ソシュールの言語論 その淵源と展開

原題:Ferdinand de Saussure

ソシュールの言語論 その淵源と展開
著者 E.F.K.ケルナー
山中桂一
ジャンル 書籍 > 言語・言語学 > 言語論・言語哲学
出版年月日 1982/06/20
ISBN 9784469211047
判型・ページ数 A5・442ページ
定価 4,620円(本体4,200円+税10%)

内容

現代言語学の祖とされるスイスの言語学者、フェルナン・ド・ソシュールの全体像を文献学的に再構築した労作。同時代への関わりと後の時代への影響にわたり詳細な検討を加えた本書は、長らく翻訳が待ち望まれていた。ソシュール思想の源泉を発掘し、その展開をあとづけながら、思想史の一環としての言語学のありようをさぐろうとした意図は壮大とも言える。言語学、国語学、外国語学にたずさわる学徒にたずさわる学徒には必見の書。原著者による詳注は、ことに文献学的価値を高めている。

目次

[序論研究]目的の概要
[1]F・ド・ソシュールとかれの言語理論の展開
F・ド・ソシュールの略歴
ソシュールの形成期における知的範型
ソシュールに対する言語学からの影響
第一部の結び

[2]ソシュールにおける諸原理の展開と今日の言語理論にたいする意義
『講義』の編纂と解釈の諸問題
ソシュールの言語理論における基本概念と、ソシュール以後におけるその展開
第二部のまとめ

[結び]ソシュールの『講義』と言語科学の現況

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