女性のスポーツ生理学

原題:Women Sport & Performance

女性のスポーツ生理学
著者 C.L.ウェルス
宮下充正 監訳
ジャンル 書籍 > スポーツ科学 > 生理学・キネシオロジー・バイオメカニクス
出版年月日 1989/07/20
ISBN 9784469261707
判型・ページ数 A5・352ページ
定価 3,300円(本体3,000円+税10%)

内容

スポーツと女性のからだとの関係を詳細に解説

本書は、男女の身体的差異と類似性、月経と運動との関係、女性特有のスポーツ傷害、からだ・栄養・ダイエット・けが・妊娠・更年期等と運動の関係を、医学的・生理学的な側面から膨大な研究成果をまとめて分かりやすく解説。選手・コーチ・教師他必読の書。

目次

第1部 男女間にみられる差異

第1章 男女間にみられる身体的な差異と類似
 1―なぜ男女差が存在するのか
 2―身体にみられる男女差
 3―思春期と第二次性徴の特性
 4―体型
 5―身体組成
 6―まとめ

第2章 男女間にみられる生理学的な差異と類似
 1―呼吸循環機能にみられる差異と類似
 2―代謝にみられる差異
 3―筋組織にみられる男女差
 4―まとめ

第3章 パフォーマンスの差異
 1―筋力の差異
 2―筋力トレーニング効果にみられる男女差
 3―運動能力にみられる男女差

第2部 運動と月経

第4章 月経周期―その特異な機能
 1―女性の生殖周期の解剖学
 2―月経周期の生理学
 3―視床下部および下垂体前葉の役割

第5章 月経周期がパフォーマンスに及ぼす影響
 1―月経周期にともなう身体の生理学的変化
 2―月経はパフォーマンスにどのように影響するのか
 3―コーチやスポーツ選手への助言

第6章 運動が月経機能に及ぼす影響
 1―思春期と初潮
 2―スポーツと初潮
 3―運動が月経に及ぼす影響
 4―コーチや選手のための助言

第7章 月経とスポーツ
 1―月経に対する態度
 2―月経中の運動参加
 3―月経の衛生学
 4―中毒性ショック症候群(TSS)
 5―月経抽出
 6―月経にまつわる問題
 7―コーチや選手に対する助言

第8章 運動性無月経
 1―無月経と神経性食欲不振症(拒食症)
 2―心因性無月経
 3―心因性ストレス、運動、無月経
 4―乳腺刺激性の無月経
 5―性ホルモン―身体運動への反応
 6―運動性無月経のモデル化
 7―運動性無月経回復の可能性
 8―まとめ

第3部

第9章 妊娠中の運動
 1―妊娠および運動に対する母親の反応
 2―知力と妊娠
 3―妊娠中のトレーニング
 4―運動が妊娠および出産に及ぼす長期的影響
 5―母親の運動に対する胎児の反応
 6―妊娠への助言

第10章 運動と閉経期
 1―更年期の影響
 2―更年期障害のまとめ
 3―エストロゲン代謝療法
 4―閉経期における運動に対する反応
 5―運動が更年期障害に及ぼす効果
 6―閉経期の女性への助言

第11章 運動と閉経後の女性
 1―高齢期における形態的および生理
 2―身体活動パターンと運動に対する態度
 3―トレーニングと高齢女性
 4―高齢女性スポーツ選手
 5―高齢女性への助言

第4部 女性のための栄養、ウェイトコントロール、および運動

第12章 栄養と活動的な女性
 1―栄養に関する一般的知識
 2―スポーツのための栄養
 3―とくに女性に必要な栄養
 4―コーチとスポーツ選手のための栄養に関する助言

第13章 女性におけるウェイトコントロールと運動
 1―肥満
 2―運動と肥満
 3―脂肪組織についての事実
 4―スポーツ選手とコーチのためのウェイトコントロールに関する助言
 5―とくに注意すべきこと

第5部 女子スポーツ選手

第14章 トレーニングによる適応
 1―トレーニングの一般論
 2―一般女子にみられるトレーニングによる適応
 3―青少年期におけるトレーニング
 4―トレーニング中止による適応
 5―テストステロンと女子のトレーナビリティ
 6―まとめ

第15章 スポーツ障害
 1―スポーツ傷害の発生
 2―女子特有のスポーツ傷害
 3―まとめ

第16章 女子スポーツ選手―プロフィール
 1―スポーツのプロフィール
 2―女子スポーツ選手の身体組成および体格
 3―女子スポーツ選手の代謝特性
 4―まとめ

 参考文献
 略語集
 用語集
 さくいん

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