体育科教育2018年5月号

進化する器械運動の授業

体育科教育2018年5月号
ジャンル 雑誌 > 体育科教育
出版年月日 2018/04/13
ISBN 4910059030582
判型・ページ数 B5・80ページ
定価 913円(本体830円+税10%)
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内容

器械運動は他領域と比較して「できる」「できない」がはっきりとした運動領域であることなどから、学校現場では技能面の指導に関心が向きやすい傾向にある。しかし、新学習指導要領の理念に照らし合わせれば、今後は、技の習得だけではなく、どのような学習を通して技を習得していくか、器械運動の授業を通してどのような資質・能力を育むことができるのか、さらには、体育科の目標である「生涯スポーツ」の実現に向けて、この領域はどう寄与することができるのか、といったことをも視野に入れた授業づくりが求められることとなろう。

<目次>
[口絵]優れた体育授業を観る・創る 「パスを受ける動き」の学習を中心としたゴール型の授業(近藤智靖)
 
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[巻頭エッセイ]私たちにできること・やるべきこと(松本格之祐)

特集 進化する器械運動の授業

学習指導要領の改訂で器械運動はどう変わろうとしているのか(水島宏一)
「できる/できない」の二項対立を超えて(岡端 隆・松田真幸)
「子どもの事実の見取り」と「そもそも論」を大切にして(成島 仁)
文化的価値という視点からマット運動の技の体系を問い直す(加納岳拓)
“身体知”指導を学校現場へ普及させるために(仲宗根森敦)
〈実践の探究〉
「かかわる・わかる・できる」を促すICTの効果的な活用方法(野田智洋)
子どもたちの「かかわりたい!」という欲求を引き出す!(福住剛己)
“ゆったりとしなやかな側転”を追究する(岨 賢二)
〈コラム〉
「なぜ器械運動を学ぶ必要があるの?」にどう答えますか
 ①発育発達の立場から(田中 光)
 ②小学校教員の立場から(久我隆一)

[連載]
●スポーツ記者の目/W杯本大会へ、日本代表の時間との戦い(木ノ原句望)
●スポーツの今を知るために/クリーブランド・インディアンズのロゴマーク問題が示す「米国的価値観」の尊重(鈴村裕輔)
●あの人とスポーツ/オーラヴ5世(西村博文)
●校内研修としての体育の授業研究/課題解決に向けたルールづくりを取り入れたボール運動の学習(横矢綾乃・木原成一郎)
●真正の共生体育を求めて/「気になる子」と周囲の関わり(村瀬浩二・三世拓也)
●スポーツの授業を創ろう/協同・探究の授業づくり(大貫耕一)
●私の研究ノート/スポーツにおける人間と暴力(松田太希)
●主体的・対話的で深い体育の学びを求めて/小学校第3学年マット運動の実践から考える(廣瀨尚哲)
●風速計/米NBC局のオリンピック報道(谷口輝世子)
●スポーツと君たち/保健体育授業とあなた(内田雄三)
●口絵解説/「パスを受ける動き」の学習を中心としたゴール型の授業(近藤智靖)
●スポーツ「新・職人」賛歌/学校事故・事件で教師の個人責任を認める異例の判決を勝ち取る〈工藤英士・奈美〉(岡 邦行)
●エッセイ/「遠足っていいなあ」(仲島正教)

えつらん室/『体育科教育における教材論』(石田智巳)
催物案内

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