必携! 日本語ボランティアの基礎知識 

新刊

内容

地域の外国人に「ことばで寄り添う」ための必読書!

ボランティアとして日本語を教えるときに、どのような心構えで学習者と向き合えばよいのか、教えるときに何に注意したらいいのか、どのような知識が必要なのか――日本語ボランティアに必要なことをひとつひとつ丁寧に解説。これからボランティアを始めたい人にはもちろん必読の書だが、すでに始めている人にも自分の教え方を見直すきっかけとなる。

目次

まえがき

第1章 「ボランティアで教える」ということ
1.海外の日本語学習者
2.国内の日本語学習者
3.日本語ボランティアとは
4.どんな人に向いているか
5.教室に集まるさまざまな外国人
6.ボランティアの役割
7.母語話者である強みと弱み
8.日本語を客観的に見直す
9.「ことば」で深まる自文化理解と異文化理解
10.草の根国際カウンセラー

第2章 どのように教えるか
1.直接法で教える
2.学習者に対する話し方
3.身ぶり手ぶり、見立て動作を駆使する
4.ボランティアが話し過ぎない――学習者の発話を促す工夫
5.「一対一」か「一対ふたり以上」か
6.ポイントをしぼる
7.正しい発音と正しい理解の結びつき
8.誤りをどこまで指摘するか、許容するか
 【コラム1】より自然な日本語を教えるためのポイント

第3章 どんな教材を使って教えるか
1.ボランティアの存在そのものが生きた教材
2.学習者のニーズに合った教材選び
3.外国人のための日本語の教科書
4.副教材や問題集の活用
5.学習者の母語で書かれた教科書
6.学習者持込みの教材
7.絵教材の役割
8.レアリアの活用
 【コラム2】日本語を豊かに彩るオノマトペ

第4章 何を教えるか――外国語としての日本語
1.「呼ばない」は「未然形」と呼ばない?<国語との違い>
2.いろいろな「はし」<音声の特徴>
 アクセント
 イントネーション
 【コラム3】発話との状況とイントネーションの変化
3.「きてください」と「きってください」<表記と音節>
 ひらがな・カタカナ・漢字
 長音・撥音・促音・拗音
4.「ビール3ぼん」と「ビール3ばい」<数字に関わる表現>
 数のかぞえ方
 時の表現(日・朝夕・週・月・年)
 時刻・曜日・月日
 時の長さ
 助数詞
 【コラム4】名詞のかたち――さまざまな“うなぎ”たち
5.「ありがとうごじゃいます」にならないように<発音の仕組み>
6.「明日は休みです/暇です/休みます」<文の種類>
 【コラム5】「あれは富士山です」と「あれが富士山です」
7.「にぎやかな所で、楽しいだった」?<形容詞>
 イ形容詞とナ形容詞
 現在形<肯定・否定>
 過去形<肯定・否定>
 【コラム6】これって、イ形容詞? ナ形容詞? それとも名詞??
8.「いちりって、みびにんで…」って何の呪文?<動詞>
 動詞の分類(第1グループ・第2グループ・第3グループ
 動詞のかたち(ます形・辞書形・ない形・た形・て形)
 「て形」のつくり方
 「た形」のつくり方
9.「お時間をいただけないでしょうか」が言えるまで<敬意表現>
 丁寧体と普通体
 敬語(尊敬語・謙譲語・丁寧語)
10.「食べたよ、ラーメン、花子ちゃん」も言える日本語<助詞>
第4章の「練習」「タスク」の解答例

付録1 日本語ボランティアで活用できる資料 
付録2 日本語ボランティアでよくある質問<Q&A>
あとがき
索引

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