これから学ぶスポーツ心理学 改訂版

これから学ぶスポーツ心理学 改訂版
著者 荒木雅信 編著
ジャンル 書籍 > スポーツ科学 > 心理学
大学テキスト > 体育・スポーツ > スポーツ心理学
出版年月日 2018/03/20
ISBN 9784469268362
判型・ページ数 B5・192ページ
定価 本体2,000円+税

内容

新しいスポーツ心理学の入門書

運動学習、競技スポーツ、健康スポーツ、アダプテッドスポーツの4つの柱を中心に解説した入門書。これまで、この分野でほとんど扱われていなかったアダプテッドスポーツの心理的側面に焦点を当てるなど、最新の研究知見も取り上げ、わかりやすく解説。レポート、論文などで活用できる内容も紹介。

目次

序章 スポーツ心理学の展開
 1 スポーツ心理学とは
 2 スポーツ心理学における「個人」の問題:「内の場」としてのこころと、「外の場」としての運動
 3 スポーツ心理学の新しい枠組の構築への挑戦

第Ⅰ部 運動心理学

1章 運動のメカニズム
 1 パフォーマンスとスキル
 2 情報処理モデル
 3 運動遂行の情報処理過程

2章 運動学習の原理
 1 運動学習
 2 フィードバック
 3 練習スケジュール
 [Topics1]バッターはボールを見送っても運動イメージでスイングしている

3章 効果的な運動指導
 1 モデリング(観察学習)効果
 2 言語的指導
 3 効果的な休憩の入れ方とスキルの特徴に応じた練習法
 4 イメージを利用したトレーニング
 [Topics2]運動イメージと脳波・事象関連電位

4章 運動の制御
 1 反応時間と運動
 2 予測と運動
 3 運動の実行
 4 意識と運動

5章 内発的動機づけと外発的動機づけ
 1 動機づけとは何か
 2 内発的動機づけと外発的動機づけ
 3 自己決定理論
 4 スポーツや運動への動機づけをどのように高めるか
 5 内発的・外発的動機づけの階層モデル

6章 目標設定と動機づけ
 1 スポーツにおける目標設定
 2 効果的な目標設定の方法
 3 達成目標
 4 達成目標に影響する要因

7章 スポーツにおける集団
 1 集団(group)とは
 2 集団の構造
 3 集団の心理的プロセス
 4 リーダーシップ
 5 効果的なチームづくり

8章 パーソナリティとスポーツ
 1 パーソナリティとは
 2 パーソナリティ理論
 3 パーソナリティ検査法
 4 パーソナリティとスポーツ
 [Topics3]スポーツと情動プロファイリング
 [Topics4]競争の多様性に注目した心理学的検討

第Ⅱ部 臨床スポーツ心理学

1章 スポーツ選手と心理サポート
 1 スポーツ選手を対象とした心理サポートとは
 2 心理サポートでは何を行うか
 3 スポーツメンタルトレーニングとスポーツカウンセリング
 4 SMT指導士の資格認定制度
 5 競技場面や教育場面で期待される選手に対する心理サポート

2章 スポーツメンタルトレーニング
 1 スポーツメンタルトレーニングとは?
 2 SMTの歴史
 3 SMTの効果に関係する科学的根拠(エビデンス)
 4 SMTの基本的な心理スキルの構成
 5 技法例① 目標設定
 6 技法例② 自己分析
 7 技法例③ セルフコントロールトレーニング
 8 技法例④ イメージトレーニング
 9 技法例⑤ 心理的コンディショニング
 10 チームスポーツへの実践例
 [Topics5]ゾーンに導くための心理的技法

3章 スポーツカウンセリング
 1 スポーツカウンセリングとは
 2 スポーツカウンセリングを支える理論
 3 スポーツカウンセリングの実際
 4 スポーツカウンセリングの課題と展望
 [Topics6]注意の仕方によってストレングストレーニングの効果が変わる
 [Topics7]トップアスリートのライフスキル

第Ⅲ部 健康スポーツ心理学

1章 健康スポーツ心理学の基礎
 1 健康スポーツ心理学とは
 2 健康が重要視される社会背景
 3 ストレス概論
 4 ストレスマネジメント
 5 健康スポーツの実施に伴う心理的恩恵

2章 健康増進を目的とした身体活動・運動の参加と継続
 1 身体活動・運動の参加と継続
 2 身体活動・運動の参加と継続に関する代表的な理論・モデル
 [Topics8]ストレス反応とコルチゾール

3章 スポーツ傷害の心理学
 1 スポーツ傷害の発生に関係する心理的要因
 2 受傷後の心理的反応
 3 リハビリテーションにおける心理スキルトレーニング
 4 受傷選手のためのカウンセリングスキル
 5 選手の成長を促す受傷体験

4章 バーンアウト(燃え尽き症候群)
 1 バーンアウトの発生に関連する心理・社会的要因
 2 バーンアウトの対処策

第Ⅳ部 アダプテッドスポーツ心理学

1章 アダプテッド・スポーツへの基本理解
 1 アダプテッド・スポーツとは
 2 障害者のリハビリテーション:「できない」ではなく、「どうしたらできるか」へのアプローチ
 3 福祉・リハビリテーションとしてのスポーツと、競技としてのスポーツ

2章 障害のある人の身体活動・運動
 1 障害のある人における身体活動・運動の実施
 2 障害のある子どもの身体活動・運動
 3 障害のある大学生に対する体育授業の実践
 4 インクルーシブ体育
 5 スペシャルオリンピックス

3章 スポーツの心理的効果:競技スポーツの立場から
 1 喪失体験としての中途障害
 2 受障による喪失体験が“こころ”に及ぼす影響
 3 競技スポーツを通した自己の再構築

4章 パラリンピック選手への心理サポートの現状と課題
 1 パラリンピック選手への心理サポートの枠組みと流れ
 2 パラリンピック選手への心理サポートの現場
 3 今後の課題と展望:心理サポートの今後の取り組みと課題
 [Topics9]傷害と心的外傷後成長
 [Topics10]選手に必要なソーシャルサポート

第Ⅴ部 スポーツ心理学の研究法

1章 スポーツ心理学で研究を行うための方法
 1 目的による研究の分類
 2 3つの研究方法とその具体例
 3 研究を実施する際の3つのポイント

2章 論文・レポートの書き方
 1 レポート・論文を作成する必要性
 2 レポート・論文の書き方に関するルール

索引
あとがき
著者一覧

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