言語景観から学ぶ日本語

内容

街を歩いて日本語力をつける!

街にある看板、ポスター、案内表示、ラベルやステッカーなどの観察を通して「言葉」のしくみや役割を学習するための本。「音声と表記」「正用と誤用」「語用論的使用」といった言語学的な物の見方の初歩を学ぶとともに、「方言使用」「国際化・多民族化」といった言語使用の社会的背景も扱う。連携ビデオ教材あり。

目次

まえがき

序章 言語景観の勉強を始める皆さんへ――言語景観とは何か

 1. 言語景観とは
 2. 日本国内の言語景観
 3. 海外の日本語の言語景観
 4. ビデオ教材『東京の言語景観―現在・未来―』について
 5. ビデオ教材『言語景観で学ぶ日本語』について

レッスン1 言語景観の概論(定義・対象・観点)
レッスン2 公共表示と民間表示の違い
レッスン3 音声と表記
レッスン4 使用文字の多様性とその効果
レッスン5 使用語彙の多様性とその効果
レッスン6 ピクトグラム・記号
レッスン7 正用と誤用
レッスン8 適切性・自然さ
レッスン9 役割・多様性
レッスン10 言語と経済
レッスン11 方言使用と都市・地方
レッスン12 外国人集住地域と国際化・多民族化
レッスン13 電気・サブカルチャーの街を歩く
レッスン14 社会的背景や使用意図
レッスン15 語用論的使用

終章 言語景観研究のこれから

 1. より広く、深く言語景観を観察するために
 2. 言語景観研究の歴史
 3. 言語景観から学ぶ日本語・異文化コミュニケーションの研究・教育・学習
 4. 言語景観研究のさらなる応用の拡大に向けて
 
参考文献
あとがきにかえて

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