社会疫学<下>

新刊

内容

健康・幸福な社会づくりを目指すあなたに

イチロー・カワチ教授(ハーバード公衆衛生大学院)の人気講義“Society and Health”の指定教科書待望の邦訳!
研究を政策につなげる! 行動経済学を応用した保健対策、ライフコース・アプローチ、社会的決定要因が健康に影響を及ぼす生物学的メカニズム、社会を動かすアドボカシーまで。

目次

第9章 感情と健康
Affective States and Health
ローラ・D・クブザンスキー、アシュリー・ウィニング、イチロー・カワチ

1 社会的文脈における感情
2 歴史的変遷
3 感情と健康をつなぐメカニズム
4 感情理論の概要
5 感情と健康に関する研究へのアプローチ
6 定義と測定
7 感情と健康の関係についてのエビデンス
8 新しい方向性
9 結論

第10章 社会的文脈における健康行動介入(抄訳)
Changing Health Behaviors in a Social Context
カッサンドラ・オケチュクウ、カーステン・ディヴィソン、カレン・エモンス

第11章 心理社会的な介入研究
Experimental Psychosocial Interventions
トーマス・A・グラス、エイミー・M・クレス、リサ・F・バークマン

1 心理社会的介入とは何か
2 心理社会的介入のタイプ
3 提案1:理論に基づく
4 提案2:特定の心理社会的メカニズムをターゲットにする
5 提案3:適切な健康アウトカムを見出す
6 提案4:介入においてライフコースを考慮する
7 提案5:可能な限り強力なデザインを追求する
8 今後の研究の方向性

第12章 政策と社会疫学研究
Policies as Tools for Research and Translation in Social Epidemiology
M・マリア・グリモール

1 政策変更はなぜ重要なのか
2 上流戦略と下流戦略の比較:集団の健康利益
3 社会経済的資源に影響を及ぼす上流政策の根拠
4 社会的に集積する健康のリスク要因を対象とする政策
5 将来の方向性
6 政策に関連する社会疫学研究
7 健康政策評価のための疫学的アイデア
8 結論

第13章 行動経済学の保健対策への応用
Applications of Behavioral Economics to Improve Health
イチロー・カワチ

1 Len問題
2 行動変容はなぜこれほど難しいか
3 ヒューリスティックとバイアス
4 デフォルト・オプションとナッジ
5 異時点間選択と遅延割引:L’enfer est plein de bonnes volontes et desirs
6 異時点間選択の神経科学
7 双曲型割引の政策応用:タバコ税の場合
8 コミットメントデバイス
9 スーパーチャージ・インセンティブ
10 フレーミング効果と損失回避
11 フレーミング効果の健康メッセージへの応用
12 健康的食行動の動機づけにおけるフレーミング効果
13 行動経済学の政策応用に関する論争
14 行動経済学と社会的な健康格差
15 結論

第14章 社会的状況と健康をつなぐ生物学的経路―メカニズムと新たな課題―
Biological Pathways Linking Social Conditions and Health: Plausible Mechanisms and Emerging Puzzles
ローラ・D・クブザンスキー、テレサ・E・シーマン、M・マリア・グリモール

1 生物学的プロセスの重要性
2 体内に入り込む:社会的逆境状況に対する生理的反応
3 影響の緩和、可塑性、可逆性
4 今後の研究の展開と課題
5 結論

第15章 科学から政策へ
From Science to Policy
マイケル・マーモット、ジェシカ・アレン

1 健康の社会的決定要因アプローチ:エビデンスの確立と政策化
2 政策化の障害と課題
3 おわりに

なぜいま社会疫学なのか(監訳者解説)

監訳者あとがき
付属資料:社会疫学における代表的な心理社会的介入研究一覧
索引
編者紹介・監訳者紹介・訳者紹介

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