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絵画に見る近代中国
西洋からの視線


ウィリアム・シャング(安田震一)著

讀賣新聞(2001年6月10日号)
毎日新聞(2001年6月25日号)
日本経済新聞(2001年7月1日号)
新美術新聞(2001年7月11日号)
チャイニーズ・ドラゴン(2001年7月10日号)
などの各紙・誌絶賛!!



 本書は、18世紀の末葉、西欧諸国が中国・清朝に送った使節が記録のために描いた絵に端を発し、写真に取って代わられるまでの約100年間に描かれた「歴史画」というジャンルの絵画について考察したものです。やがてその技法が現地の画家たちに広まると、歴史画はアジア貿易に携わった欧米商人たちが記念に描かせたり、お土産として故国に持ち帰られたりして絵葉書のような役割を果たすようになります。そしてついには中国貿易の一品目として「中国貿易画」というジャンルを築くまでに至ります。

 絵画にかかれた事物を通じて知る当時の東アジアの姿や、さらには、絵画を描いた欧米人の視点、またこれらの画風を模倣して発展させた中国人画家の視点など興味深い内容を織り交ぜつつ、イギリス・アメリカ・日本・香港・シンガポール・ペナンなどに所蔵されたカラー154点、モノクロ21点の貴重な図版を紹介しています。

 著者ウィリアム・シャング氏は東京生まれ。本書は日本語で書かれました。

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◆「海外に見る近代中国」特選コレクション
※以下の写真は本文掲載のものです。無断使用・転載は固くお断りいたします。



[同じ人なのに…。]
(p11:図2/p101:図27)

モデルは同じ、カール・ギュッツラフ。ジョージ・チネリーの描いた絵(左)は男前ですが、中国人画家の描く彼の姿(右)は守銭奴そのもの。




[ジャンク出現]
(p68:図31)

テームズ河のほとり、ウィンザー城。手前に浮かぶのが、なぜジャンク船なのでしょうか。





[はた、と気が付く]
(p77:図6、7)

広東に並ぶ外国商館。上の絵にある旗が下の絵にないのには歴史的な理由がありました。




[観光名所で会いましょう]
(p149:図17)

優雅にポーズをとるこの男性は、ヨーロッパでも有名な人物でした。その秘密は本文にて。




[磁器づくりパラパラ劇場]
(p196:図22-32)

磁器ができあがるまでを1セットで描いた作品。できの悪い作品を割っているシーンまで、克明に描かれています。


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