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 今年の参加校は全国509校。合計で7万4,249もの「国語辞典に載せたい言葉」が寄せられました。北原保雄審査委員長および選考委員による厳正なる選考の結果、大賞50作品(うち最優秀作品賞10作品)、優秀賞194作品、佳作2,153作品を選定いたしましたので、ここにご報告申し上げます。

 参加校数は前回に比べて微減ですが、500を超える学校と7万を超える生徒のみなさんのご参加をいただくなど、本キャンペーンの定着ぶりを窺える結果となりました。本キャンペーンの趣旨にご賛同をいただき、応募のとりまとめをいただいた先生方に、あらためて御礼申し上げます。

 今回ご紹介するのは最優秀作品賞を受賞した10作品です。言葉を観察し、言葉についての意識を深め、感性を豊かにしていく――本キャンペーンがそのきっかけになれば幸いでございます。大修館書店は、今後も、辞書が生徒のみなさんにとってより身近なものとなるよう、取り組みを続けて参ります。






中学校 高等学校 高専ほか
287校 220校 2校 509校
36,922作品 35,431作品 1,896作品 74,249作品




 個人賞部門
 「もっと明鏡」大賞  50作品 (最優秀作品賞10作品含む)
 優秀賞  194作品
 佳 作  2,153作品

 学校賞部門
 最優秀学校賞  10校
 学校賞  51校




審査委員長 北原保雄  『明鏡国語辞典』編者

 このキャンペーンも5回目となりますが、今回もまた多数の作品の応募がありました。皆さんに「国語辞典に載せたい言葉」を探して、それを自分の言葉で定義してもらうというこのキャンペーンの趣旨が、広く理解されてきていることを実感します。辞典に載っていない言葉を探すことは、実は大変なことです。辞典に載っている言葉は厳選されたものですから、それら以上に載せたい言葉となるとそう簡単には見つからないのです。 新語は辞書に載っていませんから、勢い応募作品には新語が多くなります。中には、自分で創作したのではないかと思われるような新語もありました。四字熟語をもじったものには特にそれが感じられました。ただし、「家産家消」「国民捻金」「死者誤入」のような世相を反映した傑作もありました。
 最優秀作品には10作品という枠がありますが、受賞作品の他にも、「鰯買い」「婚圧」「降臨」「どや顔」「アディ男」「疎保護」「鼻障り」「ハツマタ」「深帽」「もし似」「ラフ着」などの佳作がありました。
 最後になりましたが、学校賞を受賞した学校の先生にお礼を申し上げます。教室における指導の結果がたくさんの応募につながっているのだと思います。新しい言葉、新しい使い方に関心を持ち敏感になることは、言葉の力を身につけるために大切なことです。そして、言葉の定義に興味を持ち、その難しさを知ることは、もっと大切なことです。言葉の定義の学習は言葉を大切にする心の育成にも役立ちます。
北原保雄(きたはら・やすお)=1936年、新潟県柏崎市生まれ。1966年、東京教育大学大学院修了。文学博士。筑波大学名誉教授(元筑波大学長)。[主な編著書]『日本語助動詞の研究』、『青葉は青いか』、『日本語逆引き辞典』、『問題な日本語』シリーズ、『KY式日本語~ローマ字略語がなぜ流行るのか~』『みんなで国語辞典2 あふれる新語』(以上小社刊)、『日本国語大辞典 第二版』(小学館)など。