様々な生き方があることを理解するとともに,自立した生活を営むために必要な情報の収集・整理を行い,生涯を見通して,生活課題に対応し意思決定をしていくことの重要性について理解を深めること。
イ 生涯を見通した自己の生活について主体的に考え,ライフスタイルと将来の家庭生活及び職業生活について考察し,生活設計を工夫すること。
Creative Living『家庭基礎』で生活をつくろう構成・内容
第1章 生活のマネジメント
1. 生涯,発達し続ける
2. 意思決定を重ねてつくる人生
3. どんな生き方をする?
演習にTry:人生を見通してみよう
最終章 生活をデザインする
演習にTry:なりたい私になろう

Q&A

Q新しい学習指導要領で重要視している視点は,教科書でどのように生かされていますか?

●新しい時代を生きる子どもたちに必要な資質・能力=知識及び技能,思考力・判断力・表現力,学びに向かう力・人間性等

大修館の教科書では,章の構成,紙面構成,課題頁など,あらゆる部分で3つの柱が身につくように工夫しています。

●学習対象として「空間軸」「時間軸」の視点の明確化

空間軸の視点-個人(自己)から社会へと学習の視野を拡げていく捉え方
高校では地域社会や地球規模で発生している課題にも対応していくため,学習内容や課題等で,それらを意識できるように構成しています。
時間軸の視点-過去(これまで)から将来(これから)へと学習を見通す捉え方
生涯にわたるライフスタイルについてキャリアデザインとも関連させています。

Q家庭科の「見方・考え方」は,教科書でどのように生かされていますか

●教科書紙面上に4つの視点を明示しました

家庭科では,協力・協働,健康・安全・快適,生活文化の継承・創造,持続可能な社会の構築の4つの視点が深い学びの鍵として示されました。4つの視点は,相互に関わり合い,すべての内容に関わりますが,特に関連の深いものについて,見開き2頁の学習内容ごとに,色を濃くして明示しました(図参照)。ご授業に合わせてアレンジしてお使いください。

QSDGsについては,どのように扱っていますか

●教科書紙面サイドにSDGsの17の目標のマークを明示しました

17の目標のマークのうち,学習内容に関連の深いものについて,色をつけています。教科書を開くたびにその学習内容を学ぶ意義を感じ,世界が取り組んでいるSDGsであることを認識できるようにしました。

●各学習項目内で扱っています 

SDGsそのものはもとより,SDGsの17の目標達成のために,高校生が未来をつくる一員であることを意識し,社会の一員としてできることを考えられる内容を盛り込みました。

●実践課題Skill upで扱っています

SDGsの実践を意識できる頁を設けました。

Q小中高家庭科の関連性(学習のつながり)はどのようになっていますか?

●学びの系統性が一層重視されました

小中高で統一された内容項目で学習内容が整理されました(表)。高校では,ABCに加え「Dホームプロジェクトと学校家庭クラブ活動」が設定されており,この中身は小学校ではAに中学校ではABCに,それぞれ「生活の課題と実践」として位置づけられています。

●小→中→高と学びが広がります

小学校では家族の一員として生活をよりよく,中学校では生活の自立に必要な知識・技能,高校では生涯にわたるライフステージに必要な知識・技能へと発展し,さらによりよい社会の構築に向けて,家庭生活から社会へと学びが広がります。教科書の口絵では,小中の学習をどのように発展させて高校で学ぶのか,その関連性を一覧表に示しました。

Q小中の学びを経て,高校ならではの学習を,どのように取り扱っていますか?

●社会を構成する一員,未来をつくる担い手としての役割を考えます

どの学習内容においても,高校では,それまで学び,積み上げてきた知識や技能を生かすだけでなく,社会を構成する一員として,また未来をつくる担い手として,何ができるのか,どんな視点が必要なのかを考える内容を盛り込んでいます。

●自分の将来を見通して生涯の生活設計を立てることをめざした章構成です

「第1章 生活マネジメント」ではじまり,「最終章 生活をデザインする」へとつながる構成にし,章タイトルにはできる限り「マネジメント」という言葉を入れました。習得した知識・技能を活用して「生活をマネジメントする」ということに踏み込んで考えてもらうことをめざしました。

●学習内容の章ごとにお仕事紹介を掲載しています

高校生は将来の職業までは,なかなかイメージですることができません。教科書では,学習内容の章ごとにお仕事紹介を掲載し,家庭科の学びが高校での授業で終わるのではなく,家庭生活,産業,社会につながっていることを実感できるようにしています。

