教養としての体育原理 新版
現代の体育・スポーツを考えるために
目次
第Ⅰ部 体育原理への誘い――体育原理の基礎理論
第1章 なぜ、体育原理を学ぶのか
1 スポーツと体育への考察
2 現代スポーツをとりまく諸問題
3 学校体育をとりまく諸問題
4 体育原理の必要性
第2章 体育原理はどのような学問か
1 「体育原理」とそれに類似した名称
2 体育原理の学問的位置づけ
3 体育原理の学問的役割
4 体育原理の対象・課題
5 体育原理の今日的意義
第3章 体育の理念はどう変わってきたのか
1 体育の理念を理解するための4つの概念
2 生涯にわたりスポーツに親しむ資質・能力の育成をめざす動き
3 発達の段階に応じた児童生徒の人間形成に対する体育の貢献
4 体育の質の改善に向けた国際的な取り組み
第4章 体育とスポーツは何が違うのか
1 「運動」部から「スポーツ」部へ
2 体育という教科名
3 「体育」から「スポーツ」へ
4 体育とスポーツの混同と混用
5 体育の新しい役割
第Ⅱ部 体育原理の深層へ――体育原理の発展理論
第1章 運動のもつ可能性
1 「運動」の概念
2 「身体運動」のもつ可能性
3 身体運動における意味生成と体験
4 「スポーツ」のもつ可能性
5 運動のもつ豊かな可能性を生み出すために
第2章 体育における人間形成
1 体育における人間形成とはどのような意味か
2 個人的人間形成
3 共同体的人間形成
4 武道と人間形成
5 現代への視角
第3章 体育とフェアプレイ――フェアプレイは有効か
1 スポーツ規範の教育的価値
2 スポーツ規範
3 フェアプレイの特質
4 フェアな子を育てるには
第4章 体育と身体形成――身体形成とは何か
1 身体の自然成長と意図的教育
2 身体形成における身体観
3 人間の身体の階層構造
4 スポーツ・運動文化の独自の意義
5 人間の身体の未来を選びとる
第5章 身体からみた体育の可能性
1 体育学としての身体論
2 学校という制度と身体
3 学校教育と身体教育
4 身体の可能性と学校教育
第6章 体育で競争をどのように位置づけるか
1 競争とは
2 教育における競争
3 スポーツにおける競争をどうとらえるのか
4 体育で競争を教える
第7章 プレイが生み出す体育の可能性――プレイは何をもたらすか
1 スポーツとプレイ(遊び)
2 プレイとは何か
3 他者関係としてのプレイ
4 「プレイとしてのスポーツ」と体育
第8章 技術指導からみた体育
1 体育の目標と運動技術・戦術
2 運動の課題性と運動技能・戦術行動の構造
3 運動の課題性の違いに応じた技術・戦術指導の視点
第9章 体育と指導者――体育教師とコーチ、何が違うのか
1 「コーチは教師である」論
2 「教師/コーチ」の役割葛藤
3 「教師/コーチ」から「コーチ」へ
4 「運動部活動」の指導とは何か
第10章 運動部活動の意義と課題
1 運動部活動への期待と批判
2 運動部活動の歴史的背景
3 運動部活動の現状
4 運動部活動の政策動向
5 運動部活動の重要課題
第11章 子供からみた体育の存在意義――なぜ、子どもに体育は必要か
1 子供の体力低下問題にみる体育の重要性
2 「できる」経験による運動有能感の高まり
3 他者との協同的な学びによるコミュニケーションスキルの向上
4 これからの社会で求められる「思考力」を育む体育
5 子供にとって価値ある体育の充実のために
第12章 社会変化と今後の体育
1 ゆれる社会、ゆれる教育と学校体育
2 スポーツ需要の変化と学校体育
3 新たなスポーツ現象が問いかけるもの
4 これからの学校体育のあり方
第Ⅲ部 体育原理を考えるために――現代スポーツの周辺
