
【ヨコのカギ】
1 「馬齢(ばれい)」は、自分の年齢をへりくだっていう語。「馬齢を重ねる[加える]」は、これといったこともしないでむだに年をとるという意味。
3 「御息女(ごそくじょ)」は他人の娘を敬っていう語。「息女」自体でも他人の娘の敬称。
7 「宅(たく)」は自分の家、また、妻が他人に自分の夫をいう語。「御宅」は他人の住居、相手の夫・会社などをいう。
8 「鶴(つる)は千年亀(かめ)は万年」などというように、カメは、古来、ツルとともに長寿でめでたい動物とされる。
9 「諸君(しょくん)」は、主に男性が同等かそれ以下の相手に軽い敬意や親愛の気持ちをこめて使う。「諸氏(しょし)」は、「諸君」より敬意が高く、改まった言い方。
10 「親御(おやご)」は、「親御さん」「親御様」の形で、他人の父母を敬っていう語。
12 「家弟(かてい)」は、他人に対して自分の弟をいうやや古い言い方。「舎弟(しゃてい)」とも。
14 「御恩(ごおん)」は、他人を敬って、その人から受ける恩をいう語。
16 「承(うけたまわ)る」は、「受ける」「引き受ける」、また「聞く」「伝え聞く」の謙譲語。「受け」+「賜(たまわ)る」意だが、「受け賜る」と書くのは避けたい。
18 「叡(えい)」は、天子に関することを尊んでいう語。「叡覧(えいらん)」は、天子がご覧になること。「叡慮(えいりょ)」は、天子のお考え。
19 「愛顧」は商人や芸人あるいは目下の者をひいきにすること。ひいきされる側からは、「ご愛顧」の形で使う。
21 「いかほど」は、数量や値段などの程度について、疑問・反語を表す、やや古風で丁寧な言い方。「おいくら」も正解だが、ここには入らない。
23 他人の「意向(いこう)」を敬っていう場合は、「御(ご)」をつけて「ご意向」とする。
24 「羽毛(うもう)」は、鳥の羽。
26 「いかがお過ごしですか?」は、相手の、最近の状況を尋ねる敬語表現。
27 「若輩(弱輩)(じゃくはい)」は年が若い者、経験が浅い未熟者の意で、自分を卑下(ひげ)していう。「若輩者」の形でも使う。他人に対して使うと、軽蔑の意を含む。
【タテのカギ】
1 「万障(ばんしょう)」は、あらゆる差し支(つか)えの意。「繰り合わせ」はやりくりして都合をつけること。「万障お繰り合わせの上」は、相手の都合を配慮しながら、参加や出席を促すときの表現。
2 「致し方」は、「致し方(が)ない」「致し方(が)あるまい」の形で、「しかたがない」の丁寧で改まった言い方。
4 「粗茶(そちゃ)」は、粗末な茶。人に茶をすすめる際にへりくだっていう語。
5 「時下(じか)」は近ごろ、このごろ、目下(もっか)の意。手紙文の冒頭で副詞的に使う。
6 「嫁(よめ)」を丁寧に、また親しんでいうと「嫁さん」。尊敬の意を込めて「嫁君(よめぎみ)」「嫁御(よめご)」などともいう。
10 「お祝(いわ)い」は、「祝い」の尊敬語。
11 「御後(ごご)」は、貴人・宮殿・神社などを敬って、その後ろをいう語
13 「手前ども」は、自分と自分側の者をへりくだっていう表現。
15 「お蚕(かいこ)」は、カイコを親しみをこめて丁寧にいう語。
17 「献花(けんか)」は、神前や霊前などに花をささげること。「献」はささげるの意。
19 「あいにく(生憎)」は、物事が予想どおりに進まず残念だという気持ちを表す。「おあいにく様」は、相手の期待に添えずに申し訳ないという気持ちでいう。皮肉で使うこともある。
20 「高名(こうめい)」は、相手の名を敬っていう語。「御(ご)」を添えた、より敬意の高い言い方も広く行われる。
21 「います(坐す)」は、「ある」「いる」などの尊敬語。古語の動詞「ます」の上に「い」が付いた古い動詞。現代語の「(家に)います」(「居る」+丁寧の「ます」)とは別語。
22 「芳志(ほうし)」は、相手を敬って、その心遣いをいう語。「芳情」「芳心」と同意。
25 「氏(うじ)」は名字の下に付いて敬意を表す。古風な言い方で、現在では「氏(し)」。
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