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みんなで作ろう国語辞典!「もっと明鏡」キャンペーン
結果発表・講評 審査員特別賞+傑作選
最優秀賞には届かなかったが、事務局が強く推したい中学生の2作品と、辞典の項目とするには個性が強すぎたが、選考委員の記憶に強く残った作品の数々をご紹介します。
もっとめいきょうたいしょう 2006
がぜん【俄然】
よさのる【与謝野る】
がぜん【俄然】
この意味は若者だけでなく一般にも使われているから、新しいものではないが、最新のカタカナ語に際限なく冠するのは若者の用法。用例が活き活きとしている。(北原)
いろいろな場所で、どんな時にも使えるという、雰囲気重視のとても便利な表現。選挙のキャッチフレーズでも使えそう。「俄然やる気、元気、井脇!」。(事務局)
よさのる【与謝野る】
人の名前に「る」を付けて動詞化することは、「エガワる」など昔からあったが、類語「フランシスコ=ザビエーる」と合わせて、いかにも中学生の造語らしい。(北原)
ここにきて、なぜか再ブレイクの与謝野晶子さん。ちなみに、仲がよいことは「ムシャい」というらしいが、身体測定を「丈くらべる」とはいわない。(事務局)
事務局の勝手にオススメ傑作選
世界初!?人生のつまった国語辞典
けっこん【結婚】
小西喜久太郎さん(兵庫県)のリアリティあふれる作品集。ほかに、【結婚生活】…アリ地獄。【家庭】…秘密基地がほしい。【浮気】…人妻に手を出すな!【愛人】…面倒見ている間は良いが、面倒見られるようになると捨てられる。【離婚】…元々赤の他人の成れの果て。【定年】…忍耐の始まりです。
子ども相手以外では使わないで下さい
くわぁんくわぁん
渋沢郁代さん(神奈川県)の作品。ほかにも幼児語の投稿は多数ありましたが、いずれも子どものための言葉です、念のため。【おっき】…子どもがおきるさま。【ぽちゃ】…お風呂のこと。【おっちゃんこ】…おすわり。【もー】…トイレの後におしりをふいてもらうときの動作。おしりを後ろに突き出した形、など。
やっぱりサラリーマンは気楽な稼業!?
うえが【上が】
T・Kさん(愛知県)の作品。社長にならない限り、サラリーマンが一生使える免罪符ですね。【ノミニケーション】…中年以降のサラリーマンが、自分が酒を飲みたいがために、無理やり若者を飲みに連れて行く口実。【セレソン】…会社の出世コースに乗っている人材。女子社員に好評を得ている男性社員。【ベルサ】…ベルが鳴ったらさっさと帰る、など。
デビューにも、重ねた年齢が!
ももひきデビュー【ももひきデビュー】
M・Jさん(長野県)の作品。格好良くなったといってもやっぱりももひきという言葉には独特の哀感が。「デビュー」という言葉もいろんなニュアンスで使われているようで、【公園デビュー】…小さな子どもを連れて、初めて近所の公園に遊びに行くこと。【高校デビュー】…中学時代地味だった人が高校入学を機に急に派手になること。【コテハンデビュー】…インターネット上の掲示板で固定ハンドルネーム(固有の名前)を使い始めること、など。
標準語では表現できないニュアンスです
みすする【ミスする】
T・Sさん(神奈川県)の作品。日本語の豊かさを感じさせる方言の投稿が全国各地から集まりました。【よだきい】…めんどくさい(大分県からの投稿)。【キトキト】新鮮な魚(富山県からの投稿)。【さらえる】食事の残り物をまとめること(愛知県からの投稿)。【いずい】窮屈というかむずがゆい、そんな感じ(宮城県からの投稿)、など。いずれも方言ならではの独特のニュアンスです。
編集部も感心!辞典掲載候補作
玄人の渋い着眼です
てぐし【手櫛】
佐々木義雄さん(京都府)の作品。大賞受賞作「粗辞」をはじめ、その着眼に思わずうなります。新しい言葉や斬新な解説の多い中で、一見地味ですがとても光っています。
動物好き編集者なら間違いなく収録
にくきゅう【肉球】
Y・Yさん(東京都)の作品。ほかにも何人かの方からいただきました。国語辞典には野球用語が充実していると言われますが、犬好き・猫好きの人が辞書を作ったら、この言葉は確実に収録です。
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