内容
学校生活ぜーんぶ、ことわざで埋めつくそう!
これまでなかった教科別ことわざ集。算数で「帯に短したすきに長し」(単位の適切な使い分け)、理科で「青菜に塩」(浸透圧)など、学校の各教科の学習場面で使えそうなことわざ約300が大集合。主要教科はもとより「中休み」「給食」「学級会」「部活動」なども。「総合」では創作ことわざ活動を紹介。朝会や学校行事で使える管理職編付。
目次
まえがき
1日目
■1時間目 国語
門前の小僧習わぬ経を読む
学の前に書来る
ペンは剣よりも強し
読むより写せ
十のことは十に言え
言わぬが損
話上手に聞き上手
丸い卵も切りようで四角
口のききようでお里が知れる
なまりは国の手形
たとえに嘘なし坊主に毛なし
瓜に爪あり爪に爪なし
一日一字を学べば三百六十字
■2時間目 算数
上には上がある
一を聞いて十を知る
コロンブスの卵
朝三暮四
にっちもさっちもいかぬ
鶴は千年、亀は万年
鬼に金棒
元も子もない
速いに上手なし
会うは別れの始め
横のものを縦にもしない
月とすっぽん
瓜を二つに割ったよう
針小棒大
帯に短し たすきに長し
一升入る壺には一升
提灯に釣鐘
悪事千里を走る
舟盗人を徒歩で追う
■中休み
危ないことは怪我のうち
健全な精神は健全な身体に宿る
■3時間目 体育
先んずれば人を制す
後の雁が先になる
百里の道は九十九里を半ばとす
三度目の正直
豚もおだてりゃ木に登る
縁の下の力持ち
頭が動けば尾も動く
練習で泣いて試合で笑え
備えあれば憂いなし
彼を知り己を知れば百戦して殆うからず
習うより慣れよ
畑水練
河童に水練
柔よく剛を制す
ひとり相撲
相撲に勝って勝負に負ける
風邪は万病のもと
案ずるより産むが易し
寝る子は育つ
■4時間目 社会
住めば都
江戸は武家、京は出家、大阪は町人
山は富士、滝は那智、橋は錦帯
千里同風
とかく浮世は、ままならぬ
鳴かぬなら鳴かしてみようホトトギス
他人の飯は身の薬
損して得取れ
逃げ逃げ天下とる家康
士族の商法
三年の飢饉にあうとも、一度の戦いにあうな
向こう三軒両隣
郷に入りては郷に従え
民の声は神の声
朝令暮改
念仏申すより田を作れ
売り物には花を飾れ
稼ぐに追いつく貧乏なし
捨てる神あれば助ける神あり
■給食
空腹がいちばんのソース
五穀は民の汗
■5時間目 図工
学者と大木にわかにできぬ
過ぎたるは及ばざるがごとし
杓子は耳かきにならぬ
蟹は甲に似せて穴を掘る
画竜点睛を欠く
九仞の功を一簣に虧く
蛇に足を添える
苦瓢にも取り柄
同床異夢
■6時間目 学級会
短気は損気
失敗は成功のもと
正直は一生の宝
■部活(運動系)
上手は下手の手本、下手は上手の手本なり
鵜の真似をする烏
上手の手から水が漏れる
負けに不思議の負けなし
勝ってかぶとの緒を締めよ
2日目
■1時間目 理科
焼け石に水
身から出たさび
電光石火のごとく
青菜に塩
水と油
水を得た魚
水清ければ魚棲まず
弱肉強食
まかぬ種は生えぬ
竹を割ったよう
雨後のたけのこ
木を見て森を見ず
五臓六腑にしみわたる
目から鼻にぬける
手に汗を握る
朝焼けは雨、夕焼けは晴れ
三寒四温
秋の日はつるべ落とし
月夜に提灯
さお竹で星を打つ
星の数ほどものを言い
百聞は一見に如かず
論より証拠
一枚の紙にも裏表
■2時間目 英語
Actions speak louder than words
All things are difficult before they are easy
Busiest men find the most time
He who makes no mistakes makes nothing
Hope for the best and prepare for the worst
If a thing is worth doing, it is worth doing well
A watched pot never boils
A stitch in time saves nine
Better bend than break
Courtesy costs nothing
Forgive and Forget
It is never too late to mend
Laugh and the world laughs with you, weep and you weep alone
Let not the sun go down on your wrath
One lie makes many
Best is cheapest
Better late than never
Discontent is the first step in progress
He is rich that has few wants
Never trouble trouble till trouble troubles you
There is no place like home
■中休み
碁で負けたら将棋で勝て
子どもは風の子
■3時間目 家庭科
馬子にも衣装
借り着より洗い着
布に応じて衣を裁て
食は命の親
家の内に女房とまな板はなくてはならぬ
美味も常に食えばうまからず
内の米より隣の麦飯
いつも月夜に米の飯
親の恩は子で送る
兄弟は両の手
祖母育ちは三百安い
■4時間目 道徳
光陰矢のごとし
玉磨かざれば光なし
李下に冠を正さず
十人十色
借りる時の恵比須顔、済す時の閻魔顔
親しき仲にも礼儀あり
無理が通れば道理引っ込む
桃栗三年柿八年
片手で錐はもまれぬ
■給食
腹が減っては戦ができぬ
卵を割らずにオムレツは作れない
■5時間目 音楽
阿吽の呼吸
ことばは身の文
男は度胸、女は愛嬌
あきらめは心の養生
沈黙は金、雄弁は銀
岡目八目
目をおおうて雀を捕らう
浅い川も深く渡れ
手習いは坂に車を押すごとし
所変われば品変わる
藜羹を食らうものは大牢の滋味を知らず
歌は世につれ世は歌につれ
人とたばこのよしあしは煙となって世に出る
人はパンのみに生くるにあらず
好きこそものの上手なれ
■6時間目 総合
■部活(音楽系)
教うるは学ぶの半ば
下手の道具選び
千里の道も一歩から
流行る芝居は外題から
明日は明日の風が吹く
■管理職編
(朝会)
一年の計は元旦にあり
寒さ暑さも彼岸まで
棚から牡丹餅
春眠暁を覚えず
蟬は七日の命
火事後の火の用心
猫の手も借りたい
必要は発明の母
弘法筆を選ばず
鉄は熱いうちに打て
今度と化け物見たことない
魚心あれば水心
雨降って地固まる
和を以て貴しとなす
早起きは三文の得
蟻が鯛なら芋虫ゃ鯨
急いては事をし損ずる
三つ子の魂百まで
老いた馬は路を忘れず
命長ければ知恵多し
塵も積もれば山となる
情けは人のためならず
喉元過ぎれば熱さを忘れる
聞いて極楽見て地獄
負けるが勝ち
笑顔に当たる拳はない
笑う門には福来る
(学校行事)
油断大敵
団結は力なり
立つ鳥跡を濁さず
朝茶はその日の難逃れ
瓢箪から駒
段取り八分
終わりよければすべてよし
仏作って魂入れず
(職員会議)
三つ叱って五つ褒め、七つ教えて子は育つ
二階から目薬
負うた子に教えられて浅瀬を渡る
ならぬ堪忍するが堪忍
天狗は芸の行き止まり
(卒業式)
一寸の光陰軽んずべからず
学問は一生の宝
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
雨だれ石を穿つ
青は藍より出でて藍より青し
あとがき
さくいん
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