陸上競技指導教本アンダー13 楽しいキッズの陸上競技

陸上競技指導教本アンダー13 楽しいキッズの陸上競技
著者 (財)日本陸上競技連盟
ジャンル 書籍 > スポーツ技術・トレーニング・コーチング > 陸上競技
出版年月日 2010/05/15
ISBN 9784469267020
判型・ページ数 B5変・128ページ
定価 1,980円(本体1,800円+税10%)

内容

楽しく陸上競技を行うためのヒントが満載

“楽しむことで子ども達は上達していく!”小学生に対する陸上競技の指導のあり方をあらためて説いた一冊。子どもの発育・発達を踏まえた指導、指導者や親のあり方、色々な遊びや練習方法、子ども達が身に付けるべき技術、練習計画の立て方など、子ども達を伸ばすノウハウをわかりやすく解説している。

目次

第1章――発育・発達とスポーツ・運動(陸上競技)の指導
1.一貫指導とその重要性
2.発育・発達に応じた運動・スポーツ
 [1]人の発育・発達段階
 [2]器用な子どもを育てるために
 [3]プレ・ゴールデンエイジ期
 [4]ゴールデンエイジ期
 [5]ポスト・ゴールデンエイジ期へ
3.アンダー13のための指導の留意点
 [1]現代の子どもの発育・発達の特徴と問題
 [2]現代の子どもの生活の特徴と問題
 [3]長期的トレーニング過程からみた児童期(アンダー13)の課題
 [4]妥当な子どもの練習日数
 [5]早期の専門化とオーバー(ハード)トレーニングの弊害
 [6]早朝スポーツ教育とその問題点
 [7]目先の勝利ではなく、将来を見据えた指導
 [8]楽しい競技会の設定
 [9]楽しい練習の指導法
 [10]子どもの陸上競技・運動指導の要点
 [11]よく食べ・よく寝ることの必要性
 [12]勉強とスポーツの両立
 <コラム>挨拶やマナーを大切にしましょう

第2章――子どもを伸ばす良い指導者と理解ある親
1.アンダー13の指導で大切なこととは?
2.アンダー13の指導の目的は?
3.子どもを伸ばす「良い指導者」とは?
 [1]ほめる
 [2]励ます
 [3]強い愛情
4.子どもを伸ばせない「ダメな指導者」とは?
 [1]「けなす」言葉
 [2]体罰
 [3]罵倒や侮辱
5.子どもから見た「良い指導者」とは?
 [1]説明がわかりやすい
 [2]手本を見せてくれる
 [3]平等に扱ってくれる
6.子どもから見た「ダメな指導者」とは?
 [1]よく怒る
 [2]ひいきをする
 [3]適度な休みを与えない
7.「理解ある(賢い)親」とは?
 [1]子どもの活動を応援する
 [2]温かく見守る
 [3]指導者と共に子どもを育てる
8.「理解のない親」とは?
 [1]過度な期待を持つ
 [2]勝利至上主義に走る
 [3]指導者の指導を阻害する
9.指導者自身が自己評価する方法とは?

