英語音声学・音韻論

英語音声学・音韻論
著者 ピーター・ローチ
島岡丘
三浦弘
ジャンル 書籍 > 英語・英語学 > 音声・文法・語法
出版年月日 1996/12/01
ISBN 9784469243925
判型・ページ数 A5・306ページ
定価 4,180円(本体3,800円+税10%)

内容

理論よりも実際の音を重視した現代英語の音声学・音韻論テキスト

Received Pronunciation(容認発音)の発音に基づく音声学・音韻論のテキスト。豊富な練習問題に加え、「問題点と関連文献についての注記」「教師への注記」などを付し、さらに進んだ研究を目指す学習者への配慮も怠らない。また、訳者注ではアメリカ英語へも言及されている。単音から始まり、この一冊で文強勢、イントネーションなど文レベルまで幅広く扱う。

目次

日本語版への序
第2版へのはしがき
謝辞
訳者はしがき
本書の使い方
音声記号一覧

第1章 序論

第2章 言語音の発出
 2.1 喉頭より上部の調音器官
 2.2 母音と子音
 2.3 英語の短母音

第3章 長母音・二重母音・三重母音
 3.1 長母音と短母音
 3.2 二重母音
 3.3 三重母音

第4章 発音と子音
 4.1 喉頭
 4.2 呼吸と発声
 4.3 破裂音
 4.4 英語の破裂音
 4.5 硬音と軟音

第5章 音素
 5.1 音素
 5.2 記号と表記
 5.3 音韻論

第6章 摩擦音と破擦音
 6.1 摩擦音と破擦音の発出
 6.2 英語の摩擦音
 6.3 破擦音
 6.4 硬子音

第7章 鼻音とその他の子音
 7.1 鼻音
 7.2 l
 7.3 r
 7.4 J と W

第8章 音節

第9章 強音節と弱音節
 9.1 強いと弱い
 9.2 母音(あいまい母音)
 9.3 狭・前舌母音と狭・奥舌母音
 9.4 音節主音的子音

第10章 単一語の強勢
 10.1 強勢の性質
 10.2 強勢のレベル
 10.3 語における強勢の配置

第11章 複合語の強勢
 11.1 複合語
 11.2 接尾辞
 11.3 接頭辞
 11.4 合成語
 11.5 強勢の変化
 11.6 対になる語類

第12章 弱形

第13章 音素分析の問題点
 13.1 分析の問題
 13.2 割当て(音素設定)の問題

第14章 連続した音声の諸相
 14.1 リズム
 14.2 同化
 14.3 脱落
 14.4 連結

第15章 イントネーション(1)
 15.1 イントネーションの形式と機能
 15.2 音調と音調言語
 15.3 複合音調とピッチの高さ
 15.4 英語の音調の機能

第16章 イントネーション(2)
 16.1 音調単位
 16.2 音調単位の構造
 16.3 単一音調単位におけるピッチの可能性

第17章 イントネーション(3)
 17.1 尾部が続く降昇調と昇降調
 17.2 高頭部と低頭部
 17.3 イントネーションの形式を分析する際の問題点

第18章 イントネーションの機能(1)
 18.1 イントネーションの態度的機能

第19章 イントネーションの機能(2)
 19.1 イントネーションのアクセント的機能
 19.2 イントネーションの文法的機能
 19.3 イントネーションの談話機能
 19.4 まとめ

第20章 音声学・音韻論研究の発展領域
 20.1 弁別素性
 20.2 実験音声学
 20.3 特徴的な発音様式に関する研究

録音練習問題
 テープ・ユニット2 英語の短母音
 テープ・ユニット3 長母音・二重母音・三重母音
 テープ・ユニット4 破裂音
 テープ・ユニット5 復習
 テープ・ユニット6 摩擦音と破裂音
 テープ・ユニット7 その他の子音
 テープ・ユニット8 子音連結
 テープ・ユニット9 弱音節
 テープ・ユニット10 語強勢
 テープ・ユニット11 複合語の強勢
 テープ・ユニット12 弱形
 テープ・ユニット13 復習
 テープ・ユニット14 脱落
 テープ・ユニット15 音調
 テープ・ユニット16 音調単位
 テープ・ユニット17 イントネーション
 テープ・ユニット18 イントネーション――会話からの抜粋
 テープ・ユニット19 談話の音素表記
 テープ・ユニット20 談話の発展練習

筆記練習問題の解答
録音練習問題の解答
推薦図書
参考文献
訳者注
索引

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