<アクティブ・ラーニング対応>日本語を分析するレッスン

内容

講義ではなく議論!

「しりとり」「若者ことば」「マンガ」「漫才」などのことばに関わる身近な話題ごとに章を設定し、学生同士の議論を通じて言語分析の基本的な方法が身につくようにした全く新しいタイプの「日本語学」テキスト。大学の初年次教育、一般教養科目、専門基礎科目に最適!

目次

この本を読んでくださる方へ

レッスン1 しりとり
次は何の音で始めるべきか迷う場合/1つのことばとして認めるか迷う場合/ずるいと言われそうなことば/一般的なことばかどうかが問題となる場合

レッスン2 ことばの意味
意味が似ていることば/複数の解釈ができることば/2つの部分が組み合わさったことばの意味/文字どおりの意味と違う意味になる場合

レッスン3 若者ことば
略して言う若者ことば/程度が高いことを表す若者ことば/あいまいにぼかす若者ことば/「ちがう」の若者ことば

レッスン4 和語・漢語・外来語
和語と漢語と外来語の区別/和語と漢語の使い分け/外来語の使い方/外来語が受け入れられるときの形の変化

レッスン5 会話の失敗
伝えようとしていない意味を相手が感じとってしまう失敗/お客さんの心をつかめない接客の失敗/相手に悪い印象を与えてしまう失敗/会話がうまくいく方法

レッスン6 音声と文字
1つの音が2種類の文字で表される場合/長音の書き方/外来語音の書き方/助数詞と音の変化

レッスン7 ことば遊び
シャレ/早口ことば/ことばのなぞなぞ/回文

レッスン8 話しことばと書きことば
話しことばでの音の変化/話しことばに現れる文/話しことばを読みやすい書きことばにする/小説の会話文

レッスン9 あいまい文
聞いたときの「あいまい文」/読んだときの「あいまい文」/係り方のあいまいさ/省略されている語句のあいまいさ

レッスン10 カタカナ
日本語の文字の使い分けの基本/漢字を避けてカタカナで書くことのあることば/特別にカタカナで表されることば/カタカナによってニュアンスを付け加えることば

レッスン11 マンガのことば
マンガにみられる話しことばの表現/人間のことばの表し方/擬音語・擬態語による表現/ことばで笑わせるマンガ

レッスン12 方言
方言によって言い方が違うことば/標準語と同じ形の方言/方言だと意識されにくい方言/方言の動詞の活用

レッスン13 丁寧体と普通体
丁寧に言う形/丁寧体と普通体の使い分け/普通体の中の丁寧体/丁寧体の中の普通体

レッスン14 漫才のことば
ことばの形や意味が笑いにつながる場合/何かを言わないことが笑いにつながる場合/言うべきでないことを言うことが笑いにつながる場合/予想を裏切る言動が笑いにつながる場合

レッスン15 外国の人の日本語
ことばの使い方が違う外国の人の日本語/ことばの組み合わせ方が違う外国の人の日本語/いつ何を言うかが違う外国の人の日本語/どう書くかが違う外国の人の日本語

ジャンル