内容
「英語で授業」その一歩を踏み出そう!
「英語の授業は英語で」と言われても、具体的にどうするかわからず、試行錯誤しているのが現状である。本書はできる教師ができる生徒向けに行う「英語で授業」ではなく、誰にでも取り組めて、どんな生徒にも真の英語力をつける「英語で授業」を提案する。ぜひ「英語で授業」への一歩を踏み出してみよう。
目次
まえがきにかえて
第 I 部 英語で授業をはじめよう
第1章 今なぜ英語による英語の授業か
1.訳読方式の英語授業
2.新しいことばを学ぶとはどういうことか
第2章 初級編:英語による英語の授業の基本的な方向のまとめ
1.はじめに
2.Do 質問
3.Wh-質問
4.まとめ:1文対象の英問英答による英文の理解
第3章 中級編:さらに一歩レベルアップをはかろう
1.はじめに
2.1ページの文章を分割する
3.複数文の英問英答へ
4.生徒同士の活動へとつなげる
第4章 中上級編:これからの英語教育の考え方と方向性
1.英語教育のアプローチ:折衷法
2.山家先生とオーラル・アプローチ
3.意味理解か内容理解か?
第5章 上級編:新しい時代の英語の教え方をめざして一歩踏み出そう
1.Fact Finding 型
2.Inferential 型
3.Personal Involvement 型(P.I.型)
4.P.I.型の授業はこう進める
5.P.I.型の評価はどうするか
6.結論を出さない教育
7.自律学習の方向
8.小さな実践と大きな発想
9.少し長いまとめ
第 II 部 「英語で授業」を支える基礎・土台
第1章 新出単語の指導:英語の基礎は単語の定着から
1.はじめに
2.flash card 方式の利点
3.flash card 方式導入の準備
4.flash card 方式の進め方(1):英問英答へつなげる
5.flash card 方式の進め方(2):意味のある対話へつなげる
6.新出単語の訳は1つだけでよいのか
7.生徒が忘れた単語はどうするのか
8.句の指導
9.英単語ノートの作成
10.自律した学習者を育てるために
第2章 指名論:効果の上がる指名の仕方
1.指名の仕方:第1ステップ
2.指名の仕方:第2ステップ
第3章 質問のできる生徒をつくりたい:コミュニケーションのできる生徒をめざして
1.教師への質問の時間
2.質問のできる生徒とは
3.質問できることの重要性を説明する
4.日常的なコミュニケーション Enjoy Communication 方式
5.Enjoy Communication の土台作り
6.教科書・Teacher's Manual を有効に活用する
7.Caption Method のすすめ
8.Caption Method を辞書指導へとつなげる
第4章 音読指導:効果の上がる音読指導はこういう順番で行う
1.音読の2つのレベル
2.音読時の生徒指導の方法
3.簡単なまとめ
4.この本のまとめ
引用・参考文献