内容
基本操作から裏ワザまで丁寧に解説します
テストの結果を、どのように利用していますか? Excelを使って記録・分析すれば、平均点・正答率・偏差値など数値による学習成果の測定はもちろん、設問の良否・生徒の弱点・クラスの傾向など、効果的な指導法のためのヒントがたくさん見えてきます!
目次
●基本編
第1章 テストの目的と種類、結果の利用
1.テストの種類
2.テストを実施する前に考えるべきこと
3.Excelを使って何ができるか
4.授業の反省材料としてのテストのデータ
第2章 Excelの基本操作
1.Excelを使う前に
1-1 コンピュータの使用
1-2 コンピュータの操作
1-3 ファイルの使い方(バックアップ)
2.Excelの基本概念
3.Exceln構成
4.基本操作
4-1 基本操作のための用語
4-2 並べ替え(ソート)
4-3 合計点、平均点、標準偏差などの求め方
第3章 学年始めにやりたいこと
――到達度別のクラス編成をしたい
1.学力テストの結果の見方と利用の仕方
1-1 テストの目的
1-2 得点データから得られる情報
1-3 正しいデータを手に入れるためには
2.テストの分析
2-1 クラス、男女、指導者などの違いによる比較
2-2 正答率、各選択技の選択率
2-3 クラス分けの実際
第4章 成績を能率的につけたい
1.平常点の記録
1-1 データ管理のコツ
1-2 注意点
1-3 得点表の作成――重み付けの工夫
1-4 平常点の取り方
2.実際に用いるいくつかのテクニック
2-1 列、行の挿入
2-2 列、行の非表示と再表示
3.重み付けと換算
3-1 重み付け
3-2 記号の換算部
第5章 平均点を上げたい
1.平均点のウソ――統計情報の意味
1-1 ウソ・その1――知らずにつくウソ(1)
1-2 ウソ・その2――知らずにつくウソ(2)
1-3 ウソ・その3――意図的につくウソ
2.数式は言語
3.配点の工夫
4.配点調整の実際
第6章 学年全体で英語の評価をしたい
1.5段階評価と10段階評価
2.5段階評価と10段階評価の実際
3.成績表と平均の表の作成
4.評点の分布表の作成
5.評価会議の実際
第7章 平均点が同じクラスの違いを知りたい
1.クラスの特徴を分析する
1-1 ヒストグラムを描く
第8章 生徒に弱点を知らせたい
1.正答率
1-1 小問別、技能別の正答率
1-2 正答率の求め方
2.レーダーチャートの作成
2-1 レーダーチャートとは何か
2-2 レーダーチャートの作成
→ (著者による「レーダーチャート自動作成プログラム」は
こちら→ http://www.ne.jp/asahi/eca/hamaoka/)
第9章 成績が伸びているか否かを知りたい
1.偏差値による判断
1-1 偏差値の長所
1-2 偏差値の短所
2.偏差値の算出
3.偏差値の変化のグラフ
4.観察結果の利用
第10章 教師の反省材料を得たい
――正答率、問題の偏り、項目分析
1.生徒の能力の分析
2.分析の視点
3.得点状況と生徒の得点との関係を示す表の作成
4.問題点
第11章 ネイティブの採点基準を知りたい
――ネイティブ・スピーカーなら大丈夫?
1.評価のズレ
1-1 評価の信頼性
1-2 評価の要素
1-3 実際に評価される要素
1-4 ACTFLの評価基準
2.相関
1-1 相関関係
1-2 相関係数の意味
1-3 相関係数の算出
1-4 散布図の作成
第12章 生徒の反応を授業に生かしたい
1.アンケート調査の方法
1-1 アンケート調査の概略
1-2 アンケート調査――実施の手順
2.Excelによるデータ集計手順
2-1 調査結果の入力
2-2 データのチェック
2-3 データの集計
3.回答のゆれと誤差
3-1 標本誤差と非標本誤差
3-2 サンプルの抽出法
●応用編
第13章 実証的研究の進め方のABC
1.実証的研究とは
2.研究計画の立て方と流れ
2-1 研究課題の設定
2-2 文献を分析的、批判的に読む
2-3 仮題名の決定
2-4 目的と研究仮説の設定
2-5 研究デザインの組み立て
2-6 予備調査・予備実験を必ず行え
2-7 本調査・本実験
2-8 データの集計・分析
2-9 結果の分析と記述
2-10 結論
2-11 考察と今後の課題
2-12 発表
2-13 発表後の連絡
第14章 文献研究
参考文献
索引