第3章――陸上競技・運動の楽しい練習方法と指導
I――基本の運動(走・跳・投の基本的な動き作りの運動)
1.ウォーミングアップの運動
 [1]ジャンケンゲーム
 [2]真似っこジョギング(汽車ぽっぽ)
 [3]鬼ごっこ
 [4]長縄遊び
 [5]相撲
 [6]2人組でのジャンプ
 [7]バランスボール・エクササイズ
 [8]ストレッチングと姿勢作り
II――導入・移行の運動
1.走運動への導入・移行の運動
 [1]ラダー、ミニハードルでのステップドリル
 [2]対角ダッシュ
 [3]ネコとネズミ
 [4]テニスボールやZボール、棒を使ったダッシュ
 [5]集配リレー
 [6]ボール集めゲーム
 [7]ジャンケンリレー
 [8]折り返しリレー
2.跳躍運動への導入・移行の運動
 [1]ジャンケングリコ― I
 [2]ジャンケングリコ― II
 [3]ケンケン競争
 [4]チーム対抗立ち幅跳び
 [5]チーム対抗馬跳び
 [6]川渡り
 [7]川幅跳び
 [8]輪・ミニハードル・ゴムひもでのリズムジャンプ
3.投運動への導入・移行の運動
 [1]的当てゲーム― I
 [2]的当てゲーム― II
 [3]ドッジボール
 [4]ジャンケンボール当てゲーム
 [5]パス&キャッチゲーム
III――各種目の練習
1.短距離走
 [1]スタートダッシュゲーム
 [2]変形スタートダッシュ
 [3]スタートダッシュでグラウンドを押す練習
 [4]スタートダッシュ
 [5]スプリントドリル
 [6]インアウトスプリント(ウェーブ走)
 [7]助走付き全速疾走
2.リレー
 [1]リレー練習
3.長距離走
 [1]1000m申告タイムレース
 [2]ペースメーカー走
 [3]ミニ駅伝(たすきリレー)
 [4]サーキット運動、校庭サーキット走
4.ハードル走
(1)インターバル走のリズムを作る練習
 [1]リズムステップオーバー走
 [2]クイックステップドリル
 [3]リズム大股走
 [4]低ハードル練習
(2)ハードリングの基礎的な動き作りのためのドリル
 [1]リード脚のドリル
 [2]抜き脚のドリル
 [3]ハードリングのドリル
 [4]脚力向上のためのドリル
(3)レース中の技術のポイントに応じた練習
5.走り幅跳び
 [1]川幅跳び
 [2]3歩(または4歩)リズム跳躍
 [3]リズム幅跳び
 [4]輪踏み幅跳び
 [5]助走練習
 [6]跳躍練習
6.走り高跳び(はさみ跳び)
 [1]ゴム高跳び
 [2]アクセント高跳び
 [3]輪踏み高跳び
 [4]助走・跳躍練習
7.投運動
 [1]種々の投運動やゲームの方法
 [2]正しいソフトボール投げの練習方法

第4章――走る・跳ぶ・投げる(運動)の合理的な技術
1.短距離走
 [1]クラウチングスタートの構え
 [2]よく見られるつまずき― I
 [3]スピード曲線と局面分け
 [4]速く走るためのポイント
 [5]コーナー走の走り
 [6]よく見られるつまずき― II
2.リレー
 [1]ダッシュマークの決め方
 [2]スタートの構え
 [3]テークオーバーゾーンとは?
 [4]走順の決め方の例―― 4×100mリレー
 [5]各走者の走るコースとバトンパス―― 4×100mリレー
 [6]バトンパス
 [7]よく見られるつまずき
 [8]バトンパスの評価の仕方
 <コラム>国際大会で活躍する男子リレー
3.長距離走
 [1]スタンディングスタート
 [2]速く走るポイント
 [3]クロスカントリーのすすめ
 <コラム>心拍数を利用しよう
4.ハードル走
 [1]ハードル走のスタート
 [2]スタートでの足の置き方と1台目までの足の運び(右足踏み切りの場合)
 [3]よく見られるつまずき
 [4]コーナーに並べられたハードルを跳ぶ
 [5]技術のポイント
 [6]タッチダウンタイムを計る
 [7]ハードリングの評価
 [8]ハードル走の種類
5.走り幅跳び
 [1]助走距離の決め方
 [2]助走のマークの置き方
 [3]簡単な足の合わせ方
 [4]よく見られるつまずき― I
 [5]追い風と向かい風
 [6]順位の決め方
 [7]よく見られるつまずき― II
 [8]空中動作の役割
6.走り高跳び
 [1]助走の足跡
 [2]踏み切りの位置
 [3]よく見られるつまずき
 [4]走り高跳びの色々な空中動作
 [5]順位の決め方
 <コラム>走り高跳びの歴史
7.投運動
 [1]ソフトボール投げ
 [2]メディシンボール投げ
 [3]全ての投運動に共通するポイント
 <コラム>姿勢を大切にしましょう

第5章――正しい・楽しい練習計画の立て方
1.ウォーミングアップ
2.クーリングダウン
3.練習環境
 [1]練習時間
 [2]休養と回復
 [3]気温・湿度
 [4]練習計画

●用語の解説

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