英語教師のためのExcel活用法

英語教師のためのExcel活用法
著者 清川英男
濱岡美郎
鈴木純子
ジャンル 書籍 > 英語教育 > 英語教育
シリーズ 英語教育21世紀叢書
出版年月日 2003/04/01
ISBN 9784469244854
判型・ページ数 四六・232ページ
定価 1,980円(本体1,800円+税10%)

内容

基本操作から裏ワザまで丁寧に解説します

テストの結果を、どのように利用していますか? Excelを使って記録・分析すれば、平均点・正答率・偏差値など数値による学習成果の測定はもちろん、設問の良否・生徒の弱点・クラスの傾向など、効果的な指導法のためのヒントがたくさん見えてきます!

目次

●基本編
第1章 テストの目的と種類、結果の利用
 1.テストの種類
 2.テストを実施する前に考えるべきこと
 3.Excelを使って何ができるか
 4.授業の反省材料としてのテストのデータ

第2章 Excelの基本操作
 1.Excelを使う前に
   1-1 コンピュータの使用
   1-2 コンピュータの操作
   1-3 ファイルの使い方(バックアップ)
 2.Excelの基本概念
 3.Exceln構成
 4.基本操作
   4-1 基本操作のための用語
   4-2 並べ替え(ソート)
   4-3 合計点、平均点、標準偏差などの求め方

第3章 学年始めにやりたいこと
      ――到達度別のクラス編成をしたい
 1.学力テストの結果の見方と利用の仕方
   1-1 テストの目的
   1-2 得点データから得られる情報
   1-3 正しいデータを手に入れるためには
 2.テストの分析
   2-1 クラス、男女、指導者などの違いによる比較
   2-2 正答率、各選択技の選択率
   2-3 クラス分けの実際

第4章 成績を能率的につけたい
 1.平常点の記録
   1-1 データ管理のコツ
   1-2 注意点
   1-3 得点表の作成――重み付けの工夫
   1-4 平常点の取り方
 2.実際に用いるいくつかのテクニック
   2-1 列、行の挿入
   2-2 列、行の非表示と再表示
 3.重み付けと換算
   3-1 重み付け
   3-2 記号の換算部

第5章 平均点を上げたい
 1.平均点のウソ――統計情報の意味
   1-1 ウソ・その1――知らずにつくウソ(1)
   1-2 ウソ・その2――知らずにつくウソ(2)
   1-3 ウソ・その3――意図的につくウソ
 2.数式は言語
 3.配点の工夫
 4.配点調整の実際

第6章 学年全体で英語の評価をしたい
 1.5段階評価と10段階評価
 2.5段階評価と10段階評価の実際
 3.成績表と平均の表の作成
 4.評点の分布表の作成
 5.評価会議の実際

第7章 平均点が同じクラスの違いを知りたい
 1.クラスの特徴を分析する
   1-1 ヒストグラムを描く

第8章 生徒に弱点を知らせたい
 1.正答率
   1-1 小問別、技能別の正答率
   1-2 正答率の求め方
 2.レーダーチャートの作成
   2-1 レーダーチャートとは何か
   2-2 レーダーチャートの作成
   → (著者による「レーダーチャート自動作成プログラム」は
   こちら→ http://www.ne.jp/asahi/eca/hamaoka/)

第9章 成績が伸びているか否かを知りたい
 1.偏差値による判断
   1-1 偏差値の長所
   1-2 偏差値の短所
 2.偏差値の算出
 3.偏差値の変化のグラフ
 4.観察結果の利用

第10章 教師の反省材料を得たい
      ――正答率、問題の偏り、項目分析
 1.生徒の能力の分析
 2.分析の視点
 3.得点状況と生徒の得点との関係を示す表の作成
 4.問題点

第11章 ネイティブの採点基準を知りたい
      ――ネイティブ・スピーカーなら大丈夫?
 1.評価のズレ
   1-1 評価の信頼性
   1-2 評価の要素
   1-3 実際に評価される要素
   1-4 ACTFLの評価基準
 2.相関
   1-1 相関関係
   1-2 相関係数の意味
   1-3 相関係数の算出
   1-4 散布図の作成

第12章 生徒の反応を授業に生かしたい
 1.アンケート調査の方法
   1-1 アンケート調査の概略
   1-2 アンケート調査――実施の手順
 2.Excelによるデータ集計手順
   2-1 調査結果の入力
   2-2 データのチェック
   2-3 データの集計
 3.回答のゆれと誤差
   3-1 標本誤差と非標本誤差
   3-2 サンプルの抽出法

●応用編
第13章 実証的研究の進め方のABC
 1.実証的研究とは
 2.研究計画の立て方と流れ
   2-1 研究課題の設定
   2-2 文献を分析的、批判的に読む
   2-3 仮題名の決定
   2-4 目的と研究仮説の設定
   2-5 研究デザインの組み立て
   2-6 予備調査・予備実験を必ず行え
   2-7 本調査・本実験
   2-8 データの集計・分析
   2-9 結果の分析と記述
   2-10 結論
   2-11 考察と今後の課題
   2-12 発表
   2-13 発表後の連絡

第14章 文献研究

参考文献
索引

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