第1章 スポーツと宗教
1 スポーツのはじまりと宗教
2 近代スポーツのはじまり
3 現代・未来のスポーツに宗教はどのように裨益するのか
第2章 スポーツと政治
1 オリンピックと政治の補完と不可侵の関係
2 国際戦略としてのスポーツ
3 スポーツ団体と政治家の相互依存
第3章 スポーツと法・行政
1 体育原理と法・人権
2 スポーツと法
3 体育行政からスポーツ行政へ
第4章 スポーツと環境
1 環境問題がもたらすスポーツフィールドの貧困化
2 “加害者”としてのスポーツ
2 環境とスポーツの共存・共生の道を探る
第5章 スポーツとグローバリゼーション
1 「越境する文化」としてのスポーツ
2 スポーツのグローバリゼーションが引き起こす問題
第6章 スポーツとビジネス
1 スポーツビジネスの時代
2 スポーツ産業の経済規模
3 スポーツビジネスの課題
第7章 みんなのスポーツ
1 「みんなのスポーツ」スローガンの意義
2 日本における「みんなのスポーツ」
3 「スポーツプロモーション」の実現をめざして
第8章 スポーツとドーピング
1 ドーピングとは何か
2 スポーツとドーピングの歴史
3 アンチ・ドーピング活動の展開とその意義
第9章 スポーツとナショナリズム
1 スポーツにみられるナショナリズム
2 ナショナリズムとは
3 スポーツとナショナリズムを問うこと
第10章 スポーツと勝利至上主義
1 「勝利至上主義」という問題性
2 スポーツにおける勝利は至上価値なのか
3 「勝利至上主義」の社会的意味
第11章 スポーツとオリンピズム
1 クーベルタンと近代オリンピック誕生の背景
2 クーベルタンが表現したオリンピズム
3 クーベルタン以降のオリンピズムの解釈と展開
第12章 スポーツとルール
1 スポーツのルールの機能:面白さの保障
2 ルールがスポーツを構成する
3 ルールブックや慣習を支える原理と解釈
4 いろいろな視点からルールを解釈・デザインする
第13章 スポーツとメディア
1 スポーツとメディアの共生的関係
2 メディアスポーツの構造と意味
3 「流通/消費過程」における課題
第14章 スポーツと美しさ
1 「スポーツと美しさ」という表題
2 「スポーツの美」についての研究から
3 「美しさ」を考えるためのテーマとしてのスポーツ
第15章 スポーツとコミュニティ
1 わが国のスポーツトレンドと「地域」への期待の高まり
2 コミュニティとは何か
3 コミュニティスポーツの展開と難問
4 スポーツとコミュニティの形成
第16章 スポーツの制度化と暴力
1 近代化とスポーツによる暴力の封印
2 スポーツ教育による暴力制御の学習
3 スポーツにおける暴力のほころび
第17章 スポーツとジェンダー
1 ジェンダーの視点からみたスポーツ
2 スポーツの成立と「男らしい男」
3 性別二元論がもたらすスポーツの「新しい」問題
第18章 スポーツと障害者
1 障害者スポーツの発展
2 障害者スポーツの概念をめぐって
3 障害者スポーツを考えること
第Ⅳ部 体育原理を学ぶ人のための基本文献案内
第1章 体育科教育原論に関する文献
新版体育科教育学入門/体育科教育学の探究/体育教育を学ぶ人のために/戦後体育実践論(全4巻)/学校体育授業事典/学校になぜ体育の時間があるのか?/よい体育授業を求めて/体育の教材を創る/体育の人間形成論/新版体育科教育学の現在
第2章 スポーツ原論に関する文献
スポーツ倫理を問う/スポーツ哲学の入門/スポーツ文化論シリーズ(全14巻)/21世紀スポーツ大事典/身体の論理/スポーツの哲学的研究/体育・スポーツの哲学的見方/遊戯する身体/身体教育を哲学する/身体教育の思想
