十二支の四字熟語

十二支の四字熟語
著者 諏訪原研
ジャンル 書籍 > 漢文・中国古典
出版年月日 2005/11/01
ISBN 9784469232363
判型・ページ数 四六・288ページ
定価 1,430円(本体1,300円+税10%)

内容

12匹の動物たちの織りなす四字熟語の森!

十二支の動物たちにまつわる四字熟語を一挙紹介! 画竜点睛、猪突猛進などよく知られたものから、狐死兎泣、猿穴壊山といったマニアックなものまで約400語を、その由来となった故事などを踏まえて、わかりやすく解説する。年末年始のスピーチや年賀状のネタになりそうな、おもしろい話も満載!

目次

はじめに

子・ネズミ・鼠
盗みのうまいネズミ/ネズミの逆襲/ネコと同棲するネズミ/陰険な家来/サイズは“S”/高潔な人士の奇行/ネズミの日和見

丑・ウシ・牛
一本の毛ほどの軽い命/体のでかいのが取り柄/蔵書はガラクタばかり/過ぎたるは何とやら/ウシの条件反射/ウシにベートーベンを聞かせてみたら/ウシは平和のシンボル/子ウシにまつわる熟語/巧みな尋問/大飯喰らいのウシとウマ/牛肉は馬肉に勝る/ウシとウマとではどっちがえらい?

寅・トラ・虎
百獣の王/獰猛さが売り/トラの子/トラに襲われてトラウマになる/素手でトラ退治/トラに情けをかける/ウソも三人つけばホントになる/トラよりもこわいものとは?/トラ同士の闘い/トラの絵/石に立つ矢/トラを優れたものにたとえる

卯・ウサギ・兎
ウサギは俊足がご自慢/はじめは処女のごとく/はてしなき戦い/ウサギの餅つき/コロリころげたウサギさん/ウサギの敵/隠れ家は多いほどよい/ウサギに角

辰・タツ・竜
竜とヘビは似て非なるもの/瞳の効用/将来の有望株/雲を得た竜/うだつの上がらない竜/目を射抜かれた竜/東の竜、西のトラ/逆鱗に触れる/天子の相/名君あれば名臣あり/ずば抜けた人物

巳・ヘビ・蛇
余計なことをしたばっかりに/蛇はまっすぐ進めない/世人の裏をかく/天はすべてお見通し/病は気から/草むらの蛇/目からウロコ

午・ウマ・馬
季節には無関心?/楽あれば苦あり/ほんとうは怖い〝馬肥える秋〟/年の功/孔子はケチだった?/バカの語源は?/ウマは脚力が命/埋もれた才能/駿馬を見分ける男/イヤミな幼友達/戦争とウマ/車とウマ/西域の名馬/ウマでドライブ/ウマも方便

未・ヒツジ・羊
看板に偽りあり/見かけ倒し/迷える子ヒツジ/いけにえのヒツジ/ヒツジの料理人/前進あるのみ/よいヒツジ飼い

申・サル・猿
サルの浅知恵/項羽はサルのような男?/サルの母心/サルと木/サルの住まい/サルの手はなぜ長い/囚われの身

酉・トリ・鶏
トキを作る/ニワトリの鳴きまねのうまい男/ニワトリとイヌのいる風景/小国の主か、大国の臣か/大は小を兼ねず/いいものの引き立て役/身近なものは捨て置かれる/貧弱なからだ

戌・イヌ・犬
イヌが吠えるのはなぜ?/つまらないイヌほど、よく吠える/昔のドロボウ、今はおまわりさん/イヌは人間の召使い?/イヌとウマの忠誠度/ほんとうの親孝行/弟子とはぐれた孔子/役立たずのイヌ

亥・イノシシ・猪
イノシシにバックのギアはない/白いブタは、珍獣?/ブタは哲学者になれない/ブタは貪欲なもの/けちん坊ブタのひづめで願をかけ/人間の子でもブタの子とはいかに/三匹のブタが黄河を渡る?

おわりに
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