教養としてのアダプテッド体育・スポーツ学

新刊
教養としてのアダプテッド体育・スポーツ学
著者 齊藤まゆみ 編著
ジャンル 書籍 > 体育 > 体育一般
出版年月日 2018/08/10
ISBN 9784469268461
判型・ページ数 B5・162ページ
定価 本体1,800円+税

内容

2020年にむけて求められるアダプテッドの視点

特別支援教育となり、公教育の場では「合理的配慮の提供」が必須となり、「心のバリアフリー」や「パラリンピック教育」が求められている。アダプテッドに向き合い、視点を育む講義・実習が満載。

目次

まえがき

第Ⅰ部 スポーツでのアダプテッドを知ろう!                  

第1講 視覚障害のある人のためのスポーツ
1.視覚障害のある人とは
2.体育・スポーツ場面で想定されるアダプテッド

第2講 聴覚障害のある人のためのスポーツ
1.聴覚障害のある人とは
2.体育・スポーツ場面で想定されるアダプテッド
3.スポーツと聴覚障害者

第3講 肢体不自由のある人のためのスポーツ
1.肢体不自由のある人とは
2.体育・スポーツ場面で想定されるアダプテッド
3.指導上の配慮点

第4講 知的障害・発達障害のある人のためのスポーツ
1.知的障害・発達障害のある人とは
2.体育やスポーツ場面で想定されるアダプテッド
3.生涯スポーツにむけて

第5講 精神障害のある人のためのスポーツ
1.精神障害のある人とは
2.病院で行われるスポーツ活動
3.体育・スポーツを行う時の留意点
4.指導上の配慮点

第6講 リハビリテーションとして活用されるスポーツ
1.リハビリテーションとスポーツ
2.リハビリテーションとしてのスポーツ実施までの流れ(例)
3.さまざまな場面でリハビリテーションを目的に行われるスポーツ
4.疾患別リハビリテーションで活用されるスポーツ

第7講 学校体育の中のスポーツ――特別支援学校の体育とインクルーシブ体育
1.体育の学びを支えるものはなにか?
2.特別支援学校での体育
3.インクルーシブ体育

第8講 余暇活動としてのスポーツ
1.生きがいとスポーツ
2.権利としての余暇・スポーツ
3.ドイツの活動事例から
4.余暇活動としてのスポーツ環境

第9講 競技としてのスポーツ
1.世界規模の競技大会
2.国内で実施される競技大会
3.パラリンピックの超人たち
4.パラリンピックにおける課題

第10講 まとめ:アダプテッドとはなにか?
1.アダプテッド・スポーツ
2.障害の捉え方とアダプテッド・スポーツ
3.座学で得た知識を具体化するために

第Ⅱ部 アダプテッドしてみよう!                       

第11講 ブラインド・スポーツを体験してみよう
1.ブラインド・スポーツとはどのようなスポーツか?
2.ブラインド・スポーツを体験してみよう
3.ブラインド・スポーツをつくってみよう

第12講 車いすスポーツを体験してみよう
1.車いすバスケットボールとはどのようなスポーツか?
2.競技に用いる車いすの特徴
3.車いすバスケットボールを体験してみよう

第13講 シッティングスポーツを体験してみよう
1.フロアスレッジホッケーとはどのようなスポーツか?
2.フロアスレッジホッケーを体験してみよう
3.シッティングバレーボールとはどのようなスポーツか?
4.シッティングバレーボールを体験してみよう

第14講 ボッチャを体験してみよう
1.ボッチャとはどのようなスポーツか?
2.ボッチャを体験してみよう
3.インクルーシブな体験方法

第15講 水泳・水中運動を体験してみよう
1.水泳・水中運動とはどのような運動・スポーツか?
2.一般的な水泳・水中運動を体験してみよう
3.競技としての水泳を体験してみよう

第16講 アダプテッド・スポーツをつくってみよう
1.参加者を知ろう
2.参加者に応じたアダプテッド・スポーツをつくってみよう
3.つくったアダプテッド・スポーツを行ってみよう