索引
第1章 なぜ、体育原理を学ぶのか
1 スポーツと体育への考察
2 現代スポーツをとりまく諸問題
3 学校体育をとりまく諸問題
4 体育原理の必要性
第2章 体育原理はどのような学問か
1 「体育原理」とそれに類似した名称
2 体育原理の学問的位置づけ
3 体育原理の学問的役割
4 体育原理の対象・課題
5 体育原理の今日的意義
第3章 体育の理念はどう変わってきたのか
1 体育の理念を理解するための4つの概念
2 生涯にわたりスポーツに親しむ資質・能力の育成をめざす動き
3 発達の段階に応じた児童生徒の人間形成に対する体育の貢献
4 体育の質の改善に向けた国際的な取り組み
第4章 体育とスポーツは何が違うのか
1 「運動」部から「スポーツ」部へ
2 体育という教科名
3 「体育」から「スポーツ」へ
4 体育とスポーツの混同と混用
5 体育の新しい役割
第Ⅱ部 体育原理の深層へ――体育原理の発展理論
第1章 運動のもつ可能性
1 「運動」の概念
2 「身体運動」のもつ可能性
3 身体運動における意味生成と体験
4 「スポーツ」のもつ可能性
5 運動のもつ豊かな可能性を生み出すために
第2章 体育における人間形成
1 体育における人間形成とはどのような意味か
2 個人的人間形成
3 共同体的人間形成
4 武道と人間形成
5 現代への視角
第3章 体育とフェアプレイ――フェアプレイは有効か
1 スポーツ規範の教育的価値
2 スポーツ規範
3 フェアプレイの特質
4 フェアな子を育てるには
第4章 体育と身体形成――身体形成とは何か
1 身体の自然成長と意図的教育
2 身体形成における身体観
3 人間の身体の階層構造
4 スポーツ・運動文化の独自の意義
5 人間の身体の未来を選びとる
第5章 身体からみた体育の可能性
1 体育学としての身体論
2 学校という制度と身体
3 学校教育と身体教育
4 身体の可能性と学校教育
第6章 体育で競争をどのように位置づけるか
1 競争とは
2 教育における競争
3 スポーツにおける競争をどうとらえるのか
4 体育で競争を教える
第7章 プレイが生み出す体育の可能性――プレイは何をもたらすか
1 スポーツとプレイ(遊び)
2 プレイとは何か
3 他者関係としてのプレイ
4 「プレイとしてのスポーツ」と体育
第8章 技術指導からみた体育
1 体育の目標と運動技術・戦術
2 運動の課題性と運動技能・戦術行動の構造
3 運動の課題性の違いに応じた技術・戦術指導の視点
第9章 体育と指導者――体育教師とコーチ、何が違うのか
1 「コーチは教師である」論
2 「教師/コーチ」の役割葛藤
3 「教師/コーチ」から「コーチ」へ
4 「運動部活動」の指導とは何か
第10章 運動部活動の意義と課題
1 運動部活動への期待と批判
2 運動部活動の歴史的背景
3 運動部活動の現状
4 運動部活動の政策動向
5 運動部活動の重要課題
第11章 子供からみた体育の存在意義――なぜ、子どもに体育は必要か
1 子供の体力低下問題にみる体育の重要性
2 「できる」経験による運動有能感の高まり
3 他者との協同的な学びによるコミュニケーションスキルの向上
4 これからの社会で求められる「思考力」を育む体育
5 子供にとって価値ある体育の充実のために
第12章 社会変化と今後の体育
1 ゆれる社会、ゆれる教育と学校体育
2 スポーツ需要の変化と学校体育
3 新たなスポーツ現象が問いかけるもの
4 これからの学校体育のあり方
第Ⅲ部 体育原理を考えるために――現代スポーツの周辺
第1章 スポーツと宗教
