対話の文芸 芭蕉連句鑑賞

対話の文芸 芭蕉連句鑑賞
著者 村松友次
ジャンル 書籍 > 日本語・日本文学・日本語教育・国語教育 > 日本文学
出版年月日 2004/06/20
ISBN 9784469221664
判型・ページ数 A5・338ページ
定価 2,860円(本体2,600円+税10%)

内容

連句は会話 会話が詩になる 芭蕉一座興行の連句17編を味わう

芭蕉といえば俳句(発句)の作者と思われているふしがあるが、そうではない。芭蕉の本業は連句をつくる(歌仙を巻く)ことだった。庶民生活を詠んだ句、恋の句など、発句だけからはうかがえない別世界が連句では展開されている。本書は芭蕉七部集の中から芭蕉が同座した巻17編を鑑賞、特に著者の軽妙な口語訳が、2句ずつのひびき合い、全体の流れをわかりやすく示してくれる。連句の世界を知る入門書としても最適である。

【目次】

芭蕉連句と蕪村・虚子─序に代えて

 1 狂句こがらしの巻(冬の日)
 2 はつ雪のの巻(冬の日)
 3 つゝみかねての巻(冬の日)
 4 炭売のの巻(冬の日)
 5 霜月やの巻(冬の日)
  <表六句> いかに見よとの巻(冬の日)
 6 雁がねもの巻(曠野)
 7 木のもとにの巻(ひさご)
 8 鳶の羽もの巻(猿蓑)
 9 市中はの巻(猿蓑)
10 灰汁桶のの巻(猿蓑)
11 梅若菜の巻(猿蓑)
12 むめがゝにの巻(炭俵)
13 空豆のの巻(炭俵)
14 振売のの巻(炭俵)
15 八九間の巻(続猿蓑)
16 猿蓑にの巻(続猿蓑)
17 夏の夜やの巻(続猿蓑)

作者解説/初句索引

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