甲骨文の話

新刊
甲骨文の話
著者 松丸道雄
ジャンル 書籍 > アジア・漢学/漢字文化 > あじあブックス
シリーズ あじあブックス
出版年月日 2017/07/20
ISBN 9784469233193
判型・ページ数 四六・240ページ
定価 本体1,800円+税

内容

漢字三千年史の萌芽を語る…!

松丸道雄先生の六十余年にわたる甲骨学研究のエッセンスが読みやすい形で新たな一冊に! 若き日の論文「甲骨文略説」、壮大な歴史研究「殷人の観念世界」、「十二支の「巳」をめぐる奇妙な問題」、書き下ろし「『甲骨文合集』の刊行とその後の研究」など11本の論考・講演録を収録。甲骨文字発見から百二十年のいま改めて、漢字の源流、甲骨文字の世界を味わえる一冊。

目次

はじめに

I 甲骨文略説
はじめに/発見と研究のはじまり/甲骨文の材料・使用法/殷代王室世系の解明/甲骨文の時代決定/字形の変遷/書体と貞人・契刻者との関係/甲骨文字の刻り方/漢字史における位置づけ/おわりに

II 甲骨文の話
はじめに/甲骨文の発見/殷のみやこ/王のなまえ/時期区分/字形と書体/占トの内容・狩猟/占トの内容・戦争/さらに勉強したい人のために

III 殷人の観念世界

IV 「甲骨文」における「書体」とは何か
問題の所在/董氏断代研究における「書体」論/書契者は誰か/結語

V 古文字“解読”の方法――甲骨文字はなぜ読めたのか
解読の要件/甲骨文字の性格/金文学の成果/甲骨文字“解読”の一例

VI 甲骨文字のしくみ
甲骨文研究の百年/唐蘭氏の分類/甲骨文特有の造字法

VII 漢字形成期の字形―─甲骨文字“文字域”についての試論
はじめに/『甲骨文編』の構造/甲骨文字“文字域”とは/“文字域”と音韻/今後の課題

VIII 殷代王室の世系
はじめに/殷代王室世系の孝定/董作賓氏の断代研究/先王・先妣祭祀の研究/殷王室の構造の解明に向けて

IX 十二支の「巳」をめぐる奇妙な問題
干支とは/甲骨文の干支/十二支の文字の移動

X 漢字起源問題の新展開――山東省鄒平県出土の「丁公陶片」をめぐって
はじめに/記号と文字/丁公陶片の出現/馮時氏の新見解と彝族・彝語・彝文の概略/馮氏説の検討/彝・夷・尸について/龍虬陶片と良渚文化における陶文/山東龍山・良渚両文化の衰退と殷周文化の勃興/おわりに

XI 『甲骨文合集』の刊行とその後の研究

おわりに
原載一覧

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