スポーツ・インテグリティの探究

スポーツの未来に向けて

新刊

内容

危機に瀕したスポーツを守るためにできること

八百長、ドーピング、危険なプレー、不正やガバナンスの欠如という大きな脅威にさらされているスポーツ。その正義を守り、価値を高めるために、インテグリティを守る取り組みを共有することが求められている。

目次

はじめに
監修のことば

序章 なぜ、いまスポーツ・インテグリティが求められるのか

1 本書の目的
(1)問題の所在
(2)本書の目的
(3)検討課題の設定
2 スポーツとインテグリティの接点
(1)スポーツ・インテグリティという用語活用に着目する理由
(2)スポーツに依らない文脈にみられるインテグリティの意味
(3)スポーツ・インテグリティに関する代表的な用語の説明
(4)本書で用いるスポーツ・インテグリティの意味と定義
3 スポーツ・インテグリティと教育的アプローチ
(1)本書で用いる教育的アプローチ
(2)教育的アプローチに着目する理由
4 本書の構成

第1章 スポーツ・インテグリティを分析するための方法論

1 スポーツ・インテグリティへの脅威に関する検討
(1)スポーツ組織が示すスポーツ・インテグリティへの脅威
(2)スポーツ・インテグリティへの脅威に関する特徴からみた分類
①目的による分類/②脅威が及ぼす範囲からみた分類/③脅威に関する行為の主体者からみた分類
(3)スポーツ・インテグリティへの脅威に対する問題
2 スポーツ・インテグリティという用語活用の発生経緯と背景にある問題
(1)国外における用語活用の発生経緯とその背景
①国外における用語活用の広がりの経緯/②国外における用語活用の広がりの背景/③国外における用語活用の広がりの経緯と背景に関する整理
(2)国内における用語活用の発生経緯とその背景
①国内における用語活用の広がりの経緯/②国内における用語活用の広がりの背景/③国内における用語活用の広がりの経緯と背景に関する整理

第2章 スポーツ・インテグリティ保護・強化に関する取り組みの特徴

1 スポーツ・インテグリティ保護・強化に関するこれまでの取り組み
(1)国外のスポーツ組織の取り組み
①国際オリンピック委員会/②国際パラリンピック委員会/③国際サッカー連盟/④国際ラグビー連盟/⑤国際陸上競技連盟/⑥世界アンチ・ドーピング機構/⑦政府および政府関係機関
(2)国内のスポーツ組織の取り組み
①行政および政府系機関/②競技団体/③その他の組織
(3)国内外のスポーツ組織の取り組みからみえる特徴
2 スポーツ・インテグリティ保護・強化に関する近年の取り組み
(1)中心的脅威に対する近年の取り組み
①ドーピング・薬物問題に対して/②八百長・違法賭博問題に対して/③汚職・腐敗問題に対して
(2)中心的脅威に対して求められる近年の取り組みの特徴と課題
①近年の取り組みの特徴/②中心的脅威に対する取り組みにあたって考慮すべき課題
3 スポーツ・インテグリティ保護・強化に関する取り組みの特徴と課題
(1)取り組みの傾向
(2)「7つの取り組み」についての観点別にみた現状の特徴と課題
①「規範・規程方針、表明、言及」の観点からみた特徴と課題/②「憲章、規程、計画、ガイドライン等の策定、見直し」の観点からみた特徴と課題/③「ユニット等、専門部署設置、専門人材の配置」の観点からみた特徴と課題/④「政府機関、専門機関、他組織等との外部連携・協力」の観点からみた特徴と課題/⑥「通報・相談窓口設置、情報収集・分析のための調査を含む。監視・検査等のモニタリング」の観点からみた特徴と課題/⑥「研修、情報提供、教材開発等の教育的アプローチを含む教育的活動」の観点からみた特徴と課題/⑦その他:「予算措置、活動・事業評価、法的フレームに関する措置および適用等」の観点からみた特徴と課題
(3)「7つの取り組み」についての全体の観点からみた特徴と課題
①スポーツ組織間格差に関する特徴と課題/②国内外の組織連携に関する特徴と課題/③実践性と継続性に関する特徴と課題

第3章 スポーツ・インテグリティ保護・強化に関する今後の取り組みの提案

1 スポーツ・インテグリティ保護・強化に関する取り組みが果たすべき役割とその観点からみた課題
(1)今後のあり方や取り組みの方向性を提示・公開する役割とその観点からみた課題
(2)チェックする役割とその観点からみた課題
(3)運営・運用に関する操作的な役割とその観点からみた課題
(4)教育的役割とその観点からみた課題
(5)取り組みの持続性、実践性に関する役割とその観点からみた課題
2 今後の取り組みの方向性に関する視点
(1)スポーツの自立生(Autonomy)のあり方に関する視点
①スポーツの自立性(Autonomy)/①スポーツの自立性(Autonomy)の視点からみた今後の取り組み
(2)教育的アプローチに関する視点
①教育的アプローチの構造/②今後の教育的アプローチの方策
(3)取り組みの実践性と実効性に関する方向性
①スポーツ組織の実情/②実践的取り組みの方向性
3 今後の取り組みの方向性に関する提案
①今後の取り組みの倫理的枠組みの必要生と対象に関する提案/②今後の取り組みのタイミングに関する提案/③ポジティブアプローチとネガティブアプローチに関する提案/④今後の取り組みの機会および場に関する提案/⑤今後の取り組みの方策に関する提案/⑥今度の取り組みの基盤となる考え方に関する提案

終章 スポーツ・インテグリティ探究の可能性

1 各章の概要と本書の結論、および今後の展望
(1)各章の概要
(2)本書の結論
(3)検討の意義と限界
(4)今後の課題と展望
2 今後のスポーツ・インテグリティ探究の意義と可能性
――国内外スポーツ組織のリーダーのコメントから紐解く――
(1)スポーツ・インテグリティという用語の意味および定義に関して
(2)スポーツ・インテグリティへの脅威および用語活用の経緯に関して
①スポーツ・インテグリティへの脅威/②スポーツ・インテグリティという用語活用の経緯
(3)スポーツ組織における取り組みに関して
①現状の動向、取り組み、課題/②今後の取り組みの方向性
(4)スポーツ・インテグリティの探究に関する意義について

あとがきにかえて
索引

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