1 スポーツのはじまりと宗教
2 近代スポーツのはじまり
3 現代・未来のスポーツに宗教はどのように裨益するのか
第2章 スポーツと政治
1 オリンピックと政治の補完と不可侵の関係
2 国際戦略としてのスポーツ
3 スポーツ団体と政治家の相互依存
第3章 スポーツと法・行政
1 体育原理と法・人権
2 スポーツと法
3 体育行政からスポーツ行政へ
第4章 スポーツと環境
1 環境問題がもたらすスポーツフィールドの貧困化
2 “加害者”としてのスポーツ
2 環境とスポーツの共存・共生の道を探る
第5章 スポーツとグローバリゼーション
1 「越境する文化」としてのスポーツ
2 スポーツのグローバリゼーションが引き起こす問題
第6章 スポーツとビジネス
1 スポーツビジネスの時代
2 スポーツ産業の経済規模
3 スポーツビジネスの課題
第7章 みんなのスポーツ
1 「みんなのスポーツ」スローガンの意義
2 日本における「みんなのスポーツ」
3 「スポーツプロモーション」の実現をめざして
第8章 スポーツとドーピング
1 ドーピングとは何か
2 スポーツとドーピングの歴史
3 アンチ・ドーピング活動の展開とその意義
第9章 スポーツとナショナリズム
1 スポーツにみられるナショナリズム
2 ナショナリズムとは
3 スポーツとナショナリズムを問うこと
第10章 スポーツと勝利至上主義
1 「勝利至上主義」という問題性
2 スポーツにおける勝利は至上価値なのか
3 「勝利至上主義」の社会的意味
第11章 スポーツとオリンピズム
1 クーベルタンと近代オリンピック誕生の背景
2 クーベルタンが表現したオリンピズム
3 クーベルタン以降のオリンピズムの解釈と展開
第12章 スポーツとルール
1 スポーツのルールの機能:面白さの保障
2 ルールがスポーツを構成する
3 ルールブックや慣習を支える原理と解釈
4 いろいろな視点からルールを解釈・デザインする
第13章 スポーツとメディア
1 スポーツとメディアの共生的関係
2 メディアスポーツの構造と意味
3 「流通/消費過程」における課題
第14章 スポーツと美しさ
1 「スポーツと美しさ」という表題
2 「スポーツの美」についての研究から
3 「美しさ」を考えるためのテーマとしてのスポーツ
第15章 スポーツとコミュニティ
1 わが国のスポーツトレンドと「地域」への期待の高まり
2 コミュニティとは何か
3 コミュニティスポーツの展開と難問
4 スポーツとコミュニティの形成
第16章 スポーツの制度化と暴力
1 近代化とスポーツによる暴力の封印
2 スポーツ教育による暴力制御の学習
3 スポーツにおける暴力のほころび
第17章 スポーツとジェンダー
1 ジェンダーの視点からみたスポーツ
2 スポーツの成立と「男らしい男」
3 性別二元論がもたらすスポーツの「新しい」問題
第18章 スポーツと障害者
1 障害者スポーツの発展
2 障害者スポーツの概念をめぐって
3 障害者スポーツを考えること
第Ⅳ部 体育原理を学ぶ人のための基本文献案内
第1章 体育科教育原論に関する文献
新版体育科教育学入門/体育科教育学の探究/体育教育を学ぶ人のために/戦後体育実践論(全4巻)/学校体育授業事典/学校になぜ体育の時間があるのか?/よい体育授業を求めて/体育の教材を創る/体育の人間形成論/新版体育科教育学の現在
第2章 スポーツ原論に関する文献
スポーツ倫理を問う/スポーツ哲学の入門/スポーツ文化論シリーズ(全14巻)/21世紀スポーツ大事典/身体の論理/スポーツの哲学的研究/体育・スポーツの哲学的見方/遊戯する身体/身体教育を哲学する/身体教育の思想
索引