Q主体的・対話的で深い学びのために,教科書では,どのような対応をしていますか

●学習項目の冒頭に課題を設けています

A4判の大きな紙面を生かし,冒頭に導入課題を設けました。学習内容を自分に引き寄せ,思考をうながします。また,日々の生活を考えるトレーニングにもつながります。

●見やすい資料が豊富です

本文の理解を助け,導入課題への取り組みにも役立つ資料をA4判の紙面を生かして,豊富にご用意しています。

●用途が多彩なコラムやLet'sActiveLearning

生徒一人ひとりでも,グループ活動でも,教室全体でも,さまざまな使い方が可能です。

●実践課題のバリエーションが豊富です

学習を深く掘り下げるSkillup,活用する力を育てる演習にTryなど,実践課題を豊富にご用意しました。

●デジタル教科書

学びを深める動画や資料,課題など,デジタルの特徴とよさを生かした教材をご用意しています。

Q2022年から,成年年齢の引き下げがスタートします。どのように対応していますか

●第2章 青年期の課題と自立

18歳で成年年齢となることに触れ,Let'sActiveLearning「自立に向けて」において,社会的におとなとなることを考えさせています。

●第8章 経済生活のマネジメント

「4 18歳で変わる消費生活…消費と契約…」として,未成年と成年では法律上の責任が変わることを契約の重要性とからめて扱っています。
「8 消費者の自立を支援する…消費者保護の法律としくみ…」として,消費者被害の未然防止に関する内容を扱っています。

Q日本の伝統的な生活文化の継承や創造についてはどのように対応していますか

●特設ページ「生活文化を継ぐ・つくる」を設けました

衣食住それぞれに関して,これまで引き継いできた文化と新たに生み出され,つくられている文化について紹介しています(住生活については,家庭総合のみ)。

●衣食住分野において,学習項目を設けました

「日本の食文化”WASHOKU"…日本と世界の食文化…」(家庭総合のみ)「和服を着たことある?…日本と世界の衣文化…」(家庭総合のみ)「日本の住文化を知ろう…住文化の継承/創造…」を設けました。

Qカリキュラム・マネジメントに役立つ構成になっていますか?

●紙面から中身をつかみやすくしています

1項目=見開き2頁で基本的に構成し,本文頁と資料頁に分けて構成しているため,本文および資料の量と中身が一目でわかります。

●授業の全体像をつかみやすくしています

タイトルは,該当項目で何を学ぶのかが,ストレートにつかむことができます。同時に,学習指導要領上の表現も併記しています。見出しを追えば,本文の流れがわかるように設計しています。

●年間計画やシラバスをご用意しています 

「大修館クラウド」に編集可能なデータをご用意しますので,ダウンロードしてご活用いただくことができます。

Q教育のICT化には,どのように対応していますか

●教科書の随所にQRコードを設けました

タブレットなどを活用してウェブサイトにアクセスすることで,さらに学習を深めたり広げたりすることができます。また,動画も収載しました。
一覧はこちらから
サイトはこちら

●デジタル教科書をご用意しています

教科書と同じ内容に,学習を支援する基本機能を加えた「デジタル教科書」や、「デジタル教科書」にワークシートや動画などの増補教材を追加した「デジタル教科書+教材」を発行します。
デジタル教科書サイトはこちら

指導書・副教材

指導書 教師用指導書

授業展開頁と本文・資料解説頁から構成。年間計画やシラバスも収載。

教科書解説朱書き編

教科書紙面上に,指導のポイントをコンパクトに解説。

評価問題例集

教科書に準拠した基本的な問題を収載。

各種加工用素材データ
(大修館クラウドより
ダウンロード可能)

●教科書関連の素材
(各種ワークシートや本文など)
●授業用パワーポイント
●学習ノート
●評価問題例集
●シラバス
●年間計画 等

デジ教 デジタル教科書

指導者用/学習者用/学習者用+教材

副教材 教科書準拠学習ノート

教科書にそった課題を設定。解答付き

指導書 教師用指導書

授業展開頁と本文・資料解説頁から構成。年間計画やシラバスも収載。

教科書解説朱書き編

教科書紙面上に,指導のポイントをコンパクトに解説。

評価問題例集

教科書に準拠した基本的な問題を収載。

各種加工用素材データ
(大修館クラウドより
ダウンロード可能)

