動詞の「時制」がよくわかる英文法談義

新刊

内容

動詞がわかれば、英語的な発想の根本が見えてくる

外国語大学の学生である健斗と指導教官の高橋先生の対話形式を通じて、英語の動詞の「時制」をまるごと・根こそぎ理解できる1冊。英語には未来時制はない?、事態への視点の位置が異なる完了形と進行形、非現実へと誘う仮定法、直説法は実は現実だけを表しているのではない?、命令法は話し手の願望を表す、など動詞の時制の特徴を明快に解説します。

目次

はじめに

第1部 時制と相

第1章 「未来時制」のない英語――現在時制と過去時制が織りなす時間
 1.1 話者は「現実」と「現在」から逃げられない
 1.2 現在時制が表すのは本当に「現在」だけ?
 1.3 未来を捉える――“will”と“be going to”と“be-ing”
 1.4 過去時制で「あっちの時間」を作り出す

第2章 「時制」ではない完了形・進行形――相によって異なる事態の捉え方
 2.1 事態を外から見るために――単純相・完了相
 2.2 過去形と現在完了を使い分ける
 2.3 過去から過去を振り返る?――過去完了
 2.4 「~ている」と言っても-ingとは限らない

第3章 途中の状態を表す進行相
 3.1 事態を中から眺める
 3.2 i'm lovin' it
 3.3 進行相と物質名詞は実は似ている?

第2部 法と時制

第4章 非現実へと誘う仮定法
 4.1 話者の気持ちを法助動詞で伝える
 4.2 現実に基づく非現実を表す――仮定法過去と仮定法過去完了
 4.3 法助動詞の過去形にご用心
 4.4 現実に基づかない非現実を表す――仮定法現在

第5章 現実以外も表す直説法
 5.1 直説法で現実を表す
 5.2 直説法なのに現実を表していない?
 5.3 夢や物語も直説法で

第6章 願いを届ける命令法
 6.1 命令法は「命令」以外にも使われる!?
 6.2 なぜ命令法と仮定法現在に動詞の原形が使われるのか

コラム 世界の言語
 1 マレー語(その1)――時制のない言語
 2 マレー語(その2)――相が豊かな言語
 3 インドの英語――標準英語より使える-ing形
 4 アメリカ先住民の言語――法助動詞の意味
 5 タガログ語――時制と間違われた法・相
 6 日本語――命令法でない命令文

参考文献
索引
執筆者紹介

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