マラソンの科学

安全に速く走るために

マラソンの科学
著者 山地啓司
ジャンル 書籍 > スポーツ技術・トレーニング・コーチング > 陸上競技
シリーズ PH選書
出版年月日 1983/12/10
ISBN 9784469163148
判型・ページ数 四六・314ページ
定価 1,870円(本体1,700円+税10%)

内容

マラソンのトレーニング法を科学的にとらえて解説

本書は、マラソンを科学的視点からとらえ、各自に適したトレーニング法や速く走るための技術をやさしく解説。また、ランナーは交通事故死をおこしやすいのは何故か、女性は男性をしのぐ記録がだせるのか、マラソンの集団からみた日本人と欧米人の違いなどについても記述したユニークな内容。ジョガーからフル・マラソンを目ざす人を対象に、記録を向上させるためのストライドやピッチ、トレーニング法などを科学的視点から解説。

目次

第1章 マラソンとは
 1.マラソンの歴史
 2.マラソンの魅力は何か
 3.マラソンのルール

第2章 マラソンの体力
 1.マラソンの記録の向上に欠かせない三要素とは
 2.マラソンと至適年齢
 3.マラソン・ランナーの体系的特徴とは
 4.ランニングのエネルギーはいかにつくられるか
 5.最大酸素摂取量や酸素摂取水準を決定する要因は何か

第3章 マラソンの技術
 1.ランニング技術とは
 2.ランニング・フォームからみた技術
 3.ランニング・ペースからみた技術
 4.ランニング効率を変える走路とシューズ

第4章 マラソンのトレーニング
 1.なぜ、トレーニングは必要なのか
 2.潜在的能力を高めるトレーニングの原理
 3.長距離、マラソンのためのトレーニング論
 4.トレーニング方法のいろいろ

第5章 マラソンのコンディショニング
 1.コンディショニング
 2.マラソンとバイオリズム
 3.レースに勝つための栄養学
 4.ウォーミング・アップは必要か不必要か
 5.ランニングと体温調節
 6.ランナーのためのクーリング・ダウンとマッサージ

第6章 マラソンと健康
 1.マラソンは健康につながるか
 2.健康のバロメーター
 3.ランニングは肥満を軽減する
 4.ランニングの延命効果
 5.ランニングは病気を予防し、治す
 6.ランニングによる生活の活動化

第7章 マラソンと事故・障害
 1.マラソンの罪
 2.ランナーは交通事故をおこしやすい
 3.ランナーに多い事故
 4.ランニングが提起するその他の問題

第8章 マラソン科学に貢献したランナー
 1.マラソンの科学と超一流選手
 2.ザトペック選手とインターバルトレーニング
 3.アベベ選手と高地トレーニング
 4.佐々木精一郎選手と腹痛問題
 5.ショーター選手と科学嗜好
 6.ビレン選手とドーピング
 7.増田選手と貧血
 8.サラザール選手とエアロビック・エクササイザー

第9章 女子とマラソン
 1.中・長距離走と女子
 2.女子マラソン・ランナーの身体的特性
 3.女子は男子よりも持久性がすぐれているか
 4.マラソンは月経に悪影響を与えるか
 5.マラソンと懐妊・出産問題
 6.マラソン記録からみた男女の比較

 付表

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