子どものスポーツと才能教育

子どものスポーツと才能教育
著者 宮下充正
ジャンル 書籍 > スポーツ技術・トレーニング・コーチング > スポーツ一般
出版年月日 2002/12/20
ISBN 9784469265132
判型・ページ数 四六・184ページ
定価 1,650円(本体1,500円+税10%)

内容

スポーツ指導のあり方から教育の本質に迫る

スポーツ教育やスポーツ科学からの知見・経験・理念をもとに、子どものスポーツ能力の開発・育成や、今日の才能教育の不透明さや本来あるべき才能教育の姿・本質、さらには「心の教育」におけるスポーツ教育・体育教育の持つ意味や必然性をわかりやすくまとめた。新しい時代のスポーツ指導者、体育科教諭にとって必読の書。

目次

はじめに

序章 生きていく能力、よりよく生きていく能力

第1章 これまでの才能教育
 第1節 才能という言葉
 第2節 20世紀前半のわが国の英才教育
 第3節 アメリカにおける天分を有する者の教育
 第4節 イギリスにおける学校教育の目標の変化
 第5節 20世紀後半のわが国の英才教育

第2章 遺伝と成長
 第1節 個性重視の教育が見直されはじめた
 第2節 個性とはなにか
 第3節 双生児を比べて知る遺伝的要因の影響
 第4節 才能を見つけ出す方法
 第5節 才能は引き出せない

第3章 水泳を例にみる才能教育
 第1節 乳幼児に水泳を教える理由
 第2節 新生児にみられる水中動作
 第3節 水泳のメカニズム
 第4節 水泳技術の習得と指導
 第5節 成長にともなう水泳スピードの向上
 第6節 レース分析からみた水泳スピードの向上
 第7節 水泳の才能教育に残されている課題

第4章 スポーツの能力
 第1節 スポーツの能力を構成する因子
 第2節 能力を伸ばす最適年齢
 第3節 優れた競技成績がおさめられる確率

第5章 個人差を考えた教育のあり方
 第1節 遺伝と環境とを考慮したスポーツ指導のあり方
 第2節 スポーツ指導のあり方から教育一般を考える
 第3節 『あるべき姿』へと導く教育
 第4節 『あるべき姿』へのミニマム・リクワィアメント
 第5節 『ありたい姿』へと導く教育
 第6節 再び、スポーツ領域で才能教育を考える
 第7節 知的才能の芽生えも乳幼児期に決まる

終章 心を育むことができるか

あとがき

参考文献

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