体育科教育2020年11月号

特集:いま、ボールゲームで何をする?

体育科教育2020年11月号
ジャンル 雑誌 > 体育科教育
出版年月日 2020/10/14
判型・ページ数 B5・80ページ
定価 913円(本体830円+税10%)
購入

内容

新型コロナウイルス感染予防の観点から、ボールゲーム領域は、他領域と比較して実践するためのハードルが高い。しかし、ボールゲームは、通常時であれば学校体育のカリキュラムの小さくない割合を占めていた領域であり、また子どもたちからの人気が高い領域でもある。そう考えると、厳しい制限のなかでもどのようなかたちであれば実践可能かを模索することが求められているのではないか。さらには、このような状況だからこそむしろ、なぜボールゲームは学校体育の一領域としてここまで不動の地位を確立してこられたのかといったことを見つめ直す契機にしたい。

<目次>
[口絵]優れた体育授業を観る・創る 動物ランドへレッツゴー!(細越淳二)
[巻頭エッセイ]ボール運動の特性と授業のコンセプト(岩田 靖)

特集:いま、ボールゲームで何をする?

身体運動としてのボールゲーム(山本裕二)
「遊び」としてのボールゲームと体育学習(田中 聡)
ボールゲーム領域の取扱いに関する留意点(塩見英樹)
コロナ禍におけるボールゲームの単元配列のポイント(野口由博)
ボールゲームの動きの向上を目指すコーディネーショントレーニング(泉原嘉郎)
オンライン─オフラインを融合したボールゲームの授業づくり(今井茂樹)
コロナ禍でもできる陣取り型教材「SHOOTING BALL」(村上雅之)
新型コロナウイルス対策下で実施した手打ちソフトボール(藤井豊康)
「密」になりにくいベンチャースポーツを体育の教材に!(日野川英佑)
eスポーツで球技を学ぶ!?(元安陽一)
〈ボールゲームの授業研究を止めない!〉
コートの工夫をしたゴール型(タグラグビー)の授業(亀竹敏樹)

[連載]
●風速計/新型コロナウイルスと転校(谷口輝世子)
●スポーツの今を知るために/注目されるスポーツ庁長官としての室伏広治氏の手腕(鈴村裕輔)
●体育教師のためのアドラー心理学/称賛による指導(村瀬浩二)
●アクションリサーチを活用した保健授業/
 主体的で深い学びに導く中学校のたばこ授業プロジェクト(2)(藤原昌太・長岡知・竹内寿郎・佐藤千恵子)
●体育教師のインプット・アウトプット術/
 先輩の話は、後輩にとって「武勇伝」で終わるのか、インプットになるのか(永末大輔)
●体育授業のプラットフォーム/場の工夫で子どもがかっこよくなる(佐藤善人)
●口絵解説/動物ランドへレッツゴー!(細越淳二)
●スポーツ記者の目/先達の力(木ノ原句望)
●あの人とスポーツ/佐々木新七(西村博文)
●学習内容を明確に意識した体育の授業づくりへの挑戦/
 「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業づくりのポイント(吉戸勝利)
●スポーツ「新・職人」賛歌/「サメ胴」をつくる剣士〈赤城竹男〉(岡 邦行)
●エッセイ/心からの拍手(仲島正教)

ジャンル