月刊言語2009年12月号

言語学的探究の行方――「生きたことば」と言語研究

月刊言語2009年12月号
ジャンル 雑誌 > 月刊言語(休刊)
出版年月日 2009/11/14
雑誌コード 4091200
判型・ページ数 A5・128ページ
定価 1,026円(本体933円+税10%)
購入

目次

〈対談〉日本語の「今」を捉え損ねないために――ポライトネス研究と歴史語用論から見えてくるもの(金水 敏×滝浦真人)
「日本語学」発展への展望(野田尚史)
意味論探究の行方――認知意味論からの展望(野村益寛)
語用論の来し方とそのゆくえ(加藤重広)
次世代の音声研究(窪薗晴夫)
方言研究の新たなる出発(真田信治)
言語変異・変化研究のためのデータ――社会言語学におけるコーパスの活用(日比谷潤子)
言語研究におけるフィールドワークの課題(林 徹)
言語の核心に迫る言語獲得研究――多様な発達の現実をとらえた理論構築のために(岩立志津夫)
生きた言葉を捉える技術――自然言語処理の躍進と新たな課題(辻井潤一)
言語の時代を見つめた『言語』と言語研究のこれから(中島平三)
ことばに魅せられて(井上和子)
経験科学はどこへ?(今井邦彦)
句頭の上昇は語用論的意味による(上野善道)
これからが面白くなる言語研究――本誌の復刊を期して(影山太郎)
日本語研究五〇年――飛び石的研究の理論と実践(北原保雄)
さらの言語を研究してみよう(小泉 保)
言語の構造と機能に迫る文法記述を目指して(仁田義雄)
知識の教育とことばの教育(水谷 修)
情報場(南 不二男)

【巻頭エッセイ】
言語をつつむ言語――亡き多田道太郎に(鶴見俊輔)
世界を隔て、結びつける言葉の力(大野ゆり子)

【連載】
リレー連載▼ラングスケープ――言語研究の動向《21》 (最終回)
  より豊かな言語理論の構築に向けて(片桐恭弘・井出祥子)
リレー連載▼私のフィールドノートから《36》 (最終回)
  ミャオ語(田口善久)
連載▼臨床現場から見えることばの風景《12》 (最終回)
  音楽の症例が示すことばの能力との関係(毛束真知子)
連載▼adワード・ウォッチング《72》 (最終回)(岩永嘉弘)
●チャレンジコーナー (最終回)(鍋島弘治朗)
連載▼亀井肇の新語・世相語・流行語《105》 (最終回)(亀井 肇)

【特別記事】
持続可能な未来のコミュニケーション学へ――「社会に対して開かれている語用論」の可能性(平賀正子)

『言語』第38巻総目録〈2009年1月号~12月号〉
【口絵】
たびそら――アジアからの贈り物《12》 (最終回) 東ティモール(三井昌志)

言語圏α▼[ことばの書架]基礎から学ぶ手話学/言語習得と用法基盤モデル
言語圏β▼[ことばの資料]
研究会だより
前号内容
表紙イラスト《ブリキのタルカム缶》(井村治樹)
表紙デザイン(鳥居 満)


ジャンル