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競技説明

競技スポーツ
ラグビー
おいたちと発展
 1987年から4年ごとに開催されているラグビー・ワールドカップは,その大会収益が示すように,今やオリンピック,サッカーワールドカップ,世界陸上選手権などに次ぐ世界的なスポーツイベントに成長していると言われている。
 世界的に発展した「ラグビー」というスポーツは,中世のイングランドにおいて民衆の間で盛んに行われていたフットボールから生まれた。このフットボールは,その後,上流階級の子弟が学ぶパブリック・スクールで盛んに行われるようになり,独自のゲーム形態やルールが形作られ普及していった。そして,1871年には,パブリック・スクールのひとつであるラグビー校式のフットボール統括組織としてイングランド・ラグビー協会(RFU)が設立され,これによってラグビーは,英国全土から世界各地の英国植民地に広がり,世界各地で行われるようになった。
 現在では,はじめに紹介した15人制ラグビーのワールドカップのほかに,7人制ラグビーや女子ラグビーのワールドカップも4年に1回開催されている。
 我が国では,1899年にイギリスのクラーク氏とケンブリッジ大学から帰国した田中銀之助によって慶応大学の塾生に伝えられたのが始まりとされている。その後,1926年には日本協会が設立され,現在では,12~3万人の競技人口を数えるほどの発展を遂げるに至っている。
 さて,ラグビーの歴史を語る場合に欠かせない有名なエピソードを紹介する。それは,「1823年,ラグビー校の生徒エリス少年が,フットボールのゲーム中に,興奮のあまりルールを無視してボールを手で持って走ってしまった。ラグビーはこの偶然のハプニングによって生まれた」という話である。
 しかし,この説には確証がなく,いまだ論議のあるところとなっている。

施設と用具
施設と用具

競技の進め方

(1)チームの編成

  競技は1チーム15名以内のプレーヤーで行う。負傷交代およびプレーヤーの入れ替えは,最多7名まで。正式に交代したプレーヤーは再びその試合に参加できない。出血したプレーヤーは,出血が収まり傷口が覆われるまで,競技区域から出ていなければならない。この場合,交代のプレーヤーが一時的にプレーすることができる。出血したプレーヤーが15分以内に戻らない場合,一時的に交代したプレーヤーが正式な交代となる。

(2)競技時間

 競技時間は80分以内,高校・高専は70分以内と決められているが,日本の高校では60分,中学では40分で行われることが多い。
 試合は相等しい時間の前・後半に分け,ハーフタイムに10分間の休息をとる(大会規定により高校は5分以内)。
 競技中にレフリーが承認した休止による遅延は,その時間だけ競技時間を延長する。

(3)ゲームの開始

 ゲームに先立ち,両チームのキャプテンがレフリー立ち会いのもとにトスを行い,トスに勝った側が,キックオフをするかエンドを選ぶかのどちらかを決める。
 ゲームの開始は,トスで権利を得たチームのハーフウェイライン中央からのドロップキックによるキックオフによって行う。
 後半は前半とサイドを交代し,前半の競技開始時にキックオフをしなかったチームのキックオフによって開始する。

(4)トライ・ゴール後のプレーの再開

 得点された方のチームのハーフウェイライン中央でのドロップキックによるキックオフによって再開する。

(5)プレーの中断と再開

  反則やボールのタッチなどで主審の笛によって中断されたプレーは,その笛の原因となったプレーの種類によってその地点もしくは誓い場所で,スクラム,ラインアウト,ペナルティキック,フリーキックによって再開する。
 次の場合は防御側にドロップアウトが与えられ,22mラインからの防御側のドロップキックによってプレーを再開する。
 ・攻撃側が防御側のインゴールに持ち込んだ(蹴り込んだ)ボールを防御側がグラウンディングしたとき。
 ・攻撃側が防御側のインゴールに持ち込んだ(蹴り込んだ)ボールが防御側のタッチインゴールに出るかデッドボールラインを越えたとき。

(6)得点

  トライ…5点
  コンバージョン(トライ後の)ゴール…2点
  ペナルティキックのゴール…3点
  その他のドロップキックのゴール…3点

(7)ゲームの勝敗

 試合時間内の得点の多いチームを勝ちとする。同点の場合は,トライ数の多いチームを勝ちとする。


用語解説
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