続・本格派のための「英文解釈」道場

新刊

内容

英文をどこまで深く読めるか?

幸福・美・永遠性・絶望・科学・死・禅・・・さまざまなテーマの英文を通して「人間の存在とは何か?」を探る。英文解釈の技術を磨くとともに、読み物として英語で人生論を味わえる。

目次

はじめに

第1章 人生に意味はあるのか・・・無の章
 あなたは何のために生きてらっしゃるのか? あるいは自分の人生に自分自身を超えた普遍的な意味があるとお考えだろうか? この問題に関する現代人の一般的な意識をまとめてみよう。

第2章 静かなる絶望・・・絶の章
 せっかく一回きりの人生を生きていながら、あなたは生きて在ることが楽しくてたまらないか? むしろ生きて在る悦びと無関係な、ロボットのような生き方を強いられてないか?

第3章 「不死の人」・・・不の章
 多くの人は時間的にできるだけ長く生きることがすなわち人生の勝利である、幸せにつながると考えているようだ、単なる長さが人生の充実度を測るバロメーターになるのか。
第4章 愛しきかな、人生・・・執の章
 楽しいとか辛いとかを超えて我々は生に執着し、これを失うことに本能的な恐怖を抱いている。何なんでしょう、この人生?

第5章 世界の神秘性・・・覚の章
 花一輪をじっと見つめているだけで、世界の神秘に対する驚嘆と、世界とは何かという答えなき疑問の念が心を満たしてくる。

第6章 我々はなんと美しい世界に住んでいることか・・・美の章
 この世界の驚愕せんばかりの美しさ、その神秘性に、我々は何か大いなるものの働きを感じないではおれない。

第7章 宗教と科学の合体・・・融の章
 宗教は時代遅れの人格神という神概念から、合理的な科学の思想を通して脱しないといけないと、20世紀最大の知性アインシュタインは唱える。

第8章 ウパニシャッドの世界観・・・宙の章
 人類の歴史とともに古い、世界の構造を説いた神話がある。神話は世界の構造を伝える「至高のフィクション」。大作家のモームが世界の「永遠性」の部分を解説してくれる。
第9章 「汝は其れである」・・・真の章
 人類とともに古い真理――それは宇宙の生命原理が我々の裡にもあるということ。我々が宇宙なのだということ。

第10章 生命の根源と一体化し孤独を脱する・・・命の章
 我々は独りではない。世界そのものなのだ。自分の裡にある生命原理に気づいたとき、人は生命の洪水の中に生きる道が見えてくる。漱石に代わり、あるアメリカ作家は梵我一如の境地に到達した。

第11章 死んだらどうなるの?・・・死の章
 登場人物の口を通して人間の死後の在り方を語るシャーロット・ブロンテは、決して「宗教」の教えをオウム返しにしているのではない。そこには、鋭敏な作家が自分の感性と直感で悟り観た実在の世界がある。

第12章 「而今の山水は、古仏の道現成なり」・・・道の章
 『正法眼クラ』における道元の言葉は難関であるが、要するにアメリカの思想家エマソンと同じことを語っている。

第13章 幸せな生き方とは・・・幸の章
 意識層に自分の無意識層を取り込んで生きるとき、人は本体の自己を、つまり真に幸福な生き方をとることができる。ラッセルの「幸福論」のエッセンスを見てみよう。

あとがき

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