七五調の謎をとく

日本語リズム原論

七五調の謎をとく
著者 坂野信彦
ジャンル 書籍 > 日本語・日本文学・日本語教育・国語教育 > 日本語一般
出版年月日 1996/10/01
ISBN 9784469221275
判型・ページ数 四六・274ページ
定価 2,090円(本体1,900円+税10%)

内容

「石走る垂水の上のさわらびの」「古池や蛙飛びこむ水の音」「地震かみなり火事おやじ」…。万葉の昔から現代まで、日本語のリズムの主流は七音・五音の組み合せであった。「打拍の破綻を回避する」という視点から明治以来の難問にシャープな回答を与えた意欲作。

目次

第一章 音律の原理
 1 日本語の音
 2 二音基調
 3 四音の枠組み
 4 八音の単位
 5 準定型
 6 拍節構造
 7 七音・五音の必然性

第二章 音律の実相
 1 七七調と七五調
 2 五七調と五五調
 3 散文読みと律文読み
 4 律読法
 5 短歌形式
 6 俳句形式
 7 破調と非定型

第三章 音律の源流
 1 都々逸と律読法
 2 三四調と四三調
 3 四三調結句忌避
 4 和歌の字余り
 5 万葉和歌の読唱法
 6 記紀歌謡の読唱法
 7 和歌形式の成立


参照文献
あとがき
索引

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