新英文法選書4 助動詞

新英文法選書4 助動詞
著者 太田朗
梶田優
浅川照夫
鎌田精三郎
ジャンル 書籍 > 英語・英語学 > 英語・英語学
出版年月日 1986/02/01
ISBN 9784469142143
判型・ページ数 A5・242ページ
定価 2,640円(本体2,400円+税10%)

内容

助動詞を統語的・意味的両側面からとらえ直す

助動詞には、時制、疑問文・否定文・強調構文に現れるdo、完了形のhave、進行形・受動態のbe、法助動詞などがあり、疑問文や否定文のみならず種々の構文においてこれらの助動詞の現れ方には十分注意する必要がある。たとえば、どの助動詞がどういう条件で省略できるか、助動詞と主語の語順転倒の条件は何か、副詞と助動詞の位置関係に制限はあるか、等々。本巻では、一見、何の変哲もないように見えるが、実際は非常に複雑な助動詞の統語的な側面を、多くの実例を挙げながら、平易に解きほぐしていく。 さらに主に意味の面から、「現在形と現在進行形のどちらかを用いたらよいか」「過去形と現在進行形のどちらを用いたらよいか」「法助動詞はどのような意味やニュアンスを持つのか」「条件文では時制や法助動詞がどのように働くか」等々の具体的問題にできるだけ多くの手がかりを提供できるように、やさしく解説を試みた。

目次

第1章 助動詞の内部構造
 1.1 助動詞と動詞
 1.2 助動詞の内部構造
 1.3 助動詞の順序付け

第2章 助動詞の統語的特徴
 2.1 助動詞と省略
 2.2 助動詞と倒置
 2.3 助動詞と否定辞
 2.4 助動詞と補文構造
 2.5 助動詞と命令文
 2.6 助動詞と副詞
 2.7 助動詞とthere is構文
 2.8 特殊な助動詞の用法

第3章 時制と相の意味
 3.1 動詞(句)の分類
 3.2 単純現在形の意味
 3.3 単純過去形の意味
 3.4 完了形の意味
 3.5 進行形の意味
 3.6 未来を表す表現
 3.7 分詞・動名詞・不定詞における時間
 3.8 命令文と時間
 3.9 時制の一致
 3.10 時間接続詞の役割

第4章 法助動詞の意味
 4.1 法助動詞の意味と特徴
 4.2 法助動詞と否定
 4.3 法助動詞と擬似的法助動詞
 4.4 間接的発話行為
 4.5 法助動詞の含意

第5章 条件文
 5.1 開放条件・家庭条件
 5.2 条件文の意味
 5.3 条件説に現れる法助動詞

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