四字熟語で読む論語

四字熟語で読む論語
著者 諏訪原研
ジャンル 書籍 > 漢文・中国古典
出版年月日 2008/12/20
ISBN 9784469232530
判型・ページ数 四六・232ページ
定価 1,540円(本体1,400円+税10%)

内容

四字熟語が導く、論語の世界

ときによろこび、ときにかなしむ。落胆し嘆いてみたかと思えば、超然と諭す――。温故知新、巧言令色など、なじみの四字熟語が生まれた背景には、孔子と弟子達の悲喜こもごもがつまっていた。四字熟語に関連したさまざまなエピソードを紹介しつつ、親しみやすい文体で論語を読み解く。

目次

一、学問
 温故知新(おんこちしん)   ―― 学問のすすめ
 切磋琢磨(せっさたくま)   ―― 打てば響く太鼓
 博聞約礼(はくぶんやくれい) ―― 化粧の総仕上げ
 下学上達(かがくじょうたつ) ―― 孔子の吐いた弱音
 過庭之訓(かていのくん)   ―― 不肖の息子
 道聴塗説(どうちょうとせつ) ―― 耳から口に抜ける

二、人生
 川上之嘆(せんじょうのたん)  ―― 時間よ止まれ
 五十知名(ごじゅうちめい)   ―― 孔子の生涯
 富貴浮雲(ふうきふうん)    ―― 武士は食わねど……
 軽裘肥馬(けいきゅうひば)   ―― 金持ちの弟子
 無知之知(むちのち)      ―― あの世のことはわからない

三、教訓
 暴虎馮河(ぼうこひょうが)   ―― 暴れん坊の弟子
 犬馬之養(けんばのよう)    ―― 親は家畜か?
 巧言令色(こうげんれいしょく) ―― 世渡り上手
 剛毅木訥(ごうきぼくとつ)   ―― 男は黙って……
 文質彬彬(ぶんしつひんぴん)  ―― 理想的な人の姿とは

四、政治
 先難後獲(せんなんこうかく)  ―― 為政者の心得
 牛刀活鶏(ぎゅうとうかっけい) ―― デートのお断り
 用行舎蔵(ようこうしゃぞう)  ―― 潔い身の処し方
 草偃風従(そうえんふうじゅう) ―― 民心のありどころ

五、人物
 三徳兼備(さんとくけんび)   ―― 孔子の人となり
 益者三友(えきしゃさんゆう)  ―― 友を選ばば
 歳寒松柏(さいかんしょうはく) ―― 真価が問われるとき
 朽木糞牆(きゅうぼくふんしょう)―― 昼寝の代償は大きかった


おわりに

四字熟語索引

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