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 今年の参加校は全国528校。合計で7万5,940もの「国語辞典に載せたい言葉」が寄せられました。北原保雄審査委員長および選考委員による厳正なる選考の結果、大賞50作品(うち最優秀作品賞10作品)、優秀賞195作品、佳作2,065作品を選定いたしましたので、ここにご報告申し上げます。
 前回に比べて、参加校数は約60校、応募作品数にして約1万3,000の増加と、本キャンペーンが年を追うごとに定着してきていることが窺える結果となりました。本キャンペーンの趣旨にご賛同いただき、ご応募くださった先生方に、この場をお借りしてあらためて御礼申し上げます。
 今回ご紹介するのは最優秀作品賞を受賞した10作品です。言葉を観察し、言葉についての意識を深め、感性を豊かにしていく――本キャンペーンがそのきっかけになれば幸いでございます。大修館書店は、今後も、辞書が生徒の皆さんにとってより身近なものとなるよう、取り組みを続けて参ります。





中学校 高等学校 高専ほか 大学
304校 222校 1校 1校 528校
35,143作品 39,424作品 1,370作品 3作品 75,940作品




 個人賞部門
 「もっと明鏡」大賞  50作品 (最優秀作品賞10作品含む)
 優秀賞  195作品
 佳 作  2,065作品

 学校賞部門
 最優秀学校賞  11校
 学校賞  60校




審査委員長 北原保雄  『明鏡国語辞典』編者

 今回もたくさんの応募をいただき感謝します。言葉に興味と関心を持つ人の多いことに改めて驚き、そして嬉しく思いました。おもしろい言葉、変な言葉に心を止め、どういう意味だろう、どのように使うのだろうと考えてみることはとても大切なことです。特別な言葉だけでなく、日ごろ使っている言葉についても、その意味や使い方を正しく理解し正しく使うことは大切なことです。自分の言葉をつねに修正し、磨き上げていくことが、言葉力向上の王道です。
 今回もまた、たくさんの作品の中から最優秀作品・優秀作品を選考するのにたいへん苦労しました、複数の応募のない作品の中には、応募のために作ったのではないかと疑われるものがあります。四字漢語の言い換えが目立ちました。既存の四字漢語と同音のものを作り、その意味や漢字表記を楽しむのは大いに結構なことですが、こういう作品はすぐに優秀作品というわけにはいきません。
 逆に複数の応募のあった作品では、どの解説が優秀かを判定するのに苦しみました。また、インターネットで調べてみるとかなり多くヒットするものがあり、そういう語を新語と言えるかという問題もありました。しかし、ある程度流通していてこそ新語です。解説も含めてなるほどと思うものを優秀作品と認定しました。
 新しい言葉、変な言葉を使って楽しむことは悪いことではありません。しかし、変な言葉であることを知って使うのと、無頓着に使うのとは違います。時と場合、そして相手を考えて、正しく美しい言葉を使うようにしましょう。
北原保雄(きたはら・やすお)=1936年、新潟県柏崎市生まれ。1966年、東京教育大学大学院修了。文学博士。筑波大学名誉教授(元筑波大学長)。聖徳大学学事顧問。[主な編著書]『日本語助動詞の研究』、『青葉は青いか』、『日本語逆引き辞典』、『問題な日本語』シリーズ、『KY式日本語~ローマ字略語がなぜ流行るのか~』『みんなで国語辞典2 あふれる新語』(以上小社刊)、『日本国語大辞典 第二版』(小学館)など。