スポーツマネジメント 改訂版

内容

豊富な具体例をもとに基礎が学べる入門書

スポーツにマネジメントが必要とされる背景から、スポーツ関連組織の意思決定やリーダーシップ、チーム・クラブの事業運営、スポーツリーグの権利の帰属や収益、トップ選手の発掘・育成、競技統括団体の財政、ファンビジネスのあり方、さらにはスポーツマネジメントに必要な法知識までを扱う。近年の変化をふまえ改訂。

目次

第1章 スポーツマネジメントをめぐる社会的背景
 1.スポーツマネジメントの源流
  [1]スポーツマネジメントの歴史的発展
  [2]専門家集団の誕生
  [3]グローバル化する専門家集団
  [4]なぜスポーツマネジメントが普及したのか
   (1)欧米におけるスポーツビジネスの拡大
   (2)国際的なスポーツマネジメントの人材需要の高まり
   (3)トップスポーツのパラダイムシフト――企業スポーツから起業スポーツへ
 2.生涯スポーツの時代からマネジメントの時代へ
  [1]社会体育の時代
  [2]コミュニティスポーツの時代
  [3]生涯スポーツの時代
  [4]そしてスポーツマネジメントの時代へ
 3.ボランタリー社会におけるスポーツマネジメント
  [1]ボランタリー社会について
  [2]ボランタリー社会に育つコミュニティビジネス
 4.スポーツが誘発する地域イノベーション
  [1]イノベーションの概念
  [2]スポーツと地域イノベーション
  [3]スポーツと地域イノベーションを阻害する要因

第2章 スポーツマネジメントの発展
 1.スポーツとメディアの関係
  [1]みるスポーツとしてのスポーツの特徴
  [2]戦略的スポーツコミュニケーションモデル
  [3]スポーツとメディア
   (1)活字メディア
   (2)電子メディア
   (3)ニューメディア(インターネットや最新テクノロジー)
 2.スポーツと人的資源(Human Resource)の関係
  [1]スポーツ組織における人的資源
  [2]個人的な相違
  [3]人的資源活用の実践に必要な要素
  [4]人的資源マネジメントの結果
 3.スポーツとダイバーシティ
  [1]ダイバーシティ
  [2]ダイバーシティの分類
  [3]ダイバーシティ・マネジメント
 4.日本のスポーツ政策とマネジメントの課題
  [1]日本のスポーツ振興政策
  [2]日本のスポーツ政策の今後の課題

第3章 スポーツ関連組織のマネジメント
 1.スポーツ組織とは何か
 2.モチベーション・マネジメント
  [1]モチベーションの基礎理論――内容理論と過程理論
  [2]モチベーション・マネジメントの考え方
 3.コミュニケーションと意思決定プロセス
  [1]組織におけるコミュニケーション
  [2]意思決定プロセスと場のマネジメント
 4.リーダーシップ・スタイル
  [1]リーダーシップ研究の変遷
  [2]組織イノベーションと変革型リーダーシップ

第4章 組織行動と発展
 1.スポーツ組織の統治と経営戦略
  [1]スポーツと組織
  [2]スポーツ組織のガバナンス
  [3]スポーツ組織の経営戦略
  [4]組織行動と個人――組織コミットメントの視点
 2.組織の外部環境分析と市場分析方法
  [1]組織と環境分析
  [2]環境分析とSWOT分析
  [3]市場分析とPEST分析
 3.組織の内部環境分析
  [1]内部環境と経営資源
 4.競争優位を構築するための基本戦略
  [1]競争優位とは
  [2]コストリーダーシップ戦略
  [3]差別化戦略
  [4]集中戦略
  [5]選択すべき戦略

第5章 スポーツマネジメントに必要な法知識
 1.団体と法
  [1]団体の法人格
  [2]公益法人制度改革
 2.団体の機能・役割・義務
  [1]団体の自治
  [2]規約・ルール
  [3]団体の義務
  [4]公平・公正な団体運営
 3.スポーツ指導サービスをめぐる法的問題
  [1]法的責任
   (1)不正行為責任
   (2)債務不履行責任
  [2]リスクマネジメント
   (1)危険予見と結果回避
   (2)保険
   (3)免責をめぐる問題
 4.スポーツビジネスと法
  [1]契約
  [2]契約の分類
  [3]知的財産権の保護
   (1)特許
   (2)著作権
   (3)商標権
   (4)不正競争防止法
  [4]独占禁止法
  [5]その他のスポーツビジネスに関する権利
   (1)商品化権
   (2)肖像権・パブリシティ権
   (3)スポンサーの権利
 5.紛争とその解決
  [1]紛争解決手続
   (1)調停
   (2)仲裁
   (3)裁判
  [2]スポーツ専門紛争解決機関
   (1)スポーツ仲裁裁判所(CAS)
   (2)日本スポーツ仲裁機構(JSAA)

