体育科教育2018年3月号

アクティブ・ラーニング時代の体育教師像

体育科教育2018年3月号
ジャンル 雑誌 > 体育科教育
出版年月日 2018/02/14
ISBN 4910059030384
判型・ページ数 B5・80ページ
定価 913円(本体830円+税10%)
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内容

今次の学習指導要領改訂に際して、「アクティブ・ラーニング」といった言葉が登場し、瞬く間に教育界を席巻した。こうした「アクティブ・ラーニング」の波は教師としての在り方を問い直すことにもなる。なかには、教師に求められる役割や専門性さえもが変わるという指摘もあり、多くの教師を困惑させることになるのではないか。その意味で、これからの時代に求められる体育教師像とはいかなるものなのか、これまでのそれと何がどう異なるかを検討しておくことは喫緊の課題として意識される。

目次

[口絵]優れた体育授業を観る・創る 戦術的な思考を中心とした男女共習の授業(近藤智靖)
[巻頭エッセイ]アクティブな学びをする子どもと教師に求められるもの(久保 健)

特集 アクティブ・ラーニング時代の体育教師像

アクティブ・ラーニングが教師に訴えかけるメッセージ(赤坂真二)
体育教師像の変遷──その歴史に学ぶ(西原康行)
アクティブ・ラーニング時代に求められる体育教師の資質・能力とは(梅野圭史)
問い直される「教師の指導性」と「子どもの主体性」(上條眞紀夫)
不確実な実践に挑む「しなやかな信念」を持った教師を目指して(朝倉雅史)
いまこそ、教師主体の体育カリキュラム開発に取り組もう!(丸山真司・久我アレキサンデル)
座談会 継承される教師文化──主体的・対話的に学び合う教師たち(制野俊弘・谷本久典・吉澤 潤・鈴木 聡)
〈実践の探究〉
子どもたちの主体的な学びを支える“ファシリテーション”の在り方(小林孝行)
体育授業における走り幅跳びの「基本」と新指導法の提案(佐藤隆史)

[連載]
●真正の共生体育を求めて/インクルーシブ体育の導入(朝倉了健・露木隆夫・梅澤秋久)
●風速計/受刑者の子どもとサッカー(谷口輝世子)
●主体的・対話的で深い体育の学びを求めて/小学校第6学年ボール運動「ネット型」の実践から考える(田中大地)
●校内研修としての体育の授業研究/研究主任として研究授業を実施した経緯と実践者の意図(前田心平)
●あの人とスポーツ/小西美穂(西村博文)
●スポーツ記者の目/ラグビー代表の強化策と国内リーグの行方(木ノ原句望)
●スポーツの今を知るために/改めて求められる「東京オリ・パラ」の理念の確立(鈴村裕輔)
●スポーツと君たち/部活の悩み(中澤篤史)
●口絵解説/戦術的な思考を中心とした男女共習の授業(近藤智靖)
●スポーツ「新・職人」賛歌/いま話題の「部活動指導員」の実際に迫る〈中西潤一〉(岡 邦行)
●エッセイ/阪神・淡路大震災から23年(仲島正教)

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