第17講 指導上のアダプテッド:「わかる」ための工夫を考えてみよう
1.子どもたちにとっての「わからなさ」を考えてみよう
2.「わかる」ための工夫
3.「わかる」を保証する大切さ

第18講 指導上のアダプテッド:「できる」ための工夫を考えてみよう
1.子どもたちにとっての「できなさ」を考えてみよう
2.「できる」と思えるための工夫
3.「できる」を保証する大切さ

第19講 指導上のアダプテッド:「やってみたい」と思えるための工夫を考えてみよう
1.子どもたちにとっての「やりたくない」(原因)を考えてみよう
2.「やってみたい」と思えるための工夫
3.「やってみたい」を保証する大切さ

第20講 まとめ:アダプテッドするために必要なことは?
1.相手を知る
2.エコロジカルに考える
3.臨機応変に対応する
4.あきらめない

第Ⅲ部 アダプテッドについて考えてみよう!                   

第21講 アダプテッド・スポーツのはじまりとパラリンピック・ムーブメント
1.障害者とスポーツのかかわり
2.パラリンピック・ムーブメント――治療プログラムとしての起源から競技大会へ
3.パラリンピック・ムーブメントの可能性
4.障害種別のスポーツの発展

第22講 日本のパラリンピックとレガシー
1.パラリンピックのレガシーと日本のパラリンピック
2.障害者スポーツ体制の確立:1964-1998年
3.スポーツ化の流れ:1998年以降
4.Beyond 2020

第23講 障害者スポーツの組織
1.国際パラリンピック委員会設立以前の障害者スポーツの国際組織
2.国際パラリンピック委員会を中心とした現在の国際組織
3.代表的な国内組織

第24講 法律と障害者スポーツ
1.日本における障害者スポーツ法制
2.障害者スポーツに関わる法的課題、問題点
3.諸外国の障害者スポーツ法制

第25講 障害者スポーツを支える人
1.スポーツを支えるボランティア
2.「支え手」の役割
3.障害者スポーツを支えるうえでの諸課題
4.「支え手」の魅力と価値

第26講 ノーマライゼーション
1.ノーマライゼーションの原理
2.わが国のノーマライゼーションの発展
3.ノーマライゼーションとスポーツ
4.ノーマライゼーションを実現するための取り組み(アクセシビリティ)

第27講 障害児体育の歴史
1.第二次世界大戦終了までの障害児体育
2.第二次世界大戦後の障害児体育
3.養護学校から特別支援学校への改名と障害児体育
4.共生を求める障害児体育

第28講 インクルーシブ体育の現状と課題
1.インクルーシブ体育を取り巻く現状
2.インクルーシブ体育のあるべき姿
3.合理的配慮の提供にむけて

第29講 クラシフィケーション
1.クラシフィケーションとは
2.クラシフィケーションの実際
3.クラシフィケーションの諸課題

第30講 まとめ:アダプテッドにおける課題とは?

1.パラリンピック大会とノーマライゼーションとの関係は?
2.パラリンピックとオリンピックとの関係は?
3.日本の障害者スポーツの行く末は?
4.わが国の障害のある児童生徒のための体育の行く末は?

第Ⅳ部 アダプテッドを研究してみよう!                    

第31講 研究的視点の必要性
1.アダプテッド体育・スポーツ学の特徴
2.アダプテッド体育・スポーツ学研究における共通課題
3.アダプテッド体育・スポーツ学研究における研究倫理

第32講 国内と国外の学術研究団体
1.国内の学術研究団体
2.国外の学術研究団体
3.橋渡し的な存在としての日本障がい者スポーツ協会

第33講 これまでの研究トレンド
1.アダプテッド体育・スポーツ学の現状
2.アダプテッド体育・スポーツ学がめざすところ
3.国内外のアダプテッド体育・スポーツ科学の研究動向
4.アダプテッド体育・スポーツ学のテキストの動向
5.研究活動にむけて――リサーチ・クエスチョンをいかに具現化するか

第34講 まとめ:アダプテッドをテーマにした研究のあり方
1.研究領域の現状
2.誰のための研究なのか?
3.どのように研究をすればよいのか?
4.アダプテッド体育・スポーツ学の歴史と今、そして未来

索引

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