骨が語る

スケルトン探偵の報告書

骨が語る
著者 鈴木隆雄
ジャンル 書籍 > 言語・言語学 > エッセイ
シリーズ ドルフィン・ブックス
出版年月日 2000/04/10
ISBN 9784469212556
判型・ページ数 四六・200ページ
定価 1,650円(本体1,500円+税10%)

内容

1本の骨から何が読みとれるか?

性別、年齢、死因、そして、骨に潜む数万年の進化の歴史……。老化の早かった縄文人、古人骨に残された戦いの傷、胸骨のない美女、古病理学者のスケルトン探偵が案内する興味津々の骨学入門。

目次

第Ⅰ部 スケルトン探偵団中国に飛ぶ
 <1>古人骨から見た日本列島の人々
 <2>弥生人はどこから渡来したか
 <3>西安人骨調査団
 <4>骨から分かる病気とその病変からの推理

第Ⅱ部 骨を病んだ人々
 <1>ツタンカーメン王と古代エジプト人たち
 <2>中世イタリア美人の胸の内
 <3>ロートレックと破骨細胞
 <4>ルノワールとリウマチ

第Ⅲ部 「骨の進化」についての報告書
 <1>動物は内骨格と外骨格で分けられる
 <2>生物進化の道から探る骨の起源
 <3>脊椎の誕生とギックリ腰
 <4>脊椎動物の骨は体内に作ったカルシウム・プール
 <5>脊椎動物特有のカルシウム代謝

第Ⅳ部 「骨の老化」についての報告書
 <1>老化とは何か
 <2>骨が溶ける――骨粗鬆症の恐怖
 <3>硬い骨が余分にできる――変形性関節症
 <4>骨の老化の時代的変遷――縄文、江戸、…そして現代

第Ⅴ部 「骨の日常活動」についての報告書
 <1>骨を設計する遺伝子
 <2>骨の破壊と再生
 <3>肉眼でみられる骨の構造
 <4>骨の発生と成長のメカニズム

参考文献

あとがき

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