体育科教育2018年8月号

保健体育の「知識」を見つめ直す

体育科教育2018年8月号
ジャンル 雑誌 > 体育科教育
出版年月日 2018/07/14
ISBN 4910059030889
判型・ページ数 B5・80ページ
定価 913円(本体830円+税10%)
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内容

学習指導要領の改訂で「知識」への関心が高まっている。一般的に座学で行われる保健と体育理論では知識の習得はこれまでも重要視されてきた。しかし、それらの知識が子どもたちに定着していたかどうか、「生きて働く」ものになっていたかどうか等は課題であったのではないか。また、実技系に目を向けると、「知識が欠如した状態での話し合い活動」等が改善すべき事柄として指摘されている現状を鑑みれば、その取り扱いについて課題があったといえよう。

<目次>
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[巻頭エッセイ]「知識」を軽んじることなかれ(今村 修)

特集 保健体育の「知識」を見つめ直す

資質・能力と教材研究ベースの配置転換(子安 潤)
「深い学び」の実現の鍵は知識にあり(田村 学)
新学習指導要領における保健の「知識」を構造的に捉える(横嶋 剛)
体育理論の知識を“生きて働く”ものにするために(伊藤嘉人)
体育(実技)で「知識」の習得が求められる理由(近藤智靖)
「詰め込み/ゆとり」の二項対立を超える保健の授業スタイル(久保元芳)
スポーツ指導で知識はどう扱われるのか(日高哲朗)
〈実践の探究〉
「素朴概念」に着目した保健の授業づくりの試み
 ──子どもが抱える「喫煙の有益性の知識」は修正されうるのか(小林真一)
 ──小林実践の成果と今後に向けて(小浜 明)
知識注入型の体育理論からの脱却に向けて(山下 剛)
〈コラム〉
スポーツ観戦をより楽しむための“豆知識”(谷口輝世子)

[連載]
●スポーツ記者の目/日大アメフト問題の教訓(川越 一)
●スポーツの今を知るために/再び時期尚早な「日本版NCAA」構想の見直しを求める(鈴村裕輔)
●主体的・対話的で深い体育の学びを求めて/第4学年 走・跳の運動の実践から考える(穴吹哲郎)
●校内研修としての体育の授業研究/ドル平泳法からクロール泳法へつなげる教材づくり(後編)
(栗塚祐二・木原成一郎)
●真正の共生体育を求めて/共生スポーツの実践者として育つ(梅澤秋久・矢邉洋和)
●スポーツの授業を創ろう/スポーツの特性『競争/協同』(大貫耕一)
●あの人とスポーツ/藤山一郎(西村博文)
●風速計/できないのか、させないのか(谷口輝世子)
●スポーツと君たち/スポーツと友だち(松田恵示)
●口絵解説/運動大好き! クラス大好き!!(細越淳二)
●スポーツ「新・職人」賛歌/ナイジェリアでの生活が糧となり日本チャンピオンに〈細川バレンタイン〉
(岡 邦行)
●エッセイ/スポーツ指導の原点とは(伊藤龍治)

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