第6章 スポーツチームのマネジメント
 1.チーム・クラブ運営事業のビジネス・プロセス
  [1]着実なクラブ運営
  [2]強いチーム
  [3]チームとファンの強固な関係
  [4]財政的成功
 2.営利と非営利の二面性を持つチーム・クラブ運営事業
 3.チーム・クラブ運営事業の概念的枠組み
  [1]環境状況
   (1)組織間環境
   (2)市場環境
   (3)技術
  [2]使命と戦略
   (1)使命
   (2)戦略
  [3]組織、個人属性および成果
   (1)統治
   (2)組織構造と組織行動
   (3)個人属性
   (4)成果
 4.チーム・クラブ運営事業の将来

第7章 スポーツリーグのマネジメント
 1.スポーツリーグの経済学的・経営学的な理解――競争と協働
  [1]「スポーツリーグ」の定義
  [2]スポーツリーグのプロダクトとビジネスの特徴
  [3]スポーツリーグの類型
  [4]シングルエンティティ
 2.スポーツリーグにおける権利の帰属と収益性
  [1]マネジメントによる収益性の違い
 3.スポーツリーグの社会的便益
  [1]スポーツリーグの社会的便益
  [2]スポーツリーグと競技の普及・育成
   (1)開放的・競争的スポーツリーグと競技の普及・育成
   (2)閉鎖的・独占的スポーツリーグと競技の普及・育成
 4.わが国におけるスポーツリーグのマネジメント
  [1]プロ野球
  [2]Jリーグ
  [3]企業スポーツリーグ
  [4]独立リーグ

第8章 トップスポーツ選手のマネジメント
 1.選手の発掘と育成
  [1]中国の科学的スポーツタレント発掘
  [2]日本のスポーツタレント発掘の取り組み
 2.指導育成のマネジメント
  [1]日本の競技スポーツ向上のための支援体制
  [2]これからのトップアスリートの指導育成における課題
 3.選手マネジメントの実際
  [1]スポーツビズ
  [2]IMG

第9章 スポーツ組織のマネジメント
 1.国際競技連盟の組織
  [1]国際競技連盟組織
  [2]国際競技連盟組織の財務状況(IOCとFIFAの事例)
  [3]国際競技連盟の組織が果たす役割
 2.国内スポーツ統括団体の組織運営
  [1]国内スポーツ統括団体
  [2]国内スポーツ統括団体の財務状況(JOCと日本体育協会の事例)
  [3]国内スポーツ統括団体の役割
 3.組織発展に向けたマネジメント
  [1]財政基盤の確立・強化
  [2]マネジメント能力を持った人材の育成
 4.経営力と競技力
  [1]経営力と競技力の関係性
  [2]経営力×普及力×競技力

第10章 スポーツファンのマネジメント――ファンビジネス成功の方程式――
 1.背景――企業スポーツのパラダイムシフト
 2.ファンビジネス成功の方程式
 3.X1:商品アイデンティティ
 4.X2:地域密着化とステークホルダー
  [1]地元ファンの獲得
  [2]地域密着とは?
  [3]コミュニティビジネスの文脈
 5.X3:リーダーシップ(GM)
  [1]GMの必要性
  [2]変革型リーダーシップ
  [3]スポーツビジネスに必要なリーダーシップ
 6.X4:トポス(場)と舞台のクオリティ
  [1]トポフィリアとトポフォビア
  [2]舞台のクオリティ
  [3]舞台へのアクセス
  [4]指定管理者制度と舞台のクオリティ
 7.X5:ブランディング
  [1]ブランドとは何か?
  [2]ブランドの進化
  [3]プロバスケットボールのチーム・ブランディング
  [4]ブランディングの課題――約束と実行
  [5]天国への螺旋階段

さくいん

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