阿辻 哲次京都大学名誉教授
いくつかの漢和辞典が電子機器で使えるようになり、漢字をめぐる学習と研究環境が格段に便利になるにつれて、「でも大漢和だけは無理だろうなぁ」という、あきらめに近い声が随所から起こっていた。「待望」という語くらいでは表現できない快挙である。
2023.08.07 | 「語彙検索アップデーター」発売のお知らせ本商品は2023年8月7日(月)に発売となりました。購入をご検討いただけますと幸いです。 引き続き「大漢和辞典デジタル版」並びに小社大修館書店をご愛顧くださいますようよろしくお願い申し上げます。 |
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2023.07.26 | 「語彙検索アップデーター」発売日変更のお知らせ本商品は7月31日(月)発売に向け開発を進めておりましたが、諸般の事情により、発売日を8月7日(月)へ変更させていただきます。お待たせすることになり大変申し訳ございません。 引き続き「大漢和辞典デジタル版」並びに小社大修館書店をご愛顧くださいますようよろしくお願い申し上げます。 |
2023.06.30 | 「語彙検索アップデーター」予約受付開始大漢和デジタル版に、語彙(熟語)検索機能を追加するアップデーターをご用意しました。詳細はこちらをご覧ください。 |
2022.03.15 | 動作環境について動作環境を更新しました。Windows11を追加し、Windows7を削除しました。 |
2020.04.08 | 「大漢和辞典デジタル版」の今後の取扱いについて紀伊國屋書店による発表の通り、「大漢和辞典」は2021年春に「ジャパンナレッジLib」の追加コンテンツとしてリリースされることになりましたが、「大漢和辞典デジタル版」は来春以降もこれまで通り販売を継続してまいります。今後は、教育・研究機関や図書館といった法人のお客様は「ジャパンナレッジLib」の契約を、個人のお客様は引き続き「大漢和辞典デジタル版」の購入をご検討いただけましたら幸いに存じます。 引き続き「大漢和辞典デジタル版」及び小社大修館書店をご愛顧賜りますようお願いを申し上げます。 ※紀伊國屋書店からのプレスリリースはこちらをご覧ください。 |
いくつかの漢和辞典が電子機器で使えるようになり、漢字をめぐる学習と研究環境が格段に便利になるにつれて、「でも大漢和だけは無理だろうなぁ」という、あきらめに近い声が随所から起こっていた。「待望」という語くらいでは表現できない快挙である。
諸橋轍次博士畢生の大著である『大漢和辞典』が「デジタル版」として刊行される事に無上の喜びを感じます。時代の要請に応え、学術研究に携わる方は勿論の事、広く一般の方々にとっても“大漢和” を身近なものとし、日本文化形成の母体ともいえる漢字文化に触れることができる絶好の機会ではないでしょうか。
「諸橋大漢和」は黄金です。きわめて価値高く、これなくして東洋文化を、いや、文化そのものを語ることはできません。しかし黄金です。きわめて重く、机の上に広げるのも楽ではありません。それが一挙に解決されるデジタル時代がやってきました。新しい検索機能は、さらに黄金の価値を高めています!!
漢和辞典、漢字字典はあまた編纂されてきたが、今なお『大漢和辞典』にしかない漢字や字義、熟語や解釈などが随所で見付かる。1万頁を優に超える偉容がそのままUSB媒体に収められ、しかも様々な検索まで可能となった。この待望の電子化により、新たな価値と魅力まで見出されるに違いない。
かの『大漢和辞典』がついにデジタル化されるという。1960年の刊行より半世紀以上にわたって東洋学の発展を支えてきたlexiconが、新たなメディアで甦ることは、東洋文庫にとっても喜ばしい。パソコンの内に深遠な文字の宇宙を探索する一時は、心おどる体験となるだろう。
パソコンで使いやすいよう工夫が凝らされたデジタル版によって、諸橋轍次先生の偉業の重みが、時代を超えてますます伝わってくる。漢字を調べるのももちろん楽しいが、地の色と文字の色をさまざまに選べる機能が目に優しくとってもおしゃれ。あれこれ色を変えては、うっとりと漢字に見入ってしまいます。
引きやすい検索機能※検索対象は親字のみです。
読みやすいページビューア
調べやすいジャンプ機能
使いやすいカスタマイズ機能
修訂第二版:B5判・上製・函入・総計約18,000ページ
本体=各17,600円(税込)
全15巻セット=264,000 円(税込)