スポーツ選手の摂食障害

Disordered Eating Among Athletes

スポーツ選手の摂食障害
著者 NATA(全米アスレチックトレーナー協会)
辻秀一 監訳
ジャンル 書籍 > スポーツ科学 > 栄養学
出版年月日 1999/07/10
ISBN 9784469264241
判型・ページ数 A5・160ページ
定価 1,650円(本体1,500円+税10%)

内容

拒食症、過食症といった摂食障害から選手をどう守ればよいのか?

アスリート特有の摂食障害の事例分析を豊富に盛り込み、その予防・発見法から対処法までを具体的にわかりやすく解説。NATA(全米アスレティックトレーナーズ協会)編による初の実践的テキスト、待望の邦訳。

目次

第1章 摂食障害の特徴及び関連する問題点
 摂食障害とは何か?
 摂食障害の歴史
 接触障害の発展に影響を及ぼした要因
 家族の圧力
 変化時期におけるストレス
 性差
 神経化学物質
 ダイエット、エクササイズ、強制的な行動
 まとめ
 学習問題の解説

第2章 摂食障害とゆがんだ食行動について知る
 ゆがんだ食行動の定義
 ゆがんだ食行動を見抜くために
 薬物利用などによる体重コントロール
 脱水症状
 自励嘔吐(Self-Induced Vomiting)
 暴食(Binge Eating)
 強迫観念による(過度の)運動
 小食(Undereating):競技への影響
 女性アスリートの三徴
 まとめ
 学習問題の解説

第3章 摂食障害とゆがんだ食行動の理解
 摂食障害のサインと徴候
 拒食症を確認する方法
 過食症を確認する方法
 選手の摂食障害を見つけること
 秘密にしておくこと
 食物と体重に対する先入観
 極端な二分思考
 口の満足
 公衆での食事
 食事の排除 vs 代わりになるもの
 社会的な孤立
 強迫観念による運動を見抜く
 摂食障害の診断
 医学的な評価
 基準化された評価
 行動と性格の評価
 まとめ
 学習問題の解説

第4章 スポーツが健全なボディイメージを崩す時
 スポーツ選手の間に広まる接触障害
 スポーツにおける体重制限
 審査基準
 体重制限を要するパフォーマンス
 コーチからのプレッシャー
 仲間からの影響
 まとめ
 学習問題の解説

第5章 摂食障害の選手への対応
 摂食障害に対してあなたは何をするべきか
 話し合う内容を考えておく
 問題を明確にする
 あなたが気に掛けていることをわからせる
 現実的な効果を期待すること
 選手からの様々なリアクションを知っておく
 治療プランの作成
 プラン
 治療サポートチーム
 まとめ
 学習問題の解説

第6章 接触障害を持つ選手に対する長期的サポート
 スポーツへの参加の継続 vs 引退について
 治療中の選手とのコミュニケーション
 チームメイトとのコミュニケーション
 コーチとのコミュニケーション
 摂食障害の治療法
 個人セラピー
 グループ治療
 ファミリー治療
 短期間治療
 精神治療のための薬
 複合型アプローチ
 選手への繊細さを残すこと
 参考文献
 学習問題の解説

第7章 スポーツにおける効果的な体重管理のためのガイドライン
 健康的な体重管理の勧め
 体重を重視しないために
 体重ではなく生活習慣に注目させる
 体重管理法
 スポーツ選手の増量
 まとめ
 学習問題の解説

第8章 選手とコーチのための教育プログラム
 スポーツ観強における教育
 摂食障害の理解
 ニーズの評価
 教育プロセスにコーチを交えることの重要性
 発見におけるチームメイトの役割
 栄養知識の提供
 体重と接触に関する繊細な配慮
 まとめ
 学習問題の解説

第9章 選手、コーチ、スタッフのための学習資料

付録:自習テスト

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