●教科書関連の素材
(各種ワークシートや本文など)
●授業用パワーポイント
●学習ノート
●評価問題例集
●シラバス
●年間計画 等

デジ教 デジタル教科書

指導者用/学習者用/学習者用+教材

副教材 教科書準拠学習ノート

教科書にそった課題を設定。解答付き

資料ダウンロード

編集趣意書
配当時間・年間計画例
シラバス
検討の観点と内容特色

①内容の選択・程度

学習指導要領の教科の目標を達成するため必要な教材
基礎的・基本的事項の理解や習得のため適切な配慮

○学習指導要領や教科の目標を踏まえ,人間の生涯発達を理解するとともに,人生を見通して生活を設計する力,生活観の確立,男女共同参画社会の実現,生活者・地球市民としての自立や共生,生活課題を見いだし解決する能力等の育成をめざした,時代の要請にあった教科書である。
○高校生の発達段階を踏まえ,基礎的・基本的内容から発展的内容まで,丁寧に記述されている。
○重要なキーワードは太字に,読みにくいと思われる漢字も含め,多目にルビがふられており,生徒の理解・習得を助ける配慮がされている。
○生活を主体的に創造し,継続していくために必要な知識・技術を総合的・体系的に学習できる,バランスのよい内容構成となっている。
○生徒の日常やその延長から学習内容を展開し,学習への興味・関心が高まる内容構成となっている。
○各所に,実践課題「Skill up 」「演習にTry」「Let’s Active Learning!」等が提示され,生徒が理解した知識を活用し,習得できるように配慮されている。 
○章末に「振り返ってみよう」が設けられ,学習内容の振り返りや,理解度を確認できるよう配慮されている。
○調理実習は,各栄養素と食品の関係について,調理性と関わらせて理解できることをめざした単品調理と調理実験を取り上げた。また,基礎的・基本的な調理技術の習得と主食,主菜,副菜,汁ものと栄養素,食品の関係をつかんで実生活に生かせるようになることをめざし,献立実習としてさまざまなシーンに応じた題材を取り上げた。
○被服実習は,無理なく実習できる平面構成・立体構成を,それぞれ多様な実態に合わせて展開できる題材を取り上げ,わかりやすく記述されている。→家庭総合のみ
○口絵⑨にSDGsの解説を入れるとともに,各奇数ページに「関連するSDGs」を示し,学習内容との関連を理解できるようにしている。

②組織・配列・分量

学習指導を有効に進めるための組織・配列・分量

○学びやすい見開き完結型教科書である。
○柔軟な授業計画が立案しやすく,内容・分量に偏りがないバランスのよい構成となっている。
○本文ページと資料ページにまとめられていることで,学習内容がつかみやすい構成となっている。
○各節のタイトル下には導入課題が配置されており,生徒が学習内容を自分に引き寄せて考えられるよう配慮されている。
○口絵④には,小学校・中学校と高等学校の学習のつながりが示されており,小中高の学習の接続に配慮されている。
○第1章「生活のマネジメント」で生涯の生活設計の必要性を扱い,最終章「生活をデザインする」において改めて家庭科の学習のまとめとして,将来の生活にどう生かしていくかを考えられる構成となっている。

③表記・表現および使用上の便宜

学習意欲を高めるための配慮
用語・記号の取り上げ方、および記述の仕方/造本上の配慮

○見やすいレイアウトと明るい配色で,学習内容がつかみやすく,楽しく学習が進められる。親しみやすいキャラクターを配置し,生徒の学習意欲を引き出す工夫をしている。わかりやすい図やグラフ,臨場感のある写真を豊富に盛り込み,生徒の理解を助けるだけでなく,興味・関心を高めることができる。
○各節のタイトルは,生徒が理解しやすく,学習内容がひと目でつかめる表現としている。
○教科書本文には,側注を使用せず,本文を読めば理解できる表現になるよう配慮している。
○導入課題の解決や教科書本文の理解を助け,より深められる資料が豊富に掲載されており,教科書で基本的な学習を進めることができるよう,配慮されている。
○巻頭巻末口絵( ⑥~⑨,⑮~⑰),「生活文化を継ぐ・つくる」など,家庭科の学習を踏まえ,社会の一員としての役割を意識できるよう配慮されている。
○A4判の紙面の大きさを生かし,各節に導入課題を設けるとともに,学習内容の理解に足りる本文と資料の量が確保されている。
○目にやさしい白色の裏移りしない紙を使用し,耐久性のある製本がほどこされた書籍となっている。

④その他

①~③以外の観点
総合的な観点

○各分野を消費者の視点でみる課題を設定し,消費生活を多面的・横断的に取り上げている。[例:Skill up「身近な相談窓口を知っておこう」]
○生涯を通して確かな生活を築くために必要な経済計画について多面的・具体的に取り上げている。[例:演習にTry「ライフプランを立てよう」]
○学習する分野に関連する職業を紹介し,職業について具体的に考られるようにしている。[各章末「お仕事紹介」]
○新生児から小学校就学ごろまでの子どもの発達について写真やイラストとともに全体像がわかりやすくまとめられている。
○生活を主体的に創造し,継続していくために必要な知識・技術を総合的・体系的に学習できる,バランスの良い内容構成となっている。また実践的・体験的に学べるよう工夫されている。
○総授業時数10分の5を実験・実習に配当するという,家庭科の特色である実践的・体験的学習を助ける,実践課題(実習・実験・課題・資料)等が豊富に掲載されている。

