保健福祉学入門

保健福祉学入門
著者 佐久間淳
ジャンル 書籍 > 体育 > 体育学
シリーズ 体育・保健学入門シリーズ
出版年月日 1993/05/20
ISBN 9784469262582
判型・ページ数 A5・186ページ
定価 2,200円(本体2,000円+税10%)

内容

「保健」と「福祉」を統一的にとらえた書

感染症から成人病へと国民の疾病像が大きく変化したこんにち、生涯を通ずる健康づくりの「カギ」は一人一人の主体的実践に負うところが大きい。本書はそういう時代の生活と研究の諸問題について、「保健」と「福祉」を統一的にとらえる観点からひろく平易に解説した入門書。大学テキストとして最適。

目次

まえがき

第1章 現代の生活と健康・福祉
 1.現代社会の文化と生活
 2.生活様式と健康・福祉

第2章 ジェネレーションと意識、行動
 1.ジェネレーションと意識、ストレス
 2.流行と若者文化
 3.老人の生活と文化
 4.若者と老人の役割交換

第3章 家族機能と保健・福祉
 1.家族をみつめる
 2.家族機能と健康・福祉
 3.高齢化社会、健康・福祉の責任範囲
 4.高齢化社会とその問題

第4章 社会学と保健医療社会学
 1.社会学とは
 2.保健医療社会学とは
 3.保健医療社会学をめぐる状況

第5章 地域社会の健康づくり活動
 1.地域社会をみつめる
 2.都市と農村の生活と健康
 3.地域社会の把握と組織化
 4.地域社会の健康・福祉づくり

第6章 地域社会の健康・福祉のレベル
 1.地域社会の人口構成をみつめる
 2.地域社会の健康と疾病の比較
 3.地域社会の生活と寿命
 4.地域社会の自殺率・死亡率
 5.地域社会の施設と利用状況

第7章 社会福祉とその現状
 1.社会福祉とその解釈
 2.地域社会の福祉ニーズと施設
 3.中間施設の役割とニーズ
 4.社会福祉の専門職
 5.社会福祉士と介護福祉士

第8章 ライフサイクルの変化と問題
 1.ライフサイクルとその変化
 2.家族周期の変化と問題
 3.出生率低下などの動向
 4.死産、周産期死亡の状況

第9章 ライフサイクルと保健福祉
 1.児童、青年期の保健福祉
 2.児童・生徒の体位と体力
 3.母子保健の規定と課題
 4.母子・父子家庭の保健福祉

第10章 過栄養、運動不足と肥満、成人病
 1.肥満意識と摂食行動
 2.肥満と成人病
 3.運動不足と成人病

第11章 老人の保健福祉
 1.人口高齢社会とその課題
 2.高齢社会に対する対策
 3.老人の施設ケア
 4.在宅老人の生活とケア

第12章 健康、疾病、死に対する意識と行動
 1.健康に対する意識・態度・行動
 2.病気に対する意識・態度・行動
 3.「生命」と「死」をめぐる問題

第13章 国民の健康状態、疾病予防と健康増進
 1.国民の健康状態を示すもの
 2.死亡率と平均寿命など

第14章 心身の障害と保健医療福祉
 1.心身の障害児(者)と福祉
 2.障害(児)者の地域保健福祉

第15章 衛生行政、国民医療費と負担
 1.衛生行政と国民医療費の課題
 2.国民の健康増進と疾病予防

第16章 日本の社会・文化と医療史
 1.日本の古代社会と医療
 2.大陸からの医学の導入
 3.医療体系と医療サービス

第17章 生活様式と歩行量と成人病
 1.人の歩行と文明の歴史
 2.歩行の減少と運動効果への注目
 3.運動不足と歩行の効果

第18章 歩行量と成人病との関係の分析法
 1.過疎地の生活と歩行量の分析
 2.変数の性質と統計処理の方法
 3.基礎統計分析のおもな結果
 4.歩数の原因―多変量解析―

参考文献
索引

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