マラソン・ウォッチング

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マラソン・ウォッチング
著者 山地啓司
ジャンル 書籍 > スポーツ技術・トレーニング・コーチング > 陸上競技
シリーズ <ビッグ・フレッシュ・トマト>
出版年月日 1986/12/10
ISBN 9784469261219
判型・ページ数 四六・216ページ
定価 1,100円(本体1,000円+税10%)

内容

マラソンのおもしろさを社会学、心理学、生理学の角度から解明

マラソンは実社会の投影か? 脱落していく者あり、勝利を得る者あり、過酷な生き残りレースである。本書はマラソンを集団という観点から分析し、心理的、社会的考察を加えながら、マラソンのもつ奥深い面白さを追求する。ランナーはなぜ集団をつくるのか、ウェアは何色がよいか……この1冊で、あなたもマラソンというドラマを一層満喫できる。ランナー・コーチ・観戦者必読の書。

目次

第1章 マラソンの魅力とは
 1.マラソンはドラマである
 2.マラソンは努力の権化である
 3.マラソンは日本スポーツ界の永遠の救世主である
 4.なぜ日本人はマラソンに強い

第2章 近代マラソンの幕開け
 1.アマチュア・マラソン
 2.マラソンのプロ化
 3.賞金レースの功罪

第3章 マラソンと集団
 1.マラソン・レースの特性
 2.群集(マス)と集団(グループ)
 3.マラソン集団の特性
 4.マラソン・レースにおける集団の形成
 5.集団の分類

第4章 なぜ集団ができるか
 1.集団のプラス効果
 2.集団のマイナス効果

第5章 集団の構造
 1.集団の成員
 2.集団の理想的人数
 3.集団の密度
 4.集団内における行動圏
 5.集団の形容

第6章 マラソンの集団の社会性
 1.集団を作る成員の特性
 2.集団の秩序に関する法則
 3.個と個、集団と集団の社会関係

第7章 マラソン・ランナーの特性
 1.追うのが好きな日本人ランナー
 2.マラソン・ランナーの特性は日本国民の縮図
 3.行動反響
 4.リズムとリラクゼイション
 5.ランニングのスピード感覚

第8章 マラソン10科
 1.マラソンのコース
 2.マラソン大会の分類
 3.なぜ左側通行
 4.生理学的限界と心理学的限界
 5.ランナーのディトレーニング
 6.ランニング・ウェアの効用
 7.女子ランナーの月経と体脂肪量
 8.オーバー・トレーニング
 9.マラソンの記録
 10.マラソンの記録と予測

<付表>
 1.マラソン日本歴代50傑
 2.マラソン世界歴代50傑
 3.マラソン・日本最高記録の変遷
 4.マラソン・世界最高記録の変遷
 5.オリンピック・マラソン優勝者と記録
 6.マラソンのいろいろな記録
 7.国別のマラソン最高記録(男子)
 9.国別のマラソン最高記録(女子)
 10.年齢別マラソン1位の選手名と記録(男子)
 11.年齢別マラソン1位の選手名と記録(女子)
 11.世界マスターズとアメリカマスターズの歴代マラソン10傑
 12.長距離競走路ならびに競歩路公認に関する細則
 13.全国41フルマラソン大会一覧

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