編集趣意書
配当時間・年間計画例
シラバス
検討の観点と内容特色

①内容の選択・程度

学習指導要領の教科の目標を達成するため必要な教材
基礎的・基本的事項の理解や習得のため適切な配慮

○学習指導要領や教科の目標を踏まえ,人間の生涯発達を理解するとともに,人生を見通して生活を設計する力,生活観の確立,男女共同参画社会の実現,生活者・地球市民としての自立や共生,生活課題を見いだし解決する能力等の育成をめざした,時代の要請にあった教科書である。
○高校生の発達段階を踏まえ,基礎的・基本的内容から発展的内容まで,丁寧に記述されている。
○重要なキーワードは太字に,読みにくいと思われる漢字も含め,多目にルビがふられており,生徒の理解・習得を助ける配慮がされている。
○生活を主体的に創造し,継続していくために必要な知識・技術を総合的・体系的に学習できる,バランスのよい内容構成となっている。
○生徒の日常やその延長から学習内容を展開し,学習への興味・関心が高まる内容構成となっている。
○各所に,実践課題「Skill up 」「演習にTry」「Let’s Active Learning!」等が提示され,生徒が理解した知識を活用し,習得できるように配慮されている。 
○章末に「振り返ってみよう」が設けられ,学習内容の振り返りや,理解度を確認できるよう配慮されている。
○調理実習は,各栄養素と食品の関係について,調理性と関わらせて理解できることをめざした単品調理と調理実験を取り上げた。また,基礎的・基本的な調理技術の習得と主食,主菜,副菜,汁ものと栄養素,食品の関係をつかんで実生活に生かせるようになることをめざし,献立実習としてさまざまなシーンに応じた題材を取り上げた。
○口絵⑨にSDGsの解説を入れるとともに,各奇数ページに「関連するSDGs」を示し,学習内容との関連を理解できるようにしている。

②組織・配列・分量

学習指導を有効に進めるための組織・配列・分量

○学びやすい見開き完結型教科書である。
○柔軟な授業計画が立案しやすく,内容・分量に偏りがないバランスのよい構成となっている。
○本文ページと資料ページにまとめられていることで,学習内容がつかみやすい構成となっている。
○各節のタイトル下には導入課題が配置されており,生徒が学習内容を自分に引き寄せて考えられるよう配慮されている。
○口絵④には,小学校・中学校と高等学校の学習のつながりが示されており,小中高の学習の接続に配慮されている。
○第1章「生活のマネジメント」で生涯の生活設計の必要性を扱い,最終章「生活をデザインする」において改めて家庭科の学習のまとめとして,将来の生活にどう生かしていくかを考えられる構成となっている。

③表記・表現および使用上の便宜

学習意欲を高めるための配慮
用語・記号の取り上げ方、および記述の仕方/造本上の配慮

○見やすいレイアウトと明るい配色で,学習内容がつかみやすく,楽しく学習が進められる。親しみやすいキャラクターを配置し,生徒の学習意欲を引き出す工夫をしている。わかりやすい図やグラフ,臨場感のある写真を豊富に盛り込み,生徒の理解を助けるだけでなく,興味・関心を高めることができる。
○各節のタイトルは,生徒が理解しやすく,学習内容がひと目でつかめる表現としている。
○教科書本文には,側注を使用せず,本文を読めば理解できる表現になるよう配慮している。
○導入課題の解決や教科書本文の理解を助け,より深められる資料が豊富に掲載されており,教科書で基本的な学習を進めることができるよう,配慮されている。
○巻頭巻末口絵( ⑥~⑨,⑮~⑰),「生活文化を継ぐ・つくる」など,家庭科の学習を踏まえ,社会の一員としての役割を意識できるよう配慮されている。
○A4判の紙面の大きさを生かし,各節に導入課題を設けるとともに,学習内容の理解に足りる本文と資料の量が確保されている。
○目にやさしい白色の裏移りしない紙を使用し,耐久性のある製本がほどこされた書籍となっている。

④その他

①~③以外の観点
総合的な観点

○各分野を消費者の視点でみる課題を設定し,消費生活を多面的・横断的に取り上げている。[例:Skill up「身近な相談窓口を知っておこう」]
○生涯を通して確かな生活を築くために必要な経済計画について多面的・具体的に取り上げている。[例:演習にTry「ライフプランを立てよう」]
○学習する分野に関連する職業を紹介し,職業について具体的に考られるようにしている。[各章末「お仕事紹介」]
○新生児から小学校就学ごろまでの子どもの発達について写真やイラストとともに全体像がわかりやすくまとめられている。
○生活を主体的に創造し,継続していくために必要な知識・技術を総合的・体系的に学習できる,バランスの良い内容構成となっている。また実践的・体験的に学べるよう工夫されている。
○総授業時数10分の5を実験・実習に配当するという,家庭科の特色である実践的・体験的学習を助ける,実践課題(実習・実験・課題・資料)等が豊富に掲載されている。

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九 州

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