脱マニュアル小論文

作文と論文をつなぐ指導法

内容

小論文はこのままでいいのか

「画一的」「紋切り型」小論文の原因となるマニュアル的な指導法を批判し、「直接経験一つ、間接経験一つあれば、どのような小論文にも対応できる」国語専門塾独自の小論文指導法を初公開。真の表現指導のあり方を考えるために必読の一冊。

目次

序 「小論文」はこのままでいいのか

第一章 表現をめぐる諸問題
 1 「観念病」と「情緒病」克服のために
 2 「作文」と「論文」の分裂という問題――「私」か「普遍性」か
 3 「生活経験」から始める「論文」指導のカリキュラム

第二章 「生活経験」から始める
 1 「生活経験」を書くために
 2 「長いあいだの経験」を書く
 3 事後指導と書き直し
 4 経験の「焦点化」のために
 5 「経験」の「一般化」のために

第三章 進路指導につながる表現指導
 1 進路選択のための調査
 2 「親からの自立」という課題
 3 課題研究、総合学習や教科内でのレポート
 4 「聞き書き」指導の実際
 5 「推薦入試」「AO入試の調査書」「志望理由書」の対策

第四章 「論文」を書く
 1 「焦点化」と「一般化」
 2 「論文」とは何か
 3 「焦点化」と「問い」
 4 「論文」のどこをどうチェックするのか
 5 調査から「論文」へ

第五章 「小論文」を書く
 1 「論文」から「小論文」へ
 2 テキストに振り回されないために
 3 テキストを生かすにはどうしたら良いのか
 4 「小論文」対策
 5 大きなテーマの「小論文」

第六章 読解と表現指導

付録
あとがき

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