ことば遊びの民族誌

ことば遊びの民族誌
著者 江口一久
ジャンル 書籍 > 言語・言語学 > 各論
出版年月日 1990/03/10
ISBN 9784469211566
判型・ページ数 菊判・482ページ
定価 7,369円(本体6,699円+税10%)

内容

世界各地で人々は様々なことば遊びを楽しんできた。本書は古代シュメールの謎々から20世紀のロシアのジョークまで、豊富な実例を収録。27名の専門家が文化的背景も含め、あたかも民族誌を書くように記述した類のない案内書。

目次

I 古代世界のことば遊び
1.ギリシャ・ローマ世界におけることば遊び
2.シュメールのことば遊び

II 東アジアのことば遊び
3.現代上海のことばの遊び―音韻体系からみた一考察
4.満州語のことば遊び
5.朝鮮語のことば遊び
6.日本の昔話にみられることば遊び

III 詩学とことば遊び
7.チベット語のことば遊び
8.中国の古典遊戯詩

IV 不可解なものを探る
9.古代インド祭式文献における語呂合わせの意味
10.拆字考

V 東南アジアのことば遊び
11.ビルマ語のことば遊び
12.詩の遊び ムラユ人のパントゥン

VI アフリカのことば遊び
13.スワヒリ地方のことば遊び
14.フルベ族のことば遊び
15.ハウサ族のことば遊び

VIIなぞなぞの世界
16.モンゴル語のことば遊び
17.ペキン語のことば遊び
18.ユカテク・マヤ語のことば遊び
19.イラク族のことば遊び

VIII ことば遊びのダイナミズム
20.フィンランドの子供のことば遊び
21.チリの言語遊戯

IX 生成することば遊び
22.現代ソビエト社会の民衆伝承としてのチュクチ・ジョーク
23.ことば遊びの萌芽―トクピジン(ピジン語)の場合

X ことわざの世界
24.メリナ族のことば遊び
25.リンガラ語とモンゴ語によることわざの挨拶

XI ことば遊びの諸相
26.ことば遊びと音楽
27.「子どもの本」と言語遊戯

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