コミュニケーション学入門

内容

現代は高度情報化社会といわれ、情報摩擦・文化摩擦が問題となり、国際問題から日常生活にいたるまでコミュニケーションのあり方が問い直されている時代である。本書は時代に即応して、コミュニケーションのメカニズムと問題点を分かりやすく解説した格好の入門書である。

目次

第1章 コミュニケーションとは何か(兼高聖雄)
1.コミュニケーションの要素
2.人間は情報をどう受け取っているか
3.コミュニケーションの心理

第2章 ことばと記号のコミュニケーション(岡野雅雄)
1.記号のひろがり
2.組み合わせ記号
3.「似ている」ことと「となりあう」こと

第3章 非言語コミュニケーション(大山茂夫)
1.ことばを支えて包むもの
2.身体が発散するメッセージ

第4章 集団とコミュニケーション(兼高聖雄)
1.集団とはなにか
2.集団が個人に与えるもの
3.集団の構造とコミュニケーション
4.コミュニケーションと個人、集団

第5章 マス・コミュニケーションと現代社会(吉岡至)
1.マス・メディアが社会を変える
2.マス・メディアが社会に与えるインパクト

第6章 映像コミュニケーション(新井久爾夫)
1.映画の誕生まで
2.テレビとコミュニケーション

第7章 新聞とジャーナリズム(大田信男)
1.焦土の上の新聞再出発
2.高度成長と新聞体質
3.新聞ジャーナリズムと「知る権利」

第8章 広告コミュニケーション(山川浩二)
1.広告を今どうとらえるか
2.広告コミュニケーションの諸相
3.広告コミュニケーションの変化期

第9章 若者文化とコミュニケーション(諸橋泰樹)
1.消費社会と雑誌文化
2.音楽コミュニケーションと現在
3.「おたく」社会のコミュニケーションのゆくえ

第10章 政治コミュニケーション(平岩俊司)
1.政治体制とマス・メディア
2.国勢政治とコミュニケーション
3.国際社会とマス・メディア

第11章 新しい情報技術とコミュニケーション革命(河村一樹)
1.コンピュータ・コミュニケーションの変遷
2.コンピュータ・ネットワークの動向
3.マン・マシン・インターフェイスの動向
4.コミュニケーション形態の変遷

第12章 情報化の進展と社会生活への影響(中森強)
1.日常生活での情報化
2.産業構造での情報化
3.さまざまな分野での情報化
4.社会情報化のメリット・デメリット

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