体育科教育2023年6月号

特集:ICTの活用で体育の学びの質を高める/小特集:U30体育論議

体育科教育2023年6月号
ジャンル 雑誌 > 体育科教育
出版年月日 2023/05/12
判型・ページ数 B5・80ページ
定価 913円(本体830円+税10%)
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内容

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体育授業で日常的にICTが活用されるようになってきている。今後はこれまでの実践事例を整理して、より効果的なICTの活用のあり方を探っていく段階にきていると言える。ところで、今次の学習指導要領における最大のキーワードである「主体的・対話的で深い学び」とは、学びの質的な改善を促す視点である。であるとすれば、体育の学びの質的向上に向けてICTはいかに活用できるのか、また、そのような学びを見取り価値づけるためにICTをどう活用できるのかなどといった観点からICT活用の効果が検討される必要がある。

<目次>
[口絵]からだが遊ぶ教育論「マスク世代」の子どもに体育は何ができるか(為末 大・明和政子)
[巻頭エッセイ]情報活用能力を育む体育のICT活用(小林祐紀)

特集 ICTの活用で体育の学びの質を高める

ICT活用の現在地─SAMRモデルを用いた授業実践の整理の仕方(三井一希)
体育の学びに活かすデータの集め方、整理・分析の仕方(徐 広孝)
ICT活用指導力を備えた体育教師をどう養成するか(濱本想子)
体育ICT活用の「できない」を解消するために(五十嵐太一)
「学びとる」体育授業にICTはどう活用されているのか(藤本祥太)
スマートウォッチを活用してランニングの快さを獲得する(水原 豊・小松恒誠)
VRバドミントンは体育の学びをどう変容させるのか(瀬和真一郎)
未来の体育授業を構想する─非同期型遠隔授業の試み(熊野昌彦)

小特集 U30体育論議

〈座談会〉「多様性ネイティブ」がこれからの体育をデザインする(山崎和人・草津晃平・小山紗知・梅村拓未)

[連載]
●体育教師がいま読むべき1冊/授業づくりの深め方(吉岡克樹)
●体育を「てつがく」しよう!/「遊び」を「てつがく」する:「ふれる」との隠れたつながり(坂本拓弥)
●スポーツ記者の目/暴力発覚相次ぐバレーボール。協会が示す暴力撤廃へのアクション(中小路徹)
●保健授業の改革ヴィジョン/経験と身体がつむぎだす言葉の可能性(七木田文彦)
●体育における教師と子どものウェル・ビーイング/日本社会に根差したウェル・ビーイングの在り方(梅澤秋久)
●スポーツの今を知るために/IOCの組織としての良識と良心が問われるロシアとベラルーシへの対応(鈴村裕輔)
●私の体育教師論/子どものための体育授業─理論と実践が結びついたとき(安達光樹)
●からだが遊ぶ教育論/「マスク世代」の子どもに体育は何ができるか(為末 大・明和政子)
●風速計/ベースボールの普及活動(谷口輝世子)
●見方・考え方を鍛える体育の授業づくり/
 教科内容の捉え直しによる保健の教育課程(カリキュラム)の編み直し(野津一浩)
●スポーツ「新・職人」賛歌/スポーツ専門カメラマンの草分け的存在・岸本健さんを偲ぶ〈松原茂章〉(岡 邦行)
●エッセイ/いつもと違う春、だからこそ(内田雄三)

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