体育科教育2017年1月号

運動学的アプローチで体育授業を変える

体育科教育2017年1月号
ジャンル 雑誌 > 体育科教育
出版年月日 2016/12/14
ISBN 4910059030179
判型・ページ数 B5・80ページ
定価 913円(本体830円+税10%)
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内容

授業において、「子どもたちのつまずきを解消したい」「できなかったことをできるようにさせてあげたい」と願うことは、教師ならば誰もが共感するところであろう。そんなときに役立つのが「運動学」である。しかし、運動学は、器械運動の授業において一定の認知が得られつつあるが、まだ十分とは言い切れない。とすれば、なぜ体育授業全般に広まらないのか、いかにしてこの理論を浸透させていくかを考えることは、不可避の課題として意識される。

目次

[口絵]優れた体育授業を観る・創る 真の学びを志向する「共創長なわとび」の授業(細越淳二)
[巻頭エッセイ] 「私の運動」で考える体育の授業づくり(佐藤 靖)

特集 運動学的アプローチで体育授業を変える

運動学とは何か(佐野 淳)
運動学的アプローチでよみがえる体育授業(岩田 靖)
〈現場からの発信〉
学校現場に運動理論が浸透しない3つの理由(安達光樹・鈴木秀人)
動感形成位相から「できる」の意味を問い直す(下村和敏・岡端 隆)
〈往復書簡〉
往信 走り幅跳びの中心的課題は何か(山之内知弘・日野克博)
返信 走り幅跳びの中心的課題をスポーツ運動学の視座から再考する(石塚 浩)
〈実践の探究〉
前転・後転を同時に習得させる学習指導プログラム(清水 将・八重樫元亨)
握れない大きさのボールの投げ方をどう教えるか(渡辺敏明)
オーバーハンドパスの技能習得に向けたドリルの開発(足立 学)
「二重跳び」の本当の“コツ”は何か(髙橋正行)

[連載]
●風速計/米国のトランプ次期大統領(谷口輝世子)
●あの人とスポーツ/土屋太鳳(西村博文)
●教師が育つ体育の授業研究/授業観察の視点──児童の思考・判断を観る(鈴木 聡)
●スポーツの今を知るために/スポーツ庁の「IF役員倍増戦略」で問われる日本の外交力(鈴村裕輔)
●体育における「真正の評価」への実践的挑戦/「真正の評価」を実現する!!(まとめにかえて)(鈴木直樹)
●口絵解説/真の学びを志向する「共創長なわとび」の授業(細越淳二)
●スポーツ記者の目/情報戦略の先駆者 平尾さんの指摘(木ノ原句望)
●オリンピック・パラリンピックを教育の場に活用するために/福岡県におけるオリンピック・パラリンピック教育(物部倫明)
●スポーツ「新・職人」賛歌/ボウリング一筋の人生。そこには天国と地獄が……〈大塚秀夫〉(岡 邦行)
●エッセイ/2017年私のお薦めのマット(仲島正教)

東京五輪の会場見直しに欠けている視点(鈴木知幸)
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