昭和39年(1964)から文部省(現:文部科学省)では,「体力診断テスト」と「運動能力テスト」から構成される「スポーツテスト」を実施してきた。このテストは,昭和36年に成立した「スポーツ振興法」にもとづき,昭和38年に保健体育審議会が「正しいスポーツの発展と国民体力の向上」をねらいとして答申した内容をベースとしていた。
しかし,開始以来三十数年が経過し,体力に関する学問的な考え方の変化や,急速な高齢化にともなう60歳以上の高齢者に対する体力テストの開発の必要性,測定上の安全性,学校での授業時間の減少などによるテストに必要な所要時間の短縮化,測定方法の簡易化とテスト項目の精選,そして天候の影響を受けずに実施できるテスト項目の作成等々,検討すべき点が多く指摘されるようになり,「新体力テスト」が開発された。
[出典:体育科教育2000年4月号]
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