今年度も実施するかやや迷ったが,ここで止めては効果が上がらずじまいなので,方法を改善して実施することとした。
<改善点>
①学校行事の一つとして明確に位置づける
教職員,生徒に対して共に意識を促す。
②告知を早めにする
4月当初に保護者等にわたす学校カレンダーに,あらかじめ年2回の弁当の日を明記。
③お弁当を自分でつくることの良さを共有する
カウンセリングだより等を適宜出す。
④家庭科で1,2年生対象に献立作成を指導
3年生は授業がないため出来ず。
⑤「まとめの時間」を設定
朝25分間,写真撮影,情報交換,アンケート記入をするための時間を設定。
1年生は夏休み前に献立作成の方法を指導,2年生は食物分野の授業中に献立を作成させ,どちらも実際につくってみることを夏休みの課題とした。栄養のことがあまりわかっていなくても,献立しやすいように「主食」「主菜」「副菜」などと欄を区切って,書きやすいようにした。
→宿題なので成績に入れると告知。
→夏休み後,担当者がアドバイスを記入して,弁当の日の一週間前に返却。
アンケートは,実施してこなかった生徒も答えられるような内容にいつもしてきたが,今回からアンケートを記入する時間が十分確保されたので,実施前後の生徒の気持ちや変容がわかるようなアンケート項目にした。「まとめの時間」では,朝早く起きてつくってきた生徒の思いを受け止め,また,つくってこなかった生徒に対しては次回へ意欲が繫がることをねらいとした。
「まとめの時間」の指導は担任に依頼。高校は教科担任制なので食に関する指導はやや困難にも思われたが,予算や時間がない中,工夫して写真撮影等をしてくださった。担任の先生もお弁当をつくってきてくださった方もいた。しかし,多くの生徒がお弁当をつくってきたクラスは時間不足になり,反対に数人しかつくってこないクラスは時間が余った。これらのことから「まとめの時間」の担任の負担は大きかったと思われる。
(1)平成22年度第1回お弁当の日(10/4)
テーマ「旬の食材を用いたお弁当」
どの学年も実施率は増加,特に1,2年生が飛躍的に増加。学校平均は昨年18.5%から2倍以上の41.7%に。1年の男子ばかりのクラスが16人つくってきて,一同で驚いた。
<実施率>
平成21年1回目 1年22.5% 2年21.0% 3年11.9%
平成22年1回目 1年62.2% 2年47.5% 3年13.4%
1位87.5%(1年5組)
2位73.2%(1年1組)
実施率が上昇したのは,かけ声だけでなく,献立の立て方を指導したことによって知識を得,自分でもつくれるという気持ちにさせたからではないかと思われる。当初,生徒が考えた献立は,卵焼き,唐揚げ,ポテトサラダなど市販の弁当そのものといったものも多かったが,献立作成の際に野菜や海藻,キノコなども活用するように促したところ,素晴らしい献立が増加した。
(2)平成22年度第2回お弁当の日(2/11)
テーマ「大切なあの人に食べてもらいたいお弁当」
日頃お弁当をつくってくれている母親への感謝を述べている生徒が多かったが,昼食にレトルト食品ばかりを食べている父親の健康を気遣って栄養バランスのとれた弁当をつくった生徒もいた。
<実施率>
平成22年2回目 1年生53.8% 2年生19.1% (3年生は実施せず)
学校平均36.8%
自分でお弁当をつくった割合(ランキング上位5クラス)
| 1位 |
1年5組 |
94.9% |
| 2位 |
1年1組 |
61.5% |
| 3位 |
1年3組 |
55.0% |
| 4位 |
2年5組 |
46.2% |
| 5位 |
1年2組 |